研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
病院の栄養ケアを看護師主導から臨床栄養士主導へ移したとき、何が変わったか――デンマークの呼吸器内科病棟での検討
入院患者の低栄養は、入院期間の長期化、予後の悪化、生活の質の低下、死亡率の上昇と関連することが知られています。そのため、入院時に栄養面のリスクがある患者を早く見つけ、適切に対応することが重要とされ、国際的な指針でも栄養リスクスクリーニング(入院患者が低栄養の危険を抱えているかを点数で判定する手順)が…
公開日: 2026年10月14日 05:26
甘味を感じる受容体と血糖・体重調節の関わり
著者らは、甘味を感じる仕組みが、体内のエネルギーや体重の調節にどう関わるのかを検討しました。この論文は関連する知見を整理した総説で、甘味の受容体が通常の体の働きや糖尿病・肥満に果たす役割と、予防や治療の標的となる可能性を取り上げています。
公開日: 2026年10月05日 05:31
超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究
慢性腎臓病(CKD)のある人では、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症が問題になることがあります。その管理をめぐる栄養ガイドラインは、個々の状態に合わせてカリウム摂取量を調整する方法を重視しており、カリウムの少ない食品を選ぶことや、超加工食品を避けることが勧められてきました。超加工食品とは、…
公開日: 2026年10月03日 05:24
回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究
回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、食べ物を避けたり摂取量を制限したりする状態が続き、生活に支障が生じる摂食障害です。体型や体重へのこだわりが主な原因ではない点が特徴とされます。
公開日: 2026年09月30日 01:28
超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考
2025年11月、医学誌ランセットが超加工食品(UPF)に関する3部構成のシリーズを掲載しました。その第1部でMonteiroらは、超加工食品が長年続いてきた食生活を置き換えることで食事の質が低下し、食事に関連する複数の慢性疾患のリスクが高まるという仮説を示しました。さらに、因果関係を推論するための…
公開日: 2026年09月28日 20:16
栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み
食品の栄養価を成分から点数化し、簡潔な表示にまとめる仕組みを栄養プロファイリングと呼びます。欧州のいくつかの国で包装前面の表示として使われているNutri-Scoreは、その一例です。Nutri-Scoreには飲料用、一般食品用、油脂やナッツ・種実など高脂肪食品用の3つのアルゴリズムがあり、エネルギ…
公開日: 2026年09月25日 09:22
食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性
飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…
公開日: 2026年09月04日 04:48