研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
酸化ストレスの高い環境から、常温で多価不飽和脂肪酸をつくる細菌を探す
多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、アシル鎖に二重結合を二つ以上もつ脂肪酸です。論文によれば、PUFAは細胞膜の構成成分として働くほか、シグナル伝達にかかわる分子のもとにもなり、一部はヒトの食事に欠かせない必須栄養素だと説明されています。
公開日: 2026年09月30日 03:45
大人の回避・制限性食物摂取症(ARFID)——当事者が語る困りごとと症状のたどる道
回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、食べる量や栄養が足りなくなり、心身や日常生活に大きな支障が出る摂食の障害です。やせたい、体型を変えたいという動機によるものではなく、食べること自体への関心の乏しさ、食べ物の見た目・におい・食感といった感覚的な特徴への敏感さ、あるいは吐いたり喉に詰まらせたりとい…
公開日: 2026年09月21日 07:14
腸の炎症を鎮める方向へ――細菌とω-3脂肪酸を組み合わせた発酵物を、潰瘍性大腸炎患者の組織で試した研究
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が続く病気で、クローン病などとともに炎症性腸疾患(IBD)と総称されます。論文によれば、IBDは世界で680万人が罹患しており、サリチル酸製剤やステロイドが第一選択の治療として使われてきましたが、これらは病気の自然経過そのものを変…
公開日: 2026年09月14日 19:29
オンライン食料品店の『スワップ提案』は健康的な買い物を後押しできるか、米国での実験結果
オンラインでスーパーの買い物をしていると、「こちらの商品はいかがですか」といったおすすめ表示を目にすることがあります。こうした提案の仕組みを応用し、より健康的な商品や環境負荷の低い商品への「置き換え(スワップ)」を勧めたら、実際に人々の買い物の中身は変わるのでしょうか。米国スタンフォード大学医学部や…
公開日: 2026年09月10日 09:23
夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査
スーパーで買い物かごに何を入れるか、フライパンで何を炒めるか——食卓に並ぶまでの一連の作業に、家庭の子どもがどれだけ関わっているかは、食生活の中身と関係しているのだろうか。今回紹介する研究は、12〜17歳の青少年を対象に、夕食の準備や買い物の手伝いの頻度と、スナック菓子や清涼飲料、菓子パンなどに代表…
公開日: 2026年09月08日 21:30
低所得世帯の10代は食をどう体験しているか——ベルリンの若者の声を聞く研究
十分な食事がとれるかどうかは、大人が思う以上に子どもや若者の毎日の気分や体調に直結します。ドイツでは低所得世帯に対して公的な補助(ビュルガーゲルトなどの給付制度)が用意されていますが、その額が実際の食費をまかなうには不十分だという指摘は以前からありました。ただし、こうした状況を大人ではなく当事者であ…
公開日: 2026年08月31日 16:59
超加工食品の「風味料」「着色料」「甘味料」とうつ病リスク、英国バイオバンク研究が示す関連性
コンビニのお弁当やスナック菓子、清涼飲料水など、私たちの食卓には「超加工食品」と呼ばれる食品があふれています。超加工食品とは、香料や着色料、甘味料といった食品添加物を多く使い、工業的な加工を経て作られる食品のことです。近年、こうした食品の摂取が心の健康、特にうつ病と関係しているのではないかという議論…
公開日: 2026年08月23日 01:38
糖尿病のタイプによって「植物性中心の食事」と心血管リスクの関係は変わる?——ドイツの研究から
糖尿病といっても、その中身は一様ではありません。近年の研究では、発症の仕方や体質の違いによって糖尿病がいくつかの「サブタイプ」に分けられることがわかってきました。同じ「糖尿病」という診断名でも、実はタイプによって体の状態や合併症のリスクが異なる可能性があるのです。では、食事と心血管疾患(心筋梗塞や脳…
公開日: 2026年07月12日 21:34