研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
バングラデシュの乾燥魚に残るDDTとその代謝物 ― 全国96検体の調査報告
バングラデシュでは「シュトキ」と呼ばれる天日干しの乾燥魚が広く食べられており、低所得層にとって手頃なたんぱく源であると同時に、輸出産業としても定着しています。研究チームによれば、2023〜24会計年度の乾燥魚輸出額はおよそ540万米ドルに達しました。一方で、高温多湿の環境や乾燥・保管が不十分な条件は…
公開日: 2026年09月24日 04:53
最後の切り札「コリスチン」への耐性遺伝子mcr――大腸菌をめぐる報告をヒト・動物・食品・環境の横断で整理した総説
抗菌薬が効かなくなる「薬剤耐性(AMR)」は、細菌感染症の治療を難しくする世界的な健康問題として広がっています。論文の著者らは、大腸菌(Escherichia coli)がヒト・動物・食品・環境のあいだを行き来する細菌であることから、薬剤耐性の状況を監視するための指標となる生物として広く使われている…
公開日: 2026年09月18日 05:14
食品の偽装と汚染がもたらす健康・社会経済・法制度への影響――総説研究の紹介
著者らは、食品の「偽装(アダルタレーション)」と「汚染(コンタミネーション)」という二つの問題を包括的に整理することを目的とした総説をまとめました。ここでいう偽装とは、品質を下げる目的で不正な物質や有害な物質を意図的または偶発的に加えること、質の劣る異物で食品を置き換えること、本来含まれるべき成分を…
公開日: 2026年09月17日 08:32
バングラデシュの中等学校生徒における食品安全の知識・態度・実践を調べた全国調査
安全でない食品を口にすることで起こる健康被害は、世界的な公衆衛生上の課題とされています。論文の導入部で著者らは、汚染された食品による健康被害が世界で年間およそ6億人に及ぶという推計や、バングラデシュ国内でも年間3000万人が食品由来の疾患の影響を受けると報告されていることを紹介し、この国では急速な都…
公開日: 2026年09月13日 19:33
バングラデシュのドライフルーツ・ナッツ類にアフラトキシン汚染、市場調査で明らかに
レーズンやデーツ(ナツメヤシの実)、各種ナッツ類は、たんぱく質や良質な脂肪酸、カリウム、食物繊維、生理活性成分などを含み、風味や栄養価の高さから世界中で親しまれている食品です。しかし、これらの乾燥食品は高温多湿な環境下でカビが繁殖しやすく、なかでも発がん性が指摘されるアフラトキシンという毒素による汚…
公開日: 2026年08月31日 15:26
鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査
スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…
公開日: 2026年08月12日 00:27
生鮮果実の表面から多剤耐性の腸球菌を検出、研究報告
果物は日々の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るために欠かせない食品です。しかし、その表面には目に見えない微生物が付着していることがあり、なかには健康に影響を及ぼしうる細菌が含まれる可能性も指摘されています。今回紹介する研究は、市販されている生鮮果実の表面から、抗生物質が効きにくい「多…
公開日: 2026年08月08日 13:33