研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
放射線治療中の栄養状態と体重の変化を追った後ろ向きコホート研究
がんの放射線治療は腫瘍を局所的に抑え、生存期間を延ばすうえで重要な役割を果たしますが、口内炎や嚥下の痛み、食欲低下、吐き気などの副作用を伴うことがあり、食事量の減少や代謝の乱れを通じて低栄養や体重減少につながることが知られています。著者らは、これまでの研究の多くが特定のがん種に限られていたり、特定の…
公開日: 2026年09月17日 19:48
サウジアラビアの健康的な食事ガイドラインの実践度と、運動量・筋持久力・体組成との関連を調べた研究
ジムに通う人の多くは、健康のために必要な食事ガイドラインに従うことよりも、サプリメントの利用や食事制限を優先し、それによって運動のパフォーマンスを高めようとする傾向があると著者らは指摘しています。
公開日: 2026年09月17日 12:42
高齢者の食行動と身体活動は互いに影響し合うのか——中国の地域在住高齢者1256人を3回追跡した研究
加齢が進む社会では、高齢者が健康と自立した生活を保つうえで、生活習慣のうち変えられる部分に注目が集まっています。研究チームは、日々の暮らしの一部である「身体活動」と「肥満に関連する食行動」の二つに焦点を当てました。
公開日: 2026年09月17日 08:47
乳酸菌GKK1の摂取が運動後の疲労と筋損傷からの回復に与える影響を調べた無作為化試験
激しい運動をすると、筋肉に一時的な損傷が起き、力を出しにくくなったり疲労が残ったりします。研究では、こうした状態をそれぞれ「運動誘発性疲労」「運動誘発性筋損傷」と呼びます。著者らは、これらが神経と筋肉の働きを低下させ、運動後の回復を遅らせると説明しています。
公開日: 2026年09月17日 06:26
運動前のカカオポリフェノール摂取と「中枢性疲労」の関係を調べた研究
運動を続けていると力が出しにくくなります。この疲労には、筋肉そのものの働きが落ちる「末梢性疲労」と、脳や脊髄から筋肉へ送られる指令が弱まる「中枢性疲労」の二種類があると考えられています。研究チームによれば、中枢性疲労は単なる性能低下ではなく、筋肉の状態が危険な水準を超えないよう中枢神経系が働きかける…
公開日: 2026年09月16日 06:54
食べ物は肌の老化を支えられるか——機能性食品と生理活性成分に関する総説の紹介
肌の老化は、年齢とともに自然に進む変化(内因性老化)と、紫外線や大気汚染、喫煙、睡眠、ストレス、食事といった外からの要因(外因性老化)が重なって起こると、著者らは整理しています。見た目としては乾燥、小じわ、しわ、弾力の低下、きめの粗さ、色むら、そして肌を守るバリア機能の回復力の低下として現れます。
公開日: 2026年09月15日 19:04
食事由来ポリフェノールと栄養関連物質は膠芽腫治療の補助になりうるか——期待される作用機序と臨床応用の壁を整理した総説
膠芽腫(グリオブラストーマ)は、脳から発生する原発性腫瘍のなかで最も予後が悪いとされるがんです。著者らによれば、手術・放射線治療・化学療法を行っても、5年後まで生存する患者は7%未満にとどまります。
公開日: 2026年09月15日 17:55
女子サッカー選手におけるDHAとホエイタンパク質の4カ月間摂取——オメガ3の状態と赤血球・持久力との関係を調べた研究
オメガ3系多価不飽和脂肪酸は、心血管の健康や認知機能との関わりがよく知られています。一方で、運動パフォーマンスにどう関わるのかは、まだ十分に明らかになっていないと研究チームは述べています。想定されている道筋の一つが赤血球の膜の変化です。オメガ3脂肪酸は赤血球の膜に取り込まれるため、膜のしなやかさや血…
公開日: 2026年09月15日 17:51
自然由来成分と腸のバリア機能――2004年から2025年までの研究動向を文献計量で読み解く
私たちの腸の内側には、体の外から入ってくる食べ物の成分や無数の微生物と接する「腸管バリア」と呼ばれる仕組みがあります。腸の表面を覆う細胞の層とその細胞同士をつなぎ止めるタイトジャンクション(密着結合)、杯細胞が分泌する粘液の層、抗菌ペプチドや分泌型IgAといった化学的・免疫的な防御、さらに粘膜の内側…
公開日: 2026年09月15日 08:04
ゴルフ1ラウンド中の「ゆっくり吸収される糖」摂取と体の反応を調べた予備的研究
ゴルフは1ラウンドにおよそ4〜5時間かかり、体を動かす場面と、グリーンを読むなど高い集中力を要する場面が交互に続く競技です。運動強度そのものは中程度でも、長時間にわたって体にかかる負担が積み重なるため、著者らは、単にエネルギー不足を防ぐだけでなく、代謝を安定させる栄養の摂り方が重要だと述べています。
公開日: 2026年09月15日 07:36
口の衰えと日常生活動作の関連を調べた研究――栄養状態が果たす小さな役割
世界的に高齢化が進むなか、高齢者の生活機能の低下と介護需要の増大は公衆衛生上の大きな課題になっています。この研究で著者らが注目したのは「日常生活動作(ADL)」です。ADLとは、食事、着替え、排せつ、移動、歩行といった、自分の身の回りのことを自力で行う能力を指し、高齢者の基本的な身体機能を示す重要な…
公開日: 2026年09月14日 21:46
捨てられるアサイーの種を使った腸内細菌の試験管内発酵研究
アサイー(学名 Euterpe oleracea Mart.)はブラジル北部で経済的に重要な果実です。研究チームによれば、種は果実全体の重さのおよそ80%を占めると見積もられており、その結果、日々数百トン規模の副産物が十分に活用されないまま積み上がっています。
公開日: 2026年09月14日 16:26