研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
インドネシア発の伝統食「ジュブン」、成分と好まれ具合を科学の目で見る
お祭りや冠婚葬祭のときにだけ食べる、地域に根づいた昔ながらの食べもの——そんな「伝統食」は世界各地にありますが、近代化が進むなかで作り手が減り、次第に忘れられていくことも少なくありません。今回紹介する研究は、インドネシアのグレシック県に伝わる伝統食「ジュブン」を対象に、栄養面での特徴と、実際に食べた…
公開日: 2026年07月12日 05:33
持続可能な栄養への挑戦—世界の食料システムを変える研究の最前線
私たちが毎日口にする食べ物は、健康だけでなく地球環境にも大きな影響を与えています。近年、食料システムは環境の劣化を招く大きな要因であると同時に、人々の健康状態を左右する重要な要素として認識されるようになってきました。世界的な食生活のパターンは、生活習慣病などの非感染性疾患の増加とも深く結びついており…
公開日: 2026年07月12日 04:41
産地でここまで違う? トルコ産プロポリスの成分と、消化された後の変化を調べた研究
プロポリスは、ミツバチが植物の樹脂などを集めて作る物質で、フェノール化合物を豊富に含むことから、食品や健康関連の分野で関心を集めてきました。ただ、プロポリスの成分は採れる場所によって大きく変わることが知られています。さらに、口から摂取したプロポリスの中の有用な成分が、実際に体内でどれだけ利用可能な形…
公開日: 2026年07月12日 04:38
豆乳とカボチャで作る植物性ヨーグルト、亜鉛とβ-カロテンが豊富な配合とは
牛乳を使わない植物性ヨーグルトは、乳製品が苦手な人やヴィーガンの人々の選択肢として注目されています。なかでも豆乳は、牛乳に匹敵するタンパク質の質を持つとされ、発酵食品の原料として適していると考えられています。今回紹介する研究は、この豆乳に「カボチャ」を組み合わせることで、栄養面と味わいの両方を高めた…
公開日: 2026年07月11日 02:32
モリンガ葉パウダーでサワードウパンは変わるか——抗酸化力と香りに注目した研究
モリンガ(Moringa oleifera)は、乾燥に強く栄養価の高い植物として近年注目されている木本植物です。その葉を乾燥させて粉末にしたものは、食品への機能性素材としての活用が世界各地で試みられています。今回紹介する研究では、シチリア島で栽培されたモリンガの葉から作られた粉末(MOLP)を、セモ…
公開日: 2026年07月10日 18:33
クロレラ・サプリメントは体重や血中脂質に影響するか?24研究をまとめたメタ分析
クロレラは淡水に生息する単細胞の緑藻で、栄養補助食品(サプリメント)として広く販売されています。「健康に良い」というイメージを持つ人も多い食品ですが、実際にどのような効果が科学的に確認されているのかは、個々の研究によって結果にばらつきがあり、はっきりしない部分もありました。今回紹介する論文は、これま…
公開日: 2026年07月10日 18:32
給食スタッフの『食リテラシー』は、自分自身の食事にどう関わるのか——トルコの大学食堂での調査から
学校や大学、病院などの給食施設は、多くの人に食事を提供するだけでなく、社会全体の食のあり方や持続可能性にも影響を与える存在だといわれます。こうした施設で働く調理スタッフや配膳・洗い場のスタッフは、日々「食」に関わる仕事をしていますが、では彼ら自身の食生活はどうなのでしょうか。そして、食に関する知識や…
公開日: 2026年07月10日 18:29
サトウキビ由来の有機肥料で砂質土壌のナス栽培を改善できるか、圃場試験で検証
ナスやトマトなどの野菜づくりでは、土壌の肥沃度が収量や品質を大きく左右します。しかし、砂質土壌は保水力や養分保持力が乏しく、持続的な野菜生産にとって大きな制約となることが知られています。化学肥料に頼りすぎない形で、こうした砂質土壌を改良しながら収量や品質を高める方法はあるのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 00:28
サバクトビアブラムシではなくアブの幼虫を魚のエサに? ティラピア養殖でのBSFL活用を調べた研究
養殖業では魚を育てるためのエサとして、魚粉や魚油が広く使われています。しかしこれらは天然の魚を原料としているため、資源の持続可能性が課題になっているといわれています。近年、この代替として注目されているのが「アメリカミズアブ」というハエの仲間の幼虫(BSFL、Black Soldier Fly Lar…
公開日: 2026年07月09日 23:27
ジャックビーン豆粉はティラピアの飼料になるのか? 添加量と成長・腸への影響を調べた研究
豆類やマメ科植物は、タンパク質や炭水化物を豊富に含むことから、家畜や養殖魚のエサ(飼料)の原料として注目されることがあります。中でも「ジャックビーン(Canavalia ensiformis)」は、栄養価の高さが知られながらも、あまり利用が進んでいない植物だとされています。もしこの豆を魚の飼料原料と…
公開日: 2026年07月09日 23:25
アワビとホンダワラの栄養、雨季と乾季でどう変わる? バリ島沿岸での調査
高タンパク食品への世界的な需要の高まりを背景に、アワビのような高品質な水産物への関心が高まっています。アワビは古くから食材として利用されてきましたが、その体内のミネラル含量や栄養成分が季節によってどう変化するのかは、意外と身近な疑問かもしれません。今回紹介するのは、インドネシア・バリ島の沿岸で、天然…
公開日: 2026年07月09日 22:27
高脂肪食で乱れた腸内環境と肝臓の関係に、シラン由来オリゴ糖はどう働くか―マウス研究
近年、食べ過ぎや脂質の多い食事によって肝臓に脂肪がたまる「代謝関連脂肪性肝疾患(MAFLD)」が世界的に増えていると指摘されています。この病気の背景には、腸と肝臓が密接に情報をやり取りする「腸肝軸」の乱れが関わっていると考えられており、腸内細菌のバランスや腸のバリア機能の異常が、肝臓の炎症や脂肪蓄積…
公開日: 2026年07月09日 22:26