研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食料インフレは家計をどう変えるのか——ナイジェリア・アバ市の調査から 研究論文OpenAlexオランダ

食料インフレは家計をどう変えるのか——ナイジェリア・アバ市の調査から

食料品の値段が上がると、私たちの食卓や家計はどのように変わるのでしょうか。ナイジェリア南東部アビア州の商業都市アバでは、近年の食料インフレが暮らしに大きな影響を及ぼしていると指摘されています。今回紹介する研究は、この街に暮らす世帯を対象に、食料価格の上昇が家計の支出パターン、栄養の質、そして人々がと…

公開日: 2026年08月12日 19:28

タラバガニを3ヶ月「畜養」しても味は変わる?脚肉の官能評価を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

タラバガニを3ヶ月「畜養」しても味は変わる?脚肉の官能評価を調べた研究

タラバガニといえば、ぷりぷりの脚肉が魅力の高級食材として世界中で親しまれています。実は市場に出回るまでの間、水揚げされたタラバガニが陸上の施設でしばらく生きたまま保管されることがあります。この「活魚保持(ライブホールディング)」と呼ばれる工程は、鮮度を保ちながら出荷のタイミングを調整するために行われ…

公開日: 2026年08月12日 19:26

米のタンパク質・アミノ酸を光でスキャン? ハイパースペクトルイメージングによる非破壊評価の研究 研究論文OpenAlex中国

米のタンパク質・アミノ酸を光でスキャン? ハイパースペクトルイメージングによる非破壊評価の研究

お米に含まれるタンパク質やアミノ酸の量は、栄養価だけでなく、食味や加工適性にも関わる重要な要素です。しかし、これらを正確に測定するには、これまでサンプルを化学的に分解・分析する『破壊検査』が必要で、手間と時間がかかり、多くの品種を一度にスクリーニングするのには向いていませんでした。もし、お米の粒を壊…

公開日: 2026年08月12日 01:26

南米近海のウニ、卵と精巣の「見た目」と「味」の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

南米近海のウニ、卵と精巣の「見た目」と「味」の関係を調べた研究

寿司や海鮮丼で人気の「ウニ」。あの独特な甘み・うまみを持つオレンジ〜黄色の部分は、実はウニの生殖巣(精巣・卵巣)で、専門的には「ウニ」と呼ばれる食材です。市場では、色や食感、大きさによって品質のランク分けがされていますが、見た目のよさと実際の栄養・味の成分にはどんな関係があるのでしょうか。今回紹介す…

公開日: 2026年08月12日 00:29

食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験 研究論文OpenAlexイギリス

食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験

フードデリバリーアプリで夕食を選ぶとき、もし健康的でないメニューが少し値上がりし、逆に健康的なメニューが少し値下がりしていたら、私たちの選択は変わるのでしょうか。清涼飲料税のように、価格を通じて食行動を変えようとする政策的アイデアは各国で議論されていますが、実際の効果や、所得や学歴などの社会経済的な…

公開日: 2026年08月12日 00:28

鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査 研究論文OpenAlexアメリカ

鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査

スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…

公開日: 2026年08月12日 00:27

青年期・若年成人の『食事とストレス』、その関連を量で見る ― 日本の地域調査から 研究論文OpenAlex

青年期・若年成人の『食事とストレス』、その関連を量で見る ― 日本の地域調査から

「野菜をよく食べる人はストレスに強い」「パンや麺類ばかりだと疲れやすい」――そんな話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、こうした食習慣とこころ・からだの状態との関係は、実際にはどの程度、どのような形で結びついているのでしょうか。食事と気分の関係を調べる研究分野では、食事がメンタルヘル…

公開日: 2026年08月11日 23:26

改変キャッサバ粉に血糖値を抑える働き? 食後血糖応答を調べた研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

改変キャッサバ粉に血糖値を抑える働き? 食後血糖応答を調べた研究

キャッサバは熱帯地域を中心に広く食べられているイモ類で、粉に加工して主食や料理の材料として利用されています。近年、糖尿病などの代謝疾患を持つ人向けに、食後の血糖値の上がり方をできるだけ緩やかにする食品への関心が高まっています。今回紹介する研究は、キャッサバ粉に特別な加工(バイオマスを用いた処理)を施…

公開日: 2026年08月10日 18:28

「食べて感じる」をデザインする? 咀嚼シミュレーターが拓く食品開発の新しい視点 研究論文OpenAlex

「食べて感じる」をデザインする? 咀嚼シミュレーターが拓く食品開発の新しい視点

おいしい、楽しい、なつかしい——食べ物は味や栄養だけでなく、私たちにさまざまな感情ももたらします。しかも、その感情は一口目から噛んで飲み込むまでの間、刻一刻と変化していきます。もしこの「食べながら移り変わる感情」を科学的にとらえ、意図的に設計できるとしたら、食品開発はどう変わるでしょうか。今回紹介す…

公開日: 2026年08月10日 18:27

養殖カンパチの血液検査値、季節でどう変わる? アドリア海での調査 研究論文OpenAlexイギリス

養殖カンパチの血液検査値、季節でどう変わる? アドリア海での調査

近年、地中海の養殖業で注目を集めている魚に「カンパチ(Seriola dumerili)」がいます。成長が早く市場価値も高いことから養殖対象として期待される一方、魚の健康状態を血液検査で正確に把握するための基準値が、この種ではまだ十分に整備されていませんでした。人間の健康診断でも「基準値」があるから…

公開日: 2026年08月10日 05:29

食品選びの優先順位は性格を映す?――14万人調査から見えたパーソナリティとの関連 研究論文OpenAlex

食品選びの優先順位は性格を映す?――14万人調査から見えたパーソナリティとの関連

「健康を優先して食べ物を選ぶ人」もいれば、「とにかく美味しさや気分を優先する人」「手軽さを重視する人」もいます。こうした食品選びの優先順位は、単なる好みの違いだけでなく、その人のパーソナリティ(性格特性)と関係しているのでしょうか。今回紹介する研究は、日本の大規模なデータを用いて、食品選択に関する価…

公開日: 2026年08月10日 00:27

食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー 研究論文OpenAlex

食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー

ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…

公開日: 2026年08月09日 21:30