研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
白酒の風味を守りながら発がん物質を分解する酵素改良の研究
発酵食品の中には、カルバミン酸エチル(EC)と呼ばれる物質がごく微量に生じることがあります。ECは発がん性が指摘されている物質で、穀物由来の酒類などの発酵過程で自然に生成することが知られています。これを取り除く方法として、化学的な処理ではなく酵素の力で分解する手法が注目されています。しかし、中国の伝…
公開日: 2026年09月03日 08:26
妊娠中の食事パターンは4タイプに分類できる? ドイツの大規模コホート研究から
妊娠中に何を食べるかは、母親自身の体調だけでなく生まれてくる赤ちゃんの成長にも関わると考えられています。ただし、これまでの研究の多くは特定の栄養素や「健康的な食事指数」への当てはまりを見るもので、実際に妊婦がどのような食べ方の組み合わせをしているのかを、データからそのまま浮かび上がらせるような研究は…
公開日: 2026年09月03日 08:25
ビスケットに加えるシナモン、何%が『ちょうどいい』のか——データ分析で探る
シナモンは香りや抗酸化性が知られる香辛料で、食物繊維を50〜55%ほど含むとされます。パンや焼き菓子にこうした植物由来の素材を加えると栄養価は上がりやすい一方、入れすぎれば色や食感、風味が崩れて食べにくくなることもあります。では、栄養面の利点と食べやすさのバランスが取れる添加量はどこにあるのか。ブル…
公開日: 2026年09月03日 08:24
全粒オーツ麦と大麦、6週間食べ続けると血中の脂質はどう変わるか
オーツ麦や大麦には、水溶性食物繊維の一種であるβ-グルカンが豊富に含まれています。これらの全粒穀物を日常的にとることが、心血管疾患のリスクにかかわる体内の指標にどのような影響を与えるのかを調べた研究が、ニュートリエンツ誌に2026年09月に掲載予定です。研究を行ったのは、米国農務省(USDA)のBe…
公開日: 2026年09月03日 08:22
腸内細菌と代謝物から見る肥満研究:食事・薬・AIをつなぐ最新レビュー
肥満は単に食べ過ぎややせにくい体質という話では片づけられず、腸内に棲む微生物たちと私たちの体との複雑なやり取りが背景にあることが近年の研究で注目されています。今回紹介する総説論文は、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)とそれらが作り出す代謝物(メタボローム)が、エネルギーバランスやインスリンの効き方、体…
公開日: 2026年09月03日 07:42
エラジタンニンという植物成分、メタボリック症候群への効果を探る研究レビュー
肥満や運動不足、食生活の乱れ、そして高齢化を背景に、メタボリック症候群(内臓脂肪型肥満に高血糖・高血圧・脂質異常などが重なった状態)は世界的な公衆衛生上の課題として大きく取り上げられるようになっています。こうした中で注目されているのが、植物に含まれる「エラジタンニン」という成分群です。これは加水分解…
公開日: 2026年09月03日 07:41
食物繊維を断つと腸内細菌はどう変わるのか——マウスの16S rRNAデータを再解析した研究
食物繊維は腸内細菌にとって重要なエサであり、その有無によって腸内に棲む細菌の種類や働きが変化することが知られています。しかし、食物繊維を断つことで腸内細菌の構成がどのように変わり、その結果として短鎖脂肪酸(SCFA)を作り出す機能的な potential(潜在能力)がどう変化するのかは、まだ十分に解…
公開日: 2026年09月03日 07:40
超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証
ポテトチップスや菓子パン、インスタント麺、清涼飲料水のような「超加工食品」は、いまや多くの国で日々のエネルギー摂取のかなりの部分を占めるようになっています。こうした食品と、肝臓に脂肪がたまる病気との関係を、これまでに発表された複数の研究をまとめて見直した論文が、インターナショナル・ジャーナル・オブ・…
公開日: 2026年09月03日 07:39
計量から試合当日まで、プロ総合格闘技選手は何を食べているのか
総合格闘技(MMA)の選手が試合前に体重を急激に落とし、計量後に一気に水分や栄養を戻す「減量・リバウンド」の慣行は、格闘技ファンの間ではよく知られています。しかし、その期間に選手たちが実際に何を、どれくらい食べたり飲んだりしているのかを、栄養素や食品の種類まで細かく調べた研究はこれまで限られていまし…
公開日: 2026年09月03日 07:38
植物由来の成分は高齢者のうつをやわらげるのか——神経保護のしくみと食事パターンを整理したレビュー
年齢を重ねてから発症するうつ状態は「老年期うつ病(LLD、60歳以上を対象とすることが多い)」と呼ばれ、生活の質や日常動作の自立を損なうだけでなく、認知機能の低下や身体疾患と併存しやすいことが知られています。抗うつ薬には効果が出るまでに時間がかかる、副作用が出やすい、再発率が高いといった限界があるた…
公開日: 2026年09月03日 07:37
地中海式食事への高い遵守、香港の成人でうつ・不安・不眠の症状の低さと関連 横断研究
地中海式食事パターンといえば、野菜や果物、魚、オリーブオイルを多く取り入れ、赤身肉や加工食品を控える食事スタイルとして知られ、これまで欧米の研究では抑うつ症状や不安症状、不眠との関連が報告されてきました。しかし、こうした関連が中国系の人々でも同様に見られるのか、また心理的ストレスや生活の質(クオリテ…
公開日: 2026年09月03日 07:35
腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説
抗生物質を使った後に起こる下痢の中でも、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は再発を繰り返しやすいことで知られています。腸内細菌のバランスが崩れることが再発の大きな要因とされていますが、その仕組みの中で近年注目されているのが「胆汁酸」という物質です。ルーマニアのグリゴレ・T・ポパ医科…
公開日: 2026年09月03日 07:33