研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
炭水化物は『量』より『質』が睡眠の質と関係?中国の中高年対象研究から
「よく眠れない」という悩みは、現代社会が抱える大きな健康課題のひとつです。睡眠の質を左右する要因として、近年は食事との関係に注目が集まっています。特に主食として日常的に摂取する炭水化物は、量だけでなく、その『質』にも大きな幅があります。全粒穀物と精製された穀物、食物繊維の多い食品と少ない食品では、体…
公開日: 2026年08月02日 21:37
魚介類をよく食べる人は糖尿病リスクが低い?中国の大規模コホート研究から
魚や貝、エビなどの魚介類は、健康的な食生活の一部としてよく話題にのぼる食品です。今回紹介するのは、中国の中高年を対象に、魚介類の摂取量と将来の糖尿病発症との関係を長期間にわたって調べた研究です。魚介類の摂取が生活習慣病リスクとどう関連するのかは、これまで十分に明らかになっていなかった領域であり、大規…
公開日: 2026年08月02日 21:29
Redditで見るキムチ論争の変化――『美味しさ』から『発酵科学』へ、8年分の投稿を分析
キムチは今や世界中のスーパーやレストランで見かける食品となりました。発酵食品ブームや健康志向の高まりとともに、キムチを「機能性食品」として捉える見方も広がっています。しかし、韓国以外の人々がキムチをどのように理解し、語ってきたのかについては、あまり詳しく調べられてきませんでした。今回紹介する研究は、…
公開日: 2026年07月26日 21:27
食事や睡眠の『タイミング』は月経の不調と関係する? 日本人女性を対象にした横断研究
月経前症候群(PMS)や月経困難症(いわゆる月経痛)は、多くの女性が経験する身近な悩みです。これまで食事の『内容』や睡眠の『質』と月経に関する不調との関係が注目されてきましたが、食事や睡眠を『いつ摂るか・いつ行うか』というタイミングの視点からの研究はまだ十分ではありませんでした。月経周期の後半(黄体…
公開日: 2026年07月24日 23:27
α-ラクトアルブミンの長期摂取は月経関連症状やQOLに影響するか:無作為化プラセボ対照試験の結果
月経前や月経中に、体のだるさや気分の落ち込み、イライラなどを感じる女性は少なくありません。こうした症状は日常生活や仕事のパフォーマンス、いわゆる生活の質(QOL)にも影響しうることから、食事や栄養面からのケアの可能性に関心が寄せられています。今回紹介する研究では、乳タンパク質の一種である「α-ラクト…
公開日: 2026年07月24日 14:30
減塩しても物足りなくない味に?調理済み料理の塩味を保つ研究戦略とは
スーパーやコンビニで手軽に買える調理済み料理は便利な一方、塩分の多さが気になるという方も多いのではないでしょうか。長期的に塩分(ナトリウム)を摂りすぎる食生活は、様々な病気につながる可能性があるとされ、食品業界では減塩の工夫が求められています。しかし、単純に塩を減らすと「物足りない」味になってしまう…
公開日: 2026年07月23日 00:33
食物繊維の摂取量と肺がんリスク、大規模コホートの統合解析からみえてきたこと
肺がんの予防というと禁煙や大気汚染対策がまず思い浮かびますが、日々の食事内容も関係しているのでしょうか。これまで果物や野菜の摂取と肺がんリスクの関連を調べた研究はいくつかありましたが、野菜や果物に多く含まれる「食物繊維」そのものに注目して肺がんリスクとの関連を検討した研究はこれまでなかったとされてい…
公開日: 2026年07月19日 20:31
牛乳はどれくらい飲むべき?欧米とアジアで異なるエビデンスを考える
「1日にどれくらい牛乳・乳製品を飲めばよいのか」という問いに、実は明確な世界共通の答えはありません。例えば米国の食事ガイドラインは1日3カップ相当の乳製品摂取を推奨していますが、別の栄養情報源(ニュートリション・ソース)は1〜2食分程度にとどめることを勧めています。同じ「健康のため」という目的であり…
公開日: 2026年07月14日 15:28
共食と孤食、高齢者の食事量や気分にどう関わる?21件の研究をまとめたレビュー
誰かと食卓を囲む「共食」と、一人で食事をする「孤食」。高齢化が進み、一人暮らしや夫婦のみの世帯(いわゆる「空の巣」世帯)が増えるなかで、孤食は多くの国で身近な生活習慣の変化になっています。食事は栄養を摂る場であると同時に、人との会話や交流の場でもあることから、こうした食事スタイルの違いが高齢者の健康…
公開日: 2026年07月13日 13:31
魚介類はどれくらい食べると良い?浙江省の大規模コホートが示した「男女差」
魚や貝、エビなどの魚介類は健康によいというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際、これまでにも魚介類の摂取と脳卒中リスクとの関連を調べた研究はいくつか行われてきましたが、その結果は一致しておらず、はっきりした結論は出ていませんでした。今回紹介するのは、中国・浙江省で5万人を超える人々を長期…
公開日: 2026年07月12日 21:35
糖尿病のタイプによって「植物性中心の食事」と心血管リスクの関係は変わる?——ドイツの研究から
糖尿病といっても、その中身は一様ではありません。近年の研究では、発症の仕方や体質の違いによって糖尿病がいくつかの「サブタイプ」に分けられることがわかってきました。同じ「糖尿病」という診断名でも、実はタイプによって体の状態や合併症のリスクが異なる可能性があるのです。では、食事と心血管疾患(心筋梗塞や脳…
公開日: 2026年07月12日 21:34
「一汁三菜」は健康的? 料理数の多い食事と心血管リスクの関連を調べた研究
「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ご飯、汁物、そしておかず三品を基本とする、和食の伝統的な献立の形です。和食は心血管疾患による死亡率の低さを通じて、日本人の長寿に寄与している可能性がある食事として注目されてきました。その特徴のひとつが、一回の…
公開日: 2026年07月12日 20:30