研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

酸性土壌・高温ストレス下で育つインゲンマメ、栄養価の高い系統をどう見分けるか 研究論文OpenAlexコロンビア

酸性土壌・高温ストレス下で育つインゲンマメ、栄養価の高い系統をどう見分けるか

インゲンマメは世界中で広く食べられている豆類のひとつですが、育つ土地の環境によって鉄分やタンパク質などの栄養価に差が出ることが知られています。特に土壌が酸性だったり気温が高すぎたりする厳しい条件では、栄養バランスの良い豆を安定して育てること自体が難しくなります。今回紹介する研究は、そうした過酷な環境…

公開日: 2026年08月06日 00:34

生姜に潜むアフラトキシンと重金属──ナイジェリアの流通経路を調べた研究と乳酸菌による解毒の試み 研究論文OpenAlexナイジェリア

生姜に潜むアフラトキシンと重金属──ナイジェリアの流通経路を調べた研究と乳酸菌による解毒の試み

生姜(ジンジャー)は香辛料や健康志向の食材として世界中で親しまれていますが、栽培や乾燥、流通の過程でカビ毒(マイコトキシン)や重金属による汚染を受けやすい作物でもあります。特に「アフラトキシン」と呼ばれるカビ毒は、穀物やナッツ類の汚染で知られていますが、生姜のような根茎作物でも問題になり得ることが指…

公開日: 2026年07月30日 00:28

大豆・ピーナッツ・小麦・ゴマ・ナッツ類——植物性食品アレルギーの原因分子を整理したレビュー 研究論文OpenAlex中国

大豆・ピーナッツ・小麦・ゴマ・ナッツ類——植物性食品アレルギーの原因分子を整理したレビュー

豆腐や豆乳、ピーナッツバター、全粒粉パン、ゴマ油、アーモンドミルクなど、植物性食品は健康志向の高まりとともに食卓に登場する機会が増えています。その一方で、こうした植物性食品を原因とする食物アレルギーも広がりを見せており、人々の健康に大きく関わる問題となっています。今回紹介する論文は、大豆、ピーナッツ…

公開日: 2026年07月29日 23:27

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究 研究論文OpenAlexニカラグア

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究

お米は炊く前に研いだり、時には浸水させたりと、下ごしらえの過程がある食品です。こうした調理の工程が、もし米に残っている農薬の量を減らす効果を持っているとしたら――そんな視点から行われた研究が、学術誌「フード・アディティブス・アンド・コンタミナンツ パートA」に2026年07月に掲載予定です。農業や家…

公開日: 2026年07月27日 02:27

母乳と便からマイクロプラスチックを検出 インドネシア沿岸地域の幼児を調べた研究 研究論文DOAJインドネシア

母乳と便からマイクロプラスチックを検出 インドネシア沿岸地域の幼児を調べた研究

海の魚がマイクロプラスチックを取り込んでいる、という話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。では、そうした環境が実際に子どもの体にどう関わっているのでしょうか。インドネシア・ジェンベル県の沿岸地域プゲル郡で行われたある研究が、発育阻害(スタンティング)がみられる幼児を対象に、母乳と便の中のマイ…

公開日: 2026年07月25日 15:28

カタールの伝統料理に潜む水銀・ヒ素、その実態を調べた研究 研究論文DOAJカタール

カタールの伝統料理に潜む水銀・ヒ素、その実態を調べた研究

魚介類は健康的な食材として知られる一方で、海洋環境に由来する重金属を体内に取り込みやすいという側面も指摘されています。工業活動や農業活動の広がりによって環境中の重金属が増加していることを背景に、私たちが日々口にする料理には、どの程度の重金属が含まれているのでしょうか。今回紹介するのは、カタールの伝統…

公開日: 2026年07月22日 23:39

アフリカのハーブ茶「ザンボク(Lippia javanica)」の伝統的薬効と持続可能な栽培可能性を考察したレビュー論文 研究論文OpenAlex南アフリカ

アフリカのハーブ茶「ザンボク(Lippia javanica)」の伝統的薬効と持続可能な栽培可能性を考察したレビュー論文

アフリカ南部などで古くから利用されてきた植物に、Lippia javanica(リッピア・ジャバニカ)というクマツヅラ科の植物があります。地域によってはハーブティーとして飲まれたり、伝統医療の中で用いられたりしてきた植物ですが、こうした伝統的な利用法が科学的にどこまで裏付けられているのか、また将来に…

公開日: 2026年07月20日 01:28

食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー 研究論文DOAJ中国

食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー

食品を加熱したり乾燥させたりするとき、食品の内部では温度や水分がどのように変化しているのでしょうか。こうした変化を実験だけで細かく調べるには、多くの時間とコストがかかります。そこで近年、食品工学の分野ではコンピューター上で現象を再現する数値シミュレーションが注目されています。今回紹介する論文は、その…

公開日: 2026年07月19日 21:31

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと 研究論文DOAJイタリア

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと

小麦などの穀物に残る農薬の存在は、食の安全を考えるうえで見過ごせないテーマです。農薬は病害虫や雑草から作物を守るために欠かせない一方、収穫された穀粒にどの程度残るのかは、散布のタイミングや方法によって変わります。今回紹介する研究は、実際の圃場(畑)での散布試験と、その後の加工工程による低減効果を組み…

公開日: 2026年07月17日 13:36

宅配ミールキットに含まれるミネラルと有害元素は? ポーランドの調査から見えたもの 研究論文OpenAlexポーランド

宅配ミールキットに含まれるミネラルと有害元素は? ポーランドの調査から見えたもの

忙しい毎日の中で、栄養バランスの取れた食事を手軽にとりたいというニーズから、あらかじめ献立が組まれた「ミールキット宅配食」を利用する人が増えています。特定の食事療法(例えば橋本病向けの食事や、血圧管理で知られるDASH食、糖質を控えた低炭水化物食など)に対応したサービスも多く、健康志向の消費者に選ば…

公開日: 2026年07月16日 05:34

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究 研究論文DOAJトルコ

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究

ヨーグルトや発酵飲料などに含まれる「プロバイオティクス」(腸内環境などに関わるとされる生きた微生物)は、製造・保存の過程で数が減ってしまうことが課題とされています。加熱処理は殺菌や品質保持に役立つ一方で、生きた菌自体にはダメージを与えやすいこともあり、近年は加熱を伴わない「非熱処理技術」を使って菌の…

公開日: 2026年07月14日 15:30

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究 研究論文DOAJドイツ

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究

魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…

公開日: 2026年07月12日 21:30