研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

魚介類をよく食べる人は糖尿病リスクが低い?中国の大規模コホート研究から 研究論文DOAJアメリカ

魚介類をよく食べる人は糖尿病リスクが低い?中国の大規模コホート研究から

魚や貝、エビなどの魚介類は、健康的な食生活の一部としてよく話題にのぼる食品です。今回紹介するのは、中国の中高年を対象に、魚介類の摂取量と将来の糖尿病発症との関係を長期間にわたって調べた研究です。魚介類の摂取が生活習慣病リスクとどう関連するのかは、これまで十分に明らかになっていなかった領域であり、大規…

公開日: 2026年08月02日 21:29

ナマズの皮を保存料の運び手に――魚の食品ロス削減を目指す可食性コーティングの研究 研究論文DOAJアメリカ

ナマズの皮を保存料の運び手に――魚の食品ロス削減を目指す可食性コーティングの研究

魚をさばいたときに出る皮は、多くの場合そのまま廃棄されてしまいます。しかし近年、こうした水産加工の副産物を有効活用しようという研究が世界的に進められています。今回紹介するのは、ナマズの皮膚から作られる「ゼラチン」を使い、生のナマズの切り身(フィレ)を冷蔵保存する際の品質や保存性を高められないかを調べ…

公開日: 2026年07月27日 23:33

コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究 研究論文DOAJアメリカ

コチュジャンが大腸がんモデルマウスで腫瘍抑制に関与か——腸内細菌の多様性回復に頼らない仕組みを報告する研究

キムチや味噌のような発酵食品と腸の健康との関係は、これまでも多くの研究者の関心を集めてきました。腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸(SCFA)」は、大腸の壁を健やかに保ったり、炎症を抑えたりするうえで重要な役割を果たすとされています。そして大腸がんでは、こうしたSCFAの働きやそれを感知する受容体(GP…

公開日: 2026年07月15日 14:32

豆乳とカボチャで作る植物性ヨーグルト、亜鉛とβ-カロテンが豊富な配合とは 研究論文DOAJアメリカ

豆乳とカボチャで作る植物性ヨーグルト、亜鉛とβ-カロテンが豊富な配合とは

牛乳を使わない植物性ヨーグルトは、乳製品が苦手な人やヴィーガンの人々の選択肢として注目されています。なかでも豆乳は、牛乳に匹敵するタンパク質の質を持つとされ、発酵食品の原料として適していると考えられています。今回紹介する研究は、この豆乳に「カボチャ」を組み合わせることで、栄養面と味わいの両方を高めた…

公開日: 2026年07月11日 02:32

大豆不足の切り札になるか? 豆「キマメ」でつくるテンペの可能性 研究論文DOAJアメリカ

大豆不足の切り札になるか? 豆「キマメ」でつくるテンペの可能性

納豆に似た発酵食品「テンペ」は、蒸した大豆に糸状菌(テンペ菌)を加えて発酵させたインドネシア発祥の伝統食品です。近年は世界的に植物性タンパク質への関心が高まり、テンペの需要も増えていますが、主原料である大豆は輸入に頼らざるを得ない地域も多く、原料の安定確保が課題になっているといいます。そこで今回紹介…

公開日: 2026年07月11日 02:31

ジャックビーンとインゲンマメ由来ヨーグルト飲料、高脂肪食ラットの脂質にどう働く? 初期研究の結果 研究論文DOAJアメリカ

ジャックビーンとインゲンマメ由来ヨーグルト飲料、高脂肪食ラットの脂質にどう働く? 初期研究の結果

肥満や脂質代謝の乱れは、高脂肪の食事と関わりが深いことが知られています。近年、乳酸菌による発酵と、豆類に含まれる生理活性成分を組み合わせた「発酵豆乳ヨーグルト」のような食品が、健康分野で注目を集めています。今回紹介する研究では、ジャックビーン(タチナタマメ)とインゲンマメの抽出物を組み合わせたヨーグ…

公開日: 2026年07月11日 02:29

モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目 研究論文DOAJアメリカ

モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目

チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品には、昔から乳酸菌の働きが関わっています。乳酸菌が作り出す物質の中には、他の微生物の増殖を妨げるものがあることが知られており、こうした性質は食品を安全に保存するための技術(生物学的保存、バイオプリザベーション)への応用が期待されています。今回紹介する研究では、モルド…

公開日: 2026年07月10日 07:26

イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告 研究論文DOAJアメリカ

イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告

近年、がん治療の分野で注目されている『免疫チェックポイント阻害療法』は、体本来の免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。その効果には腸内細菌のバランスが関わっているのではないか、という研究が近年数多く報告されています。特に、野菜や穀物などに含まれる『発酵性食物繊維』(腸内細菌のエサになりやす…

公開日: 2026年07月06日 16:25

英国のビタミンD欠乏、判定基準は今のままでよいのか——専門家グループが見直しを提言 研究論文DOAJアメリカ

英国のビタミンD欠乏、判定基準は今のままでよいのか——専門家グループが見直しを提言

「ビタミンD不足」と聞くと、日照時間の少ない地域や特定の人だけの話だと思う方も多いかもしれません。しかし英国では今、ビタミンDの摂取量低下と深刻な欠乏の増加が指摘されており、その「欠乏」をどう定義するか自体が議論の的になっています。今回紹介するのは、英国の複数の専門分野からなる研究者グループ「ACT…

公開日: 2026年07月01日 23:29