研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

超加工食品を減らしても、タンパク質はちゃんと摂れるのか? 研究論文OpenAlexアメリカ

超加工食品を減らしても、タンパク質はちゃんと摂れるのか?

コンビニやスーパーに並ぶ加工度の高い食品——いわゆる「超加工食品(UPF)」——は、私たちの食事の中でかなりの割合を占めていると言われています。UPFは一般的にタンパク質が少ない食品として知られていますが、近年はタンパク質を強化したUPFも増えており、実は日々のタンパク質摂取の一部をUPFが支えてい…

公開日: 2026年08月22日 05:27

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

更年期移行期の代謝変化を早期にとらえる意義とは 栄養・生活習慣アプローチを整理した総説

更年期というと「閉経後の体調変化」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはその前段階である「更年期移行期(パリメノポーズ)」の時点で、すでに代謝面での重要な変化が始まっている可能性があります。今回紹介するのは、この更年期移行期におけるホルモン変動と代謝・心血管代謝リスクの変化を整…

公開日: 2026年08月20日 01:29

養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告 研究論文OpenAlexアメリカ

養殖オオサンショウウオ皮膚のユーメラニン、術後出血の管理に役立つ可能性は?ラット実験の報告

手術を受けたあと、出血がなかなか止まらないことは患者さんの回復を左右する重要な問題です。現在使われている止血剤は効果がある一方で、血栓ができやすくなるリスクも指摘されており、より安全な栄養学的アプローチが求められてきました。今回紹介する研究は、養殖されたオオサンショウウオの皮膚に含まれる「ユーメラニ…

公開日: 2026年08月20日 01:26

腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内細菌叢の乱れと加齢の関係を探る―フレイルやサルコペニアとのつながりをレビュー

年齢を重ねるとともに気になる「フレイル(虚弱)」や「サルコペニア(筋肉量の減少)」。これらは老年症候群と呼ばれ、加齢に伴う慢性的な健康課題の指標として注目されています。近年、こうした加齢関連の変化に、腸内に住むたくさんの細菌たち、すなわち「腸内細菌叢(マイクロバイオータ)」が関わっているのではないか…

公開日: 2026年08月16日 17:29

エゾウコギの葉を発酵させると何が変わる? 抗酸化力や機能性成分の変化を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

エゾウコギの葉を発酵させると何が変わる? 抗酸化力や機能性成分の変化を調べた研究

エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)は、古くから健康素材として関心を集めてきた植物で、その葉にはさまざまな植物由来成分(フィトケミカル)が含まれています。近年は、味噌や納豆などでおなじみの「発酵」という加工技術を、こうした植物素材に応用することで、成分組成や機能性がどの…

公開日: 2026年08月16日 00:30

肝臓の脂肪を短期間で減らすと血管の状態は変わる? 食事介入研究の紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

肝臓の脂肪を短期間で減らすと血管の状態は変わる? 食事介入研究の紹介

脂肪肝というと肝臓だけの問題と思われがちですが、近年では心臓や血管の健康とも関わりがあるのではないかと注目されています。特に「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれる、肝臓に脂肪がたまるタイプの病態は、心血管疾患のリスクを高める可能性が指摘されてきました。しかし、食事を工夫して肝臓の中…

公開日: 2026年08月16日 00:29

母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景 研究論文OpenAlexアメリカ

母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景

子どもの体重は、実は親の体重と関係している——そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、その背景には単純な「遺伝」だけでなく、暮らしている環境や家庭の事情など、さまざまな要因が絡み合っていると考えられています。特に経済的な余裕が少ない世帯では、過体重や肥満が親から子へと受け継がれや…

公開日: 2026年08月14日 08:26

MASLD対策としての『生活習慣医学』——6つの柱から見直す治療アプローチとは 研究論文OpenAlexアメリカ

MASLD対策としての『生活習慣医学』——6つの柱から見直す治療アプローチとは

脂肪肝と聞くと、お酒の飲みすぎをイメージする人が多いかもしれません。しかし近年、飲酒とは関係なく肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に急増しており、2050年までに成人の40%以上が罹患すると予測されているそうです。薬による治療法の開発も進んでいますが、実は今なお…

公開日: 2026年08月14日 06:27

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究 研究論文OpenAlexアメリカ

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究

「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…

公開日: 2026年08月12日 19:32

農村部の思春期女子への栄養教育、ICT活用のカギは「インフラと人材」―ナイジェリアの調査から 研究論文OpenAlexアメリカ

農村部の思春期女子への栄養教育、ICT活用のカギは「インフラと人材」―ナイジェリアの調査から

スマートフォンやテレビ、インターネットは、いまや世界中の教育現場で情報を届ける手段として期待されています。栄養に関する知識を伝える場面でも、ICT(情報通信技術)を使えば、これまで届きにくかった地域にも効果的に情報を届けられるのではないか――そんな期待が広がっています。しかし、実際に現場でICTがど…

公開日: 2026年08月12日 19:29

鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査 研究論文OpenAlexアメリカ

鶏卵・アヒル卵の次亜塩素酸ナトリウム洗浄、微生物対策と卵殻膜への影響を調査

スーパーで買う卵は、殻の表面にさまざまな微生物が付着していることがあります。そのため洗浄・消毒の工程が用いられることがありますが、消毒液の濃度によっては卵の内部を守る「卵殻膜」という薄い膜にダメージを与える可能性も考えられます。今回紹介する研究は、バングラデシュで消費されている鶏卵とアヒル卵を対象に…

公開日: 2026年08月12日 00:27

食品由来オメガ3脂肪酸と脳の老化——栄養神経科学と老化学から見えてきたこと 研究論文OpenAlexアメリカ

食品由来オメガ3脂肪酸と脳の老化——栄養神経科学と老化学から見えてきたこと

魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、脳の神経細胞の膜を構成する材料であり、体内の炎症を穏やかに収束させる物質のもとにもなっていることが知られています。世界的に高齢化…

公開日: 2026年08月09日 18:37