研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ジャガイモの新芽(マイクログリーン)に抗酸化成分はどれくらい?トルコの研究チームが基礎データを測定
ジャガイモといえば土の中で育つ「イモ」を食べる作物というイメージが強いですが、種イモから出たばかりの若い芽(マイクログリーン)を食用として活用できないかという研究が報告されました。マイクログリーンとは、発芽してごく初期の段階で収穫する野菜の新芽のことで、ブロッコリーやバジル、ラディッシュなど様々な植…
公開日: 2026年08月31日 18:28
大豆粕を発酵タンパク質源に置き換えると乳牛の乳量や乳質はどう変わるか
乳牛の飼料には、タンパク質源として大豆粕(ダイズを搾油したあとに残る粕)が広く使われています。一方で、大豆粕以外のタンパク質源を活用できれば、飼料設計の選択肢を広げられる可能性があります。今回紹介する研究は、酵母で発酵させた蒸留粕由来のタンパク質源(論文中ではFPSと表記)を使い、大豆粕の一部を置き…
公開日: 2026年08月27日 02:29
『地球にやさしい食事』への意識は、実際の食生活と結びついているのか——トルコ成人3446人の調査
近年、健康だけでなく地球環境への影響も考えた「持続可能な食事」という考え方が注目されています。その代表例が、人の健康と環境の両方に配慮した食事のあり方を示す指標「EAT-Lancet食事指数」です。しかし、こうした環境に配慮した食のあり方について「知っていること」や「そう思っていること」は、実際の食…
公開日: 2026年08月23日 00:36
黒イチジク酢の超音波処理、機械学習で最適化しポリフェノールと抗酸化能を高めたと報告する研究
お酢は昔から保存食や調味料として親しまれてきましたが、近年は原料由来のポリフェノール(抗酸化作用があるとされる植物由来の成分)を含む「機能性発酵食品」としても注目されています。黒イチジクを原料にした黒イチジク酢もそのひとつで、フェノール化合物や抗酸化成分を豊富に含むとされています。ただし、一般的な加…
公開日: 2026年08月18日 23:26
紫小麦粉でヘルシーな揚げチップスに?アクリルアミド減少と抗酸化活性向上を調べた研究
ポテトチップスやスナック菓子のような揚げ物は、多くの人にとって身近なおやつですが、油で高温加熱することで「アクリルアミド」と呼ばれる物質が生成されることが知られています。また、精製された小麦粉を使った揚げ菓子は、食物繊維やポリフェノールなどの生理活性成分に乏しいことも指摘されてきました。こうした中、…
公開日: 2026年08月16日 00:31
淡水ザリガニ養殖の壁を越える? ナローロークロークレイフィッシュの栄養と健康管理を探る総説
川や湖に生息するザリガニというと、身近な生き物というイメージが強いかもしれません。しかしユーラシア大陸原産の「ナローロークロークレイフィッシュ(Pontastacus leptodactylus)」は、生態系における重要性に加えて、近年は淡水養殖の対象としても商業的な関心が高まっている種です。今回紹…
公開日: 2026年08月12日 19:31
保育園の給食メニューを環境負荷から見る:季節で変わる温室効果ガス排出量と水フットプリント
子どもたちが毎日食べる給食。その栄養バランスはよく話題になりますが、給食メニューが環境にどれくらい負荷をかけているかを考えたことはあるでしょうか。近年、食と気候変動や水資源の関係に関心が高まる中、「持続可能な食生活」を幼児期から意識づけることの重要性が指摘されています。今回紹介する研究は、ある私立保…
公開日: 2026年07月30日 01:39
タマリンドの果実と食物繊維、それぞれの個性を探る研究
タマリンド(Tamarindus indica L.)は、酸味のある果肉が特徴の熱帯の果実で、飲料や調味料、菓子などに幅広く利用されています。近年は果実そのものだけでなく、加工の際に生じる副産物をどう活用するかにも関心が集まっており、食物繊維を取り出して新しい食品素材として使う試みが注目されています…
公開日: 2026年07月29日 01:34
産地でここまで違う? トルコ産プロポリスの成分と、消化された後の変化を調べた研究
プロポリスは、ミツバチが植物の樹脂などを集めて作る物質で、フェノール化合物を豊富に含むことから、食品や健康関連の分野で関心を集めてきました。ただ、プロポリスの成分は採れる場所によって大きく変わることが知られています。さらに、口から摂取したプロポリスの中の有用な成分が、実際に体内でどれだけ利用可能な形…
公開日: 2026年07月12日 04:38
モリンガ葉パウダーでサワードウパンは変わるか——抗酸化力と香りに注目した研究
モリンガ(Moringa oleifera)は、乾燥に強く栄養価の高い植物として近年注目されている木本植物です。その葉を乾燥させて粉末にしたものは、食品への機能性素材としての活用が世界各地で試みられています。今回紹介する研究では、シチリア島で栽培されたモリンガの葉から作られた粉末(MOLP)を、セモ…
公開日: 2026年07月10日 18:33
給食スタッフの『食リテラシー』は、自分自身の食事にどう関わるのか——トルコの大学食堂での調査から
学校や大学、病院などの給食施設は、多くの人に食事を提供するだけでなく、社会全体の食のあり方や持続可能性にも影響を与える存在だといわれます。こうした施設で働く調理スタッフや配膳・洗い場のスタッフは、日々「食」に関わる仕事をしていますが、では彼ら自身の食生活はどうなのでしょうか。そして、食に関する知識や…
公開日: 2026年07月10日 18:29
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
公開日: 2026年07月08日 21:29