研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究 研究論文DOAJタイ

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究

食品や健康食品の分野では、天然由来で持続可能な原料を使い、酸化しやすい成分を守る仕組みが求められています。この研究で著者らが注目したのは、エビの加工で大量に出る殻です。エビ殻からは、キチンを経て得られる「キトサン」という多糖と、殻から分離されるたんぱく質を分解して得られる「タンパク質加水分解物」の両…

公開日: 2026年09月25日 06:05

牛乳になじみにくい植物由来の乳酸菌、ミネラル添加で発酵性能を底上げ 研究論文DOAJタイ

牛乳になじみにくい植物由来の乳酸菌、ミネラル添加で発酵性能を底上げ

ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品づくりには、乳酸菌が牛乳の中でしっかり増え、酸を作り出すことが欠かせません。しかし、もともと野菜や植物性の発酵食品から見つかった乳酸菌の中には、牛乳という環境にうまくなじめず、増殖や酸性化が弱いものがあります。今回紹介する研究は、そうした植物由来の乳酸菌の一種である…

公開日: 2026年09月05日 14:42

アルツハイマー病患者の腸内環境に発酵魚ペースト「カピプラ」はどう働くか、模擬腸モデルで検討 研究論文DOAJタイ

アルツハイマー病患者の腸内環境に発酵魚ペースト「カピプラ」はどう働くか、模擬腸モデルで検討

腸内細菌のはたらきが脳の状態と関わり合っているという「腸脳相関」という考え方が、近年注目されています。腸内細菌が作り出す代謝物や、食品由来の生理活性ペプチドが、この腸と脳のやり取りに影響しうることが指摘されています。今回紹介する研究では、タイ南部で伝統的に食べられている発酵魚ペースト「カピプラ(Ka…

公開日: 2026年08月27日 00:34

サチャインチの茶葉粉末をクッキーに混ぜると何が変わる?小麦粉の一部代替を検討した研究 研究論文DOAJタイ

サチャインチの茶葉粉末をクッキーに混ぜると何が変わる?小麦粉の一部代替を検討した研究

サチャインチ(Plukenetia volubilis L.)は主に種子から油を搾るために栽培される作物ですが、その葉は十分に活用されていない副産物とされています。今回紹介する研究では、このサチャインチの葉を茶葉状に加工した粉末(STLP)を小麦粉の一部代わりにクッキーへ配合し、できあがったクッキー…

公開日: 2026年08月27日 00:33

海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究 研究論文DOAJタイ

海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究

海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…

公開日: 2026年08月12日 23:28

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介 研究論文DOAJタイ

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介

秋になると話題にのぼる高級食材のひとつに、チュウゴクモクズガニ(Eriocheir sinensis)があります。独特の風味と高い栄養価から消費者に人気の水産物ですが、市場や食卓に届くまでには「一時養殖(畜養)」や「活魚(活ガニ)輸送」という工程を経ます。生きたまま運ぶ以上、その間の環境がカニの状態…

公開日: 2026年07月27日 23:36

キンマの葉に棲む内生菌が食中毒菌を抑える? 腸炎ビブリオへの多面的な抗菌作用を報告する研究 研究論文DOAJタイ

キンマの葉に棲む内生菌が食中毒菌を抑える? 腸炎ビブリオへの多面的な抗菌作用を報告する研究

植物の葉や茎の中には、宿主に害を与えずにひっそりと暮らす「内生菌(ないせいきん)」と呼ばれる微生物が存在することがあります。これらの内生菌は、植物と共生する中で抗菌作用を持つ化合物、特にフェノール性化合物を作り出すことが知られています。今回紹介する研究では、東南アジアなどで食用や薬用に使われる植物「…

公開日: 2026年07月17日 13:34

侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究 研究論文DOAJタイ

侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究

魚を加工する際には骨や皮など、食べずに捨てられてしまう部分がどうしても出てきます。こうした副産物を「もったいない」と捉え、新しい形で活用しようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、タイの「すり身」生産の過程で発生する魚の骨を原料に、健康食品などに使える「バイオカルシウム」を作ろう…

公開日: 2026年07月17日 13:33