研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
サウジの伝統菓子クレイジャに、スーダンの発酵ソルガム食品フル・ムルを加えた研究
クレイジャは、サウジアラビアのカシーム地方で親しまれてきた伝統的な焼き菓子です。小麦粉、砂糖、乳、油脂などで作った生地に、香辛料を効かせた甘い詰め物を包んで焼きます。外側はさくっとし、中はしっとりとした食感が特徴です。
公開日: 2026年10月14日 23:38
焼成発酵乳を使った新しいプロバイオティクス冷凍ヨーグルトの開発と特性評価
アイスクリームに比べて脂肪が少なく、生きた乳酸菌を含む冷凍ヨーグルトは、より健康的な冷菓として関心を集めています。この研究で著者らが着目したのは「焼成発酵乳(baked fermented milk、以下BFM)」と呼ばれる素材です。BFMは、牛乳を高温で長めに加熱してから乳酸菌で発酵させたもので、…
公開日: 2026年09月25日 05:39
ナツメヤシ、オメガ3・オメガ6脂肪酸、食物繊維、プロバイオティクス ― 腸内細菌と酸化ストレスをめぐる統合レビュー
この論文は、ナツメヤシ(デーツ)の果実、オメガ3およびオメガ6の多価不飽和脂肪酸、食物繊維、プロバイオティクス(生きた微生物)という四つの食事要素を取り上げ、それらが腸の健康にどう関わりうるかを既存の研究からまとめ直した「統合レビュー」です。新しい実験を行ったのではなく、これまでに報告されてきた知見…
公開日: 2026年09月25日 05:34
エジプトの食品からどんな菌が見つかったのか——MALDI-TOF質量分析による調査
スーパーで買う野菜や乳製品、肉、魚介類、そして調理済みの惣菜や飲料。こうした身近な食品には、目に見えない微生物が付着していることがあります。多くは無害ですが、なかには食中毒を引き起こす菌や、抗菌薬(抗生物質)が効きにくい耐性菌が含まれている場合もあります。こうした「薬剤耐性(AMR)」は世界的な公衆…
公開日: 2026年09月06日 21:24
ビートパルプとゴマ種皮の粉末でビスケットを機能性食品に――農産副産物活用の研究
クッキーやビスケットは手軽なおやつですが、栄養面では改善の余地があるとされることも少なくありません。一方で、砂糖の原料となるビート(テンサイ)を搾った後に残る「ビートパルプ」や、ゴマ油を搾油する際に取り除かれる「ゴマの種皮」は、食品加工の過程で生じる副産物であり、そのまま廃棄されることも多い素材です…
公開日: 2026年08月23日 17:29
ホエイプロテインのナノ粒子でチコリの機能性成分を守る——発酵乳Rayebの保存性を探った研究
チコリという植物をご存じでしょうか。青い花を咲かせるキク科の植物で、根がコーヒーの代用品として使われることもありますが、葉や茎などの地上部にもポリフェノールをはじめとする植物由来の機能性成分が含まれていると考えられています。こうした植物成分を食品に加えて機能性を高めようとする研究は世界中で行われてい…
公開日: 2026年08月22日 04:27
小麦ふすまを酵素と発酵でアップグレード――機能性パンづくりへの新しいアプローチ
パンや麺の原料となる小麦粉を作るとき、小麦の外皮部分である「ふすま(麦の表皮や胚芽の部分)」は大量に副産物として出てきます。ふすまは食物繊維やミネラル、ビタミン、そして体に働きかけるとされる成分(バイオアクティブ化合物)を豊富に含む、安価で手に入りやすい素材です。しかし独特の食感や風味の問題から、パ…
公開日: 2026年07月22日 23:27
皮の廃棄部位からヨーグルトへ:ポリフェノール豊富な植物副産物を使った機能性発酵乳の研究
ジャガイモ、ザクロ、オレンジの皮は、食品加工の過程で通常は廃棄される部分ですが、実はポリフェノールなどの生理活性成分を豊富に含むことが知られています。近年、こうした「食品副産物」を有効活用しようという研究が世界的に広がっており、環境負荷の低減と食品の高付加価値化を両立させる方法として注目されています…
公開日: 2026年07月12日 21:33
発酵リンゴジュースとシドル葉粉末、糖尿病ラットの腸内細菌と神経障害に及ぼす影響を調べた研究
糖尿病は血糖のコントロールが難しいだけでなく、進行すると手足のしびれや痛みといった「糖尿病性神経障害」を引き起こすことがあり、患者にとって大きな負担となる合併症の一つとされています。近年では、こうした合併症の背景に腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスの乱れが関わっている可能性が指摘されており、食事や…
公開日: 2026年07月02日 21:24