研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
植物性タンパク質を使ったソウギョ用飼料 —— 押出加工の温度を変えると何が変わるか
養殖業の持続可能性は、魚に与える飼料の配合によって大きく左右されます。一方で、その飼料をつくる際の「押出加工(エクストルージョン)」という製造工程が環境や経済にどう影響するかは、これまで十分に調べられてきませんでした。押出加工とは、原料を加熱しながら押し出して粒状の飼料に成形する加工方法で、その際の…
公開日: 2026年09月16日 06:36
大豆たんぱく質を食べる頻度と脚の筋力の関係を調べた中国の大規模調査
脚の筋力は、思春期の子どもたちの体力を支える重要な要素のひとつです。しかし研究チームによれば、食事で摂るたんぱく質の種類と、この年代の筋肉の働きとの関係は、これまで十分に調べられてきませんでした。
公開日: 2026年09月15日 17:59
乾燥方法の違いがハシバミガエル輸卵管(哈蟆油)のタンパク質と品質に与える影響を調べた研究
哈蟆油(Oviductus ranae)は、カエルの輸卵管を乾燥させた食材で、タンパク質と脂肪を豊富に含む機能性食品として利用されています。こうした素材は、どのように乾燥させるかによって見た目や内部の構造、栄養の質が変わることが知られています。
公開日: 2026年09月15日 06:48
貴州省北部で栽培された茶品種の品質成分の違いを調べた研究
茶は同じ品種であっても、栽培される土地の気候や土壌といった生育環境によって、味や香りの現れ方が変わることが知られています。この研究の著者らは、貴州省(中国南西部の内陸に位置する省)特有の生育環境のもとで、外部から導入された茶品種の品質がどのように変化するのかを明らかにしようとしました。
公開日: 2026年09月14日 18:32
ウーロン茶の苦味と渋味はどこから来るのか——ポリフェノール成分と味の関係を探る研究
ウーロン茶は、茶葉を部分的に発酵(酸化)させて作られるお茶で、独特の香りと複雑な味わいで世界的に親しまれています。その味を決める重要な要素が「苦味」と「渋味」であり、これらは茶葉に含まれるポリフェノールと深く関わることが知られています。ポリフェノールは植物に広く含まれる成分の総称で、茶葉では乾燥重量…
公開日: 2026年09月14日 17:20
ヤマモモ果汁のアントシアニン、色素を守る「補助色素」の効き方は条件次第——HPLCによる分解速度の研究
中国南部原産の果実ヤマモモ(Myrica rubra)は、鮮やかな赤色のもとになるアントシアニンを豊富に含み、その95%以上がシアニジン-3-O-グルコシド(C3G)という成分だと著者らは説明しています。ただしアントシアニンは化学的に不安定で、加熱や保存の間に分解して色が失われやすいことが、食品とし…
公開日: 2026年09月14日 06:31
マイタケ由来多糖を分子量で3つに分け、その性質・細胞での作用・体内分布を調べた研究
マイタケ(学名 Grifola frondosa)は、東アジアの伝統的な利用や現代の機能性食品研究のなかで、多糖(糖がたくさんつながった大きな分子)を豊富に含む素材として注目されてきました。著者らによれば、これまでの研究ではマイタケ由来の多糖がマクロファージやT細胞、ナチュラルキラー細胞といった免疫…
公開日: 2026年09月13日 21:36
食品まるごとで摂るポリフェノールの働きとは?分布の違いと体への作用機序を整理した総説
お茶や果物、野菜、豆類などに含まれる「ポリフェノール」という成分は、健康志向の食品の話題でよく耳にする言葉です。しかし一口にポリフェノールといっても、その種類は非常に多く、含まれる食品によって種類や量、体内での働き方が大きく異なります。今回紹介する総説論文は、こうしたポリフェノールが食品というマトリ…
公開日: 2026年09月10日 09:37
フコイダンが老齢マウスの腸内環境を整えるという報告
年齢を重ねると、腸の働きは少しずつ変化していくと考えられています。食べ物を消化・吸収する能力や、腸を守るバリア機能、そこに棲む腸内細菌のバランスなどが、若い頃とは異なる状態になっていくためです。こうした加齢に伴う腸内環境の変化に、食品由来の成分がどこまで働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェ…
公開日: 2026年09月10日 09:09
ケツメイシ・クズ・ケンポナシの配合素材、微生物発酵で抗酸化力と香りはどう変わるか
クズ(Pueraria lobata)の根やケツメイシ(Penthorum chinense)、ケンポナシ(Hovenia dulcis)は、いずれも薬食同源の素材として使われてきた植物です。ただし、こうした素材は独特の生臭さや渋みを持つことが多く、飲料などに加工する際には風味の改善が課題になります…
公開日: 2026年09月09日 16:57
中国の女性、大豆イソフラボン摂取は目標量の半分以下——全国調査でわかった実態
豆腐や豆乳など大豆食品は中国の食卓に古くから根付いていますが、実際にどれくらいの量の大豆イソフラボンを摂取できているのかは、これまであまり詳しく調べられてきませんでした。今回、中国の研究チームが14歳以上の女性を対象に、全国規模のデータを使って大豆イソフラボンの摂取量を推計し、国が定める摂取目安と照…
公開日: 2026年09月09日 06:39
黄精(オウセイ)の品種で甘さやうまみはどう変わる?代謝物から見る食味の違い
Polygonatum cyrtonema Huaは、中国で古くから薬用・食用の両方に使われてきた植物で、根茎(黄精と呼ばれる部位)が食品や健康素材として利用されています。同じ植物でも産地や品種によって味や栄養価が異なることは知られていましたが、その違いがどのような成分の変化によって生じているのかは…
公開日: 2026年09月09日 06:31