研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

乳脂肪は本当に「悪い脂肪」なのか——飽和脂肪の枠を超えた四つの視点 研究論文OpenAlex中国

乳脂肪は本当に「悪い脂肪」なのか——飽和脂肪の枠を超えた四つの視点

牛乳やチーズ、バターに含まれる乳脂肪は、飽和脂肪酸を多く含むことから、長らく心血管疾患のリスク要因として警戒されてきました。しかし近年、乳製品の摂取と健康の関係を調べた研究の中には、この単純な図式では説明しきれない結果も報告されています。今回紹介する総説は、乳脂肪を「飽和脂肪かどうか」という一面だけ…

公開日: 2026年09月03日 06:32

ステビア由来甘味料は砂糖の代わりになるか——味と使い勝手の科学を整理した研究 研究論文OpenAlex中国

ステビア由来甘味料は砂糖の代わりになるか——味と使い勝手の科学を整理した研究

ステビアは南米原産の植物で、その葉に含まれる「ステビオール配糖体(SGs)」という成分が砂糖の200〜450倍ともいわれる甘さを持つことから、低糖・無糖食品の甘味料として世界中で使われています。しかし実際には、苦み、甘さの後引き、甘草(リコリス)のような独特の後味、飲み物や食品にしたときの物足りない…

公開日: 2026年09月03日 04:58

上海の高齢者調査:甘い・揚げ物・加工食品パターンと心の健康の関連を検証 研究論文OpenAlex中国

上海の高齢者調査:甘い・揚げ物・加工食品パターンと心の健康の関連を検証

高齢期の心の健康は、うつ病の有無だけでなく、日々の心理的な苦痛の強さや、生活の質(QOL)としての心理的な満足感など、複数の側面から捉えられるものです。食事が心の健康と関わっている可能性は以前から注目されてきましたが、個々の栄養素ではなく「どんな食品の組み合わせを普段からとっているか」という食事パタ…

公開日: 2026年08月31日 17:14

ナイジェリア南西部の成人調査、伝統食パターンと高血圧の関連が明らかに 研究論文OpenAlex中国

ナイジェリア南西部の成人調査、伝統食パターンと高血圧の関連が明らかに

高血圧は世界的に心血管疾患の主要な危険因子とされていますが、その背景にある食生活との関係は地域によって大きく異なります。ナイジェリアでは高血圧と伝統的な食習慣が同時に見られることが多いとされる一方で、どのような食事パターンが高血圧とどう関連しているのかを地域レベルで示すデータはこれまで限られていまし…

公開日: 2026年08月31日 17:11

青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか 研究論文OpenAlex中国

青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか

思春期から青年期にかけては、体だけでなく心の発達にとっても敏感な時期とされています。世界的に不安や抑うつなど青年期のメンタルヘルスの問題が増えている一方で、朝食の欠食や糖分の多い飲料の摂り過ぎといった不健康な食習慣もこの年代でよく見られます。こうした背景のもと、『栄養に関する情報を入手し、理解し、評…

公開日: 2026年08月28日 02:37

抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から 研究論文OpenAlex中国

抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から

野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ、オメガ3脂肪酸を含む魚などを多くとり、加工食品や精製された炭水化物、飽和脂肪を控える「抗炎症食」という食事パターンが、近年の研究で注目されています。慢性的な軽い炎症は、虚血性心疾患や脳卒中、糖尿病、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪肝、さらには自己免疫疾患や神経変性疾…

公開日: 2026年08月27日 08:31

塩味・苦味・辛味を「適度に」好む人はうつ病リスクが低い? 脳構造との関連を調べた大規模研究 研究論文OpenAlex中国

塩味・苦味・辛味を「適度に」好む人はうつ病リスクが低い? 脳構造との関連を調べた大規模研究

「辛いものが好き」「しょっぱい味が好き」といった食の好みは、単なる嗜好の問題だと思われがちです。しかし近年、食の好みや食習慣とこころの健康との間に何らかのつながりがあるのではないかという研究が進められています。今回紹介する研究は、14万人を超える非常に大規模なデータを用いて、味の好み(塩味・苦味・辛…

公開日: 2026年08月25日 23:36

食事の“炎症スコア”は抗てんかん薬の使用と関係する? 米国調査データからの報告 研究論文OpenAlex中国

食事の“炎症スコア”は抗てんかん薬の使用と関係する? 米国調査データからの報告

てんかんの治療や、神経障害性疼痛・片頭痛などの症状に対しても処方される「抗てんかん薬(ASM)」。一方で、日々の食事内容が体内の炎症状態に影響を与え、それが神経系の状態と関わっている可能性がこれまでも指摘されてきました。では、炎症を起こしやすいとされる食事パターンと、抗てんかん薬の使用状況との間には…

公開日: 2026年08月23日 02:32

食物繊維・脂肪の摂取量とがん既往歴の関係は? 米国成人データを使った研究紹介 研究論文DOAJ中国

食物繊維・脂肪の摂取量とがん既往歴の関係は? 米国成人データを使った研究紹介

「食物繊維をたくさん摂ると健康に良い」「脂肪の摂りすぎはがんのリスクを高める」——こうした話は健康情報としてよく耳にします。しかし、実際に大規模な集団データでこうした関連を調べると、結果はしばしば小さく、また解析の方法によって結論が揺らぐことも少なくありません。今回紹介する研究は、米国の代表的な健康…

公開日: 2026年08月22日 14:29

抗炎症食と運動の組み合わせ、高齢者の死亡リスクとどう関係する?中国の大規模調査から 研究論文OpenAlex中国

抗炎症食と運動の組み合わせ、高齢者の死亡リスクとどう関係する?中国の大規模調査から

毎日の食事が体の中の「炎症」に影響することは、近年よく話題になります。では、炎症を抑えやすいとされる食事を続けている高齢者は、実際に長生きしやすいのでしょうか。そんな疑問に取り組んだ研究が、学術誌「フロンティアーズ・イン・イミュノロジー」に2026年8月に掲載予定です。

公開日: 2026年08月22日 10:34

うつ病を抱える青少年の「食物依存症」、その特徴とは―横断研究から 研究論文OpenAlex中国

うつ病を抱える青少年の「食物依存症」、その特徴とは―横断研究から

甘いものや脂っこいスナックがやめられない――そんな経験は多くの人にあるかもしれません。近年、超加工食品を過剰に摂取してしまう状態は「食物依存症(FA)」と呼ばれ、研究の対象となっています。特に、大うつ病性障害(MDD)を抱える人ではFAが多く見られることが知られていますが、青少年を対象とした研究はま…

公開日: 2026年08月22日 09:42

食器がやさしく教えてくれる「ゆっくり食べる」感覚——一人食を支える多感覚フィードバック食器の試み 研究論文OpenAlex中国

食器がやさしく教えてくれる「ゆっくり食べる」感覚——一人食を支える多感覚フィードバック食器の試み

近年、一人で食事をとる「孤食」の機会が増えているといわれています。一人だと食べる速度に気を配る人が少なくなりがちで、早食いや、ながら食べのような不注意な食べ方につながりやすいとされます。こうした食べ方の癖は、消化のしにくさや食べ過ぎ、望ましくない食習慣の一因になりうると考えられています。今回紹介する…

公開日: 2026年08月22日 05:38