研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説 研究論文OpenAlexカナダ

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説

私たちの腸には多種多様な細菌がすみついており、その集まりは「腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)」と呼ばれます。著者らによると、腸内細菌叢は健康や病気に関わることが確立されており、しかも食事によって変化させることができます。そのため、腸内細菌叢に働きかける食事療法は、治療法の候補として位置づけられつ…

公開日: 2026年10月16日 05:07

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり 研究論文OpenAlexカナダ

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり

チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…

公開日: 2026年10月13日 04:43

腸内細菌を使った介入は高齢期の認知機能と筋力を支えるか——システマティックレビューとメタ解析の報告 研究論文Europe PMCカナダ

腸内細菌を使った介入は高齢期の認知機能と筋力を支えるか——システマティックレビューとメタ解析の報告

世界保健機関(WHO)は「健康な加齢」を、高齢期の幸福を可能にする生活機能を発達させ維持していく過程としてとらえています。この考え方では、認知機能と身体機能を保つことが、自立や社会参加、生活の質を支えるうえで欠かせません。著者らは、この二つの機能領域に関わる生物学的な仕組みとして腸内細菌に注目しまし…

公開日: 2026年10月04日 04:39

母親の肥満・食事と腸内細菌叢——子どもの心血管代謝的な体質形成をめぐる研究の総説 研究論文OpenAlexカナダ

母親の肥満・食事と腸内細菌叢——子どもの心血管代謝的な体質形成をめぐる研究の総説

妊娠前の体格指数(BMI)が30以上といった母親の肥満は、妊娠糖尿病や高血圧性疾患、帝王切開、妊娠中の過剰な体重増加といったリスクの高さと関連することが知られています。さらに、肥満のある母親から生まれた子どもは、成長の経過や肥満、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)、心血管代謝的な不調…

公開日: 2026年09月25日 23:56

おからを二段階発酵させると、うま味アップ・苦味ダウン・抗酸化力4倍に――菌類と乳酸菌を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexカナダ

おからを二段階発酵させると、うま味アップ・苦味ダウン・抗酸化力4倍に――菌類と乳酸菌を組み合わせた研究

豆腐や豆乳をつくる過程で出る「おから」は、大豆1キログラムあたりほぼ同じ量(1〜1.2キログラム)が発生するとされ、世界全体では年間およそ1400万トンにものぼると見積もられています。食物繊維やたんぱく質、脂質を豊富に含む一方で、水分が80%を超えて傷みやすいこと、消化されにくいこと、そして風味が食…

公開日: 2026年09月05日 19:48

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告 研究論文OpenAlexカナダ

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告

ワインづくりの過程では、果汁を搾った後にブドウの種や皮が大量の副産物として残ります。この廃棄されがちな部分に、実は食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれていることが知られています。フランスとチュニジア、カナダの研究者らによるチームは、このブドウ種子を粉末にしたもの(GSF)が、腸の炎症モデルであるマ…

公開日: 2026年09月02日 13:37

発酵食品、カナダではどう食べられている?4000人超調査で見えた消費実態と意識 研究論文OpenAlexカナダ

発酵食品、カナダではどう食べられている?4000人超調査で見えた消費実態と意識

チーズやヨーグルト、キムチや味噌など、発酵食品は世界各地の食文化に根付いています。近年、慢性疾患や自己免疫疾患がカナダで増加していることを背景に、長期的な健康を支える食事のあり方として発酵食品への関心が高まっているとされます。ただし、実際にカナダの人々がどれくらい発酵食品を食べ、どのように受け止めて…

公開日: 2026年08月31日 14:38