研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

全粒小麦粉に含まれる成分が鉛の吸収を抑える仕組みとは? in vitro研究が報告 研究論文DOAJ中国

全粒小麦粉に含まれる成分が鉛の吸収を抑える仕組みとは? in vitro研究が報告

鉛は環境中に広く存在する重金属で、食事を通じて体内に取り込まれると健康への影響が懸念される物質です。これまでの研究で、全粒小麦粉を摂取すると鉛の排出が促進されることが知られていましたが、その中のどの成分が働いているのか、そしてどのようなメカニズムで作用しているのかは、はっきりとはわかっていませんでし…

公開日: 2026年08月12日 17:27

母乳と便からマイクロプラスチックを検出 インドネシア沿岸地域の幼児を調べた研究 研究論文DOAJインドネシア

母乳と便からマイクロプラスチックを検出 インドネシア沿岸地域の幼児を調べた研究

海の魚がマイクロプラスチックを取り込んでいる、という話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。では、そうした環境が実際に子どもの体にどう関わっているのでしょうか。インドネシア・ジェンベル県の沿岸地域プゲル郡で行われたある研究が、発育阻害(スタンティング)がみられる幼児を対象に、母乳と便の中のマイ…

公開日: 2026年07月25日 15:28

カタールの伝統料理に潜む水銀・ヒ素、その実態を調べた研究 研究論文DOAJカタール

カタールの伝統料理に潜む水銀・ヒ素、その実態を調べた研究

魚介類は健康的な食材として知られる一方で、海洋環境に由来する重金属を体内に取り込みやすいという側面も指摘されています。工業活動や農業活動の広がりによって環境中の重金属が増加していることを背景に、私たちが日々口にする料理には、どの程度の重金属が含まれているのでしょうか。今回紹介するのは、カタールの伝統…

公開日: 2026年07月22日 23:39

食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー 研究論文DOAJ中国

食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー

食品を加熱したり乾燥させたりするとき、食品の内部では温度や水分がどのように変化しているのでしょうか。こうした変化を実験だけで細かく調べるには、多くの時間とコストがかかります。そこで近年、食品工学の分野ではコンピューター上で現象を再現する数値シミュレーションが注目されています。今回紹介する論文は、その…

公開日: 2026年07月19日 21:31

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと 研究論文DOAJイタリア

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと

小麦などの穀物に残る農薬の存在は、食の安全を考えるうえで見過ごせないテーマです。農薬は病害虫や雑草から作物を守るために欠かせない一方、収穫された穀粒にどの程度残るのかは、散布のタイミングや方法によって変わります。今回紹介する研究は、実際の圃場(畑)での散布試験と、その後の加工工程による低減効果を組み…

公開日: 2026年07月17日 13:36

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究 研究論文DOAJトルコ

非熱処理技術でプロバイオティクスの生存性は高められるか——食品中での安定性を検証したレビュー研究

ヨーグルトや発酵飲料などに含まれる「プロバイオティクス」(腸内環境などに関わるとされる生きた微生物)は、製造・保存の過程で数が減ってしまうことが課題とされています。加熱処理は殺菌や品質保持に役立つ一方で、生きた菌自体にはダメージを与えやすいこともあり、近年は加熱を伴わない「非熱処理技術」を使って菌の…

公開日: 2026年07月14日 15:30

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究 研究論文DOAJドイツ

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究

魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…

公開日: 2026年07月12日 21:30

体内から見つかったプラスチック片 ─ ヒト組織中のマイクロ・ナノプラスチックと、食事でできることを考える 研究論文DOAJサウジアラビア

体内から見つかったプラスチック片 ─ ヒト組織中のマイクロ・ナノプラスチックと、食事でできることを考える

近年、私たちの体の中からごく小さなプラスチックの破片が見つかるという報告が増えています。「マイクロプラスチック」や、さらに小さな「ナノプラスチック」と呼ばれるこれらの粒子は、環境中だけでなく、実は人の体の組織からも検出されるようになってきました。今回紹介するのは、こうしたヒト組織中のマイクロ・ナノプ…

公開日: 2026年07月09日 18:25

生野菜・サラダに潜むリスク?モロッコの食品衛生調査データが示す傾向 研究論文DOAJモロッコ

生野菜・サラダに潜むリスク?モロッコの食品衛生調査データが示す傾向

スーパーやレストランで提供される食品は、国や地域ごとに衛生基準への適合性が検査・監視されています。では、どんな種類の食品が基準を満たしにくく、季節によって傾向は変わるのでしょうか。今回紹介するのは、モロッコのマラケシュ・サフィ地方における食品の微生物学的コンプライアンス(衛生基準への適合状況)を、7…

公開日: 2026年07月02日 15:24

ヨーグルト中のマイクロプラスチックはプロバイオティクスと保存でどう変化する?——探索的研究の報告 研究論文DOAJトルコ

ヨーグルト中のマイクロプラスチックはプロバイオティクスと保存でどう変化する?——探索的研究の報告

近年、乳製品を含むさまざまな食品からマイクロプラスチック(MP:微細なプラスチック粒子)が検出されるという報告が増えており、食品の安全性に関する関心が高まっています。ただし、MPが複雑な食品の中でどのようにふるまうのか、また乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス(体に良いとされる微生物)とどの…

公開日: 2026年07月02日 00:29