研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

薬用植物の抗増殖作用に関する文献レビューの紹介 研究論文OpenAlex中国

薬用植物の抗増殖作用に関する文献レビューの紹介

著者らは、さまざまな植物由来の抽出物がもつ「抗増殖作用」、すなわち細胞の分裂や増殖を抑えるはたらきについて、これまでに発表された科学文献を整理することを目的としました。抗増殖作用とは、細胞が数を増やす過程を遅らせたり止めたりする性質を指し、がん細胞を対象とした研究で注目されてきた観点です。

公開日: 2026年09月30日 21:08

カンゾウの茎を活かすには? 酵素処理と高温蒸気処理を比べた研究 研究論文Europe PMC中国

カンゾウの茎を活かすには? 酵素処理と高温蒸気処理を比べた研究

漢方などで古くから使われてきたウラルカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis Fisch.)は、主に地下の根が利用されてきました。一方で地上部、とりわけ茎は加工の際に捨てられたり、価値の低い用途に回されたりすることが多く、資源の無駄が生じていると研究チームは指摘しています。しかし茎にも、…

公開日: 2026年09月30日 11:01

泥興陶で六堡茶を24か月保存すると何が変わるか——中国・広西の伝統陶器と発酵茶の関係を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

泥興陶で六堡茶を24か月保存すると何が変わるか——中国・広西の伝統陶器と発酵茶の関係を調べた研究

六堡茶は中国・広西の特産である「黒茶」の一種で、微生物による発酵を経てつくられます。論文によると、その品質は長期の保存(熟成)によって整えられていくため、どんな容器に入れて置くかが重要になります。ところが著者らは、現在使われている保存容器には課題が多いと指摘します。透明なガラス瓶は光を通すため茶の成…

公開日: 2026年09月30日 10:50

食用・薬用キノコ「Inocutis levis」の菌糸体抽出画分WYSと乳がん細胞に関する研究の紹介 研究論文Europe PMC中国

食用・薬用キノコ「Inocutis levis」の菌糸体抽出画分WYSと乳がん細胞に関する研究の紹介

乳がんは世界の女性で最も多く診断されるがんであり、著者らは、性質が多様で浸潤や転移を起こしやすいため臨床での対応が難しいと述べています。手術・放射線・化学療法・分子標的薬といった従来の治療は一定の効果をもたらす一方で、副作用や治療途中で薬が効きにくくなること、乳がんのタイプによって使える治療が限られ…

公開日: 2026年09月30日 10:40

アメリカ人参と熟成プーアル茶を混ぜ合わせた飲料の風味と成分を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

アメリカ人参と熟成プーアル茶を混ぜ合わせた飲料の風味と成分を調べた研究

熟成プーアル茶(熟茶)は、独特の風味と健康面での期待から広く飲まれているお茶です。ただし研究チームは、その風味の好まれやすさにはまだ改善の余地があると指摘しています。そこで、味わいの質を高め、商品の形を広げる方法として、別の植物と混ぜ合わせる(ブレンドする)やり方に注目しました。

公開日: 2026年09月30日 09:25

食用カギカズラ由来のインドールアルカロイド「ビンコシドラクタム」が糖の消化酵素を抑える——食後血糖への働きを調べた研究 研究論文OpenAlex中国

食用カギカズラ由来のインドールアルカロイド「ビンコシドラクタム」が糖の消化酵素を抑える——食後血糖への働きを調べた研究

糖尿病は世界的に急増している代謝性の病気です。論文の冒頭では、国際糖尿病連合の資料に基づき、2024年に20〜79歳の成人およそ5億8900万人が糖尿病を抱え、世界で約340万人の死亡に関わったと紹介されています。

公開日: 2026年09月30日 08:25

霊芝菌糸体を乳酸菌で発酵させると何が変わるか——うま味と抗酸化力の変化を追った研究 研究論文OpenAlexニュージーランド

霊芝菌糸体を乳酸菌で発酵させると何が変わるか——うま味と抗酸化力の変化を追った研究

霊芝(レイシ、学名 Ganoderma lucidum)は「霊芝(リンジー)」として中国で古くから用いられてきたキノコで、多糖類やトリテルペン類といった成分を含みます。ただし著者らは、このトリテルペン類が強い苦味と渋味のもとになっており、食品としての利用が広がりにくい原因になっていると述べています。

公開日: 2026年09月30日 07:53

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告 研究論文OpenAlexトルコ

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告

サクランボの仲間の木は、外からの刺激を受けると幹から粘り気のある液体をしみ出させます。これは時間がたつと固まって、乳白色から淡い黄色のかたまりになり、さらに古くなると色が濃くなっていきます。「樹脂」や「ガム」と呼ばれるこのしみ出し物(樹液ガム)は食べることができ、ほのかな苦みと甘みがあり、各地の言い…

公開日: 2026年09月30日 07:49

香辛料の有効成分は「どんな食品に入れるか」で働きが変わる — 食品マトリックスの役割をめぐる総説 研究論文OpenAlexポーランド

香辛料の有効成分は「どんな食品に入れるか」で働きが変わる — 食品マトリックスの役割をめぐる総説

ターメリック、シナモン、ショウガ、クローブといった香辛料は、風味づけや保存の役割を担うだけでなく、ポリフェノールやフェノール酸、フラボノイド、クルクミノイド、ジンゲロール、フェニルプロパノイド類など、植物由来の生理活性成分をきわめて豊富に含む素材として知られています。著者らは、これまでの研究でこうし…

公開日: 2026年09月30日 07:43

尿中ヒパフォリンは豆類の摂取量を映す指標になるか——自由生活下の成人138人を対象とした横断研究 研究論文OpenAlexスペイン

尿中ヒパフォリンは豆類の摂取量を映す指標になるか——自由生活下の成人138人を対象とした横断研究

レンズ豆、ひよこ豆、いんげん豆、えんどう豆といった豆類は、植物性たんぱく質や食物繊維、微量栄養素の供給源として、健康と環境の両立をめざす食事の枠組みでも中心的な位置を占めています。そのため、人がふだんどれくらい豆類を食べているかを正確に把握することは、栄養研究にとって重要な課題です。

公開日: 2026年09月30日 07:30

腸内環境から認知機能を考える——薬用植物シャタバリの生理活性成分に関する総説 研究論文OpenAlexインド

腸内環境から認知機能を考える——薬用植物シャタバリの生理活性成分に関する総説

著者らは、認知機能の低下が遺伝的要因だけでなく、生活習慣に関連した要因とも結びつくようになっている現状を出発点に、この総説をまとめています。インスリン抵抗性、酸化ストレス、神経炎症といった要素が重なり合って認知機能の問題が生じるという見方が広がっており、また女性の産後うつや生殖関連のホルモン変動に伴…

公開日: 2026年09月30日 07:12

黄色い葉と緑の葉、茶の品種の違いは紅茶の味と香りにどう表れるか——寧紅茶の製造技術を用いた代謝物解析 研究論文Europe PMC中国

黄色い葉と緑の葉、茶の品種の違いは紅茶の味と香りにどう表れるか——寧紅茶の製造技術を用いた代謝物解析

中国・江西省の修水県などで作られる「寧紅茶(寧州工夫紅茶)」は、中国で最も古い工夫紅茶とされる紅茶です。この産地には、緑色の葉をもつ「寧州2号」と、若い芽や葉が黄色くなる「黄金菊」という2つの品種があります。黄金菊は光に反応して葉が黄色くなる性質をもつ資源で、菊のような見た目からその名がついたと論文…

公開日: 2026年09月29日 13:50