研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

自分の腸内細菌に合う食物繊維を事前に選べるか——日本の8名で試した予備的研究 研究論文DOAJ

自分の腸内細菌に合う食物繊維を事前に選べるか——日本の8名で試した予備的研究

食物繊維は腸内細菌によって発酵され、酢酸や酪酸などの短鎖脂肪酸を生み出すことが知られていますが、同じ種類の食物繊維をとっても、効果の出方には個人差が大きいことが課題とされてきました。誰にどの食物繊維が合うのかをあらかじめ見極める確立された方法はこれまで存在していませんでした。この研究は、その個人差に…

公開日: 2026年09月03日 16:24

メガラヤ州ガロ丘陵の伝統的な緑葉野菜、鉄分やたんぱく質が豊富と報告 研究論文DOAJインド

メガラヤ州ガロ丘陵の伝統的な緑葉野菜、鉄分やたんぱく質が豊富と報告

インドの北東部、メガラヤ州のガロ丘陵に暮らす先住民族の人々は、森や畑の周辺に自生・栽培される緑葉野菜を日常的に食してきました。こうした食材は市場に流通することが少なく、栄養面での価値も十分には調べられていません。中央農業大学(インパール)とメガラヤ州の農業生態学支援団体NESFASの研究者らは、ガロ…

公開日: 2026年09月03日 15:24

妊娠中のタンパク質、種類によって妊娠糖尿病リスクに差?イランでの症例対照研究 研究論文DOAJイラン

妊娠中のタンパク質、種類によって妊娠糖尿病リスクに差?イランでの症例対照研究

妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病」は、母子双方の健康に影響しうる代表的な妊娠合併症です。糖尿病になりやすさには食事内容が関わるとされてきましたが、タンパク質の摂取量や由来(植物性か動物性か)と妊娠糖尿病リスクとの関係については、これまでの研究結果が一致していませんでした。今回、イラン・イスファハ…

公開日: 2026年09月03日 01:29

多年生植物『サインフォイン』の種子は食用になるか——加熱処理が栄養と安全性に与える影響を調べた研究 研究論文DOAJトルコ

多年生植物『サインフォイン』の種子は食用になるか——加熱処理が栄養と安全性に与える影響を調べた研究

マメ科の多年草であるサインフォイン(Onobrychis viciifolia L.)は、家畜の飼料作物として知られていますが、その種子を人が食べる食品として活用できないか検討した研究が食品品質誌に2026年1月に掲載予定です。研究チームはFaculty of Engineering(Departm…

公開日: 2026年09月02日 14:29

腸内細菌と「褐色脂肪の白色化」――肥満をめぐる新たな視点を探る総説 研究論文DOAJイラン

腸内細菌と「褐色脂肪の白色化」――肥満をめぐる新たな視点を探る総説

私たちの体には、寒さにさらされたときや食べすぎたときに余分なエネルギーを熱として消費してくれる「褐色脂肪組織(BAT)」という特殊な脂肪があります。ところが肥満が進むと、この褐色脂肪が本来の役割を失い、まるで白色脂肪のようにエネルギーをため込む組織へと変質してしまうことが知られています。この現象は「…

公開日: 2026年09月02日 14:28

エチオピアの伝統チーズ「アイブ」、モリンガの葉と種で安全性と栄養を高められるか──研究レビューが示す可能性と課題 研究論文DOAJエチオピア

エチオピアの伝統チーズ「アイブ」、モリンガの葉と種で安全性と栄養を高められるか──研究レビューが示す可能性と課題

エチオピアの家庭で古くから作られてきた発酵乳製品「アイブ」は、バターを作る過程でできる副産物のバターミルク(アレラ)を弱火で加熱し、ホエー(乳清)を取り除いて作られる柔らかい酸味のチーズだ。日常的な副菜として親しまれている一方で、常温では2〜4日程度しか日持ちしないという弱点を抱えている。今回紹介す…

公開日: 2026年09月02日 14:26

雑穀『リトルミレット』を発酵させて即席ドーサミックスに――栄養と保存性を両立できるか 研究論文DOAJインド

雑穀『リトルミレット』を発酵させて即席ドーサミックスに――栄養と保存性を両立できるか

インドをはじめアジアやアフリカの一部で古くから栽培されてきた雑穀のひとつに、リトルミレット(Panicum sumatrense)がある。乾燥にも過湿にも強く、少ない水と資材で育てられる短期収穫の作物で、地域によってはサーマイ、サマル、クトキといった呼び名でも知られる。小粒でつやのあるクリーム白色の…

公開日: 2026年09月01日 23:42

アルコール依存とうつ、腸を経由してつながる仕組みとは 食物繊維の役割に注目した総説 研究論文DOAJチリ

アルコール依存とうつ、腸を経由してつながる仕組みとは 食物繊維の役割に注目した総説

お酒の量が増えていくにつれて気分が落ち込みやすくなる、あるいは抑うつ状態がお酒をやめられない一因になっている――こうした「アルコール使用障害」と「うつ」の絡み合いは、依存症の治療を難しくする大きな要因として知られています。チリのアウトノマ大学(Universidad Autónoma de Chil…

公開日: 2026年09月01日 23:41

同じ製法でも品種で違う? 紅茶「鉤鉤脑」の葉に棲む微生物と香り成分を調べた研究 研究論文DOAJ中国

同じ製法でも品種で違う? 紅茶「鉤鉤脑」の葉に棲む微生物と香り成分を調べた研究

紅茶の味や香りは、製造工程で葉自身が持つ酵素が働くことで大きく作り出されると考えられています。カテキンを酸化させる酵素などがテアフラビンやテアルビジンといった成分を生み出し、紅茶特有の赤い水色やコクにつながるとされています。一方で、葉の表面や内部に棲みついている微生物が、こうした風味の変化にどう関わ…

公開日: 2026年09月01日 23:39

レジスタントスターチの種類によって腸内細菌の反応が異なる可能性、米コーネル大などが解析 研究論文DOAJイタリア

レジスタントスターチの種類によって腸内細菌の反応が異なる可能性、米コーネル大などが解析

難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)は、小腸で消化されずに大腸まで届き、そこに棲む腸内細菌のエサになる食物繊維の一種です。腸内環境や代謝の健康に関連するとされ、食事による介入方法として注目されてきました。ただし、レジスタントスターチには物理的・化学的性質が異なる複数のタイプがあり、それぞれが腸内…

公開日: 2026年09月01日 23:20

食物繊維の摂取量と『体の動かしにくさ』の関係、大規模追跡調査から見えてきたこと 研究論文DOAJ中国

食物繊維の摂取量と『体の動かしにくさ』の関係、大規模追跡調査から見えてきたこと

加齢とともに歩行や階段の上り下り、ベッドからの立ち上がりが少しずつおっくうになる——こうした『粗大運動制限』と呼ばれる状態は、要介護や入院につながる手前のサインとして知られています。この段階での予防に食事がどう関わるのかはまだよくわかっていません。中国の成都体育学院などに所属する研究者らのグループは…

公開日: 2026年08月31日 19:39

コンニャクの食物繊維、加工の仕方で腸内環境への働き方が変わる可能性——in vitro実験のメタ分析から 研究論文DOAJ中国

コンニャクの食物繊維、加工の仕方で腸内環境への働き方が変わる可能性——in vitro実験のメタ分析から

こんにゃくの主成分として知られるグルコマンナンは、水に溶ける食物繊維の一種で、腸内細菌のエサ(プレバイオティクス)になりうる素材として注目されてきました。しかし実際の研究結果を見渡すと、腸内細菌叢への効果は一定せず、条件によって結果がばらつくことが課題として指摘されています。なぜ効果にばらつきが出る…

公開日: 2026年08月31日 19:37