研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ブラジル・セラード地方産ソーヴィニヨン・ブラン2種の香り成分と抗酸化関連指標を調べた探索的研究
ブラジルでは近年、伝統的な南部の産地に加え、内陸の高原地帯セラードが新たなブドウ栽培地として広がっています。この地域は日射が強く標高が高く、乾季と雨季がはっきりしています。また、ブドウの枝を年に2回剪定して収穫時期を秋から冬にする「二回剪定」という栽培方法が用いられています。しかし、この地域で造られ…
公開日: 2026年10月09日 02:14
アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか
腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)と、細菌が食物繊維などを分解して作る「短鎖脂肪酸」は、2型糖尿病との関わりが指摘されています。特に、食物繊維の多い食事から超加工食品の多い食事へと食生活が移り変わる中で、この関係が注目されています。
公開日: 2026年10月09日 01:46
ミルクで育つケフィアと砂糖水で育つケフィア:微生物と健康効果に関する研究を比べたレビュー
ケフィアは伝統的な発酵食品で、「ケフィア粒」と呼ばれる塊の中で、複数の微生物が互いに支え合いながら暮らす共生微生物群によってつくられます。著者らは、ケフィアの成分や働きが、ケフィア粒を育てる培地、つまり何に漬けて発酵させるかによって強く左右されると述べています。
公開日: 2026年10月08日 23:30
麹菌で発酵させた玄米食品は潰瘍性大腸炎の患者に役立つか:二重盲検ランダム化試験の報告
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に広く炎症が起こる病気で、原因はまだ分かっていません。これまでの基礎研究や臨床研究から、食物繊維をとることで症状が和らぐ可能性が示唆されてきました。
公開日: 2026年10月08日 05:23
腸のバリアと透過性を調節する「ゾヌリン」経路:構造・免疫・食事要因を整理した総説
腸の内側は、食べ物に由来する物質や腸内細菌、毒素などに常にさらされています。腸の壁は、こうした腸管内の内容物と体内の免疫細胞を隔てる「バリア」として働いており、その健全さは免疫のバランスを保つうえで欠かせないとされています。このバリアの制御が失われ、腸の壁が物質を通しやすくなった状態は「腸管透過性の…
公開日: 2026年10月08日 00:11
ブラジルの発酵食品から得た乳酸菌によるL-グルタミン酸生産:菌株の選抜と培養条件の検討
L-グルタミン酸は、自然界に多く存在するアミノ酸の一つです。体内の窒素代謝にかかわるほか、うま味のもととなる成分として食品産業で広く使われています。工業生産は主に微生物の発酵で行われ、中心となっているのはコリネバクテリウム・グルタミカムという細菌です。一方で、別の特性も備えた生産菌を探す研究も続いて…
公開日: 2026年10月07日 23:33
食品と腸内細菌、脳のつながりを食品科学の視点から整理した総説
私たちが食べるものが腸内細菌のはたらきを変え、それが脳にも影響しうるという考え方は「食事・腸内細菌叢・脳の軸」と呼ばれ、近年研究が急速に増えています。腸内細菌叢とは、腸の中にすむ多種多様な細菌の集まりのことです。
公開日: 2026年10月07日 21:36
食品素材でつくった栄養補助飲料と炎症後の腸内細菌:マウスでミルクベースの製品と比較
食事だけでは必要な栄養をとりきれない人のために、経口栄養補助食品(ONS)と呼ばれる飲むタイプの栄養剤が広く使われています。手術後の患者やがん治療中の人、虚弱な高齢者などが対象です。ただし、多くの市販品はエネルギーと必須栄養素の補給を主な目的として作られています。炎症からの回復や腸内細菌への影響につ…
公開日: 2026年10月07日 06:29
血管が硬くなった高齢者の腸内細菌の特徴を調べた研究
年齢を重ねると、動脈の壁は弾力を失って硬くなっていきます。この「血管の硬さ(血管スティフネス)」は血管の老化を示す代表的な特徴で、高齢者の心血管病の大きな危険因子とされています。
公開日: 2026年10月07日 05:50
インドネシア産の小さなヤムイモからイヌリンを取り出し、低脂肪アイスクリームへの利用を試した研究
より健康的な乳製品を求める声を受けて、脂肪分を減らしたアイスクリームの開発が進められています。ただし、脂肪を減らすと、なめらかなクリーム感が損なわれたり、空気を含んでふくらむ度合いや溶けにくさといった品質が落ちたりすることがあります。
公開日: 2026年10月07日 04:56
ブルガリアとフランスの伝統食に眠る微生物と植物の多様性を、新しい発酵・保存技術にどう生かすか――総説の紹介
ヨーグルトやチーズ、パン、ワインなどの発酵食品は、微生物とその酵素が食品の成分を変化させることで生まれます。工場での大量生産では選び抜かれた少数のスターター(発酵の種となる微生物)が使われるのに対し、家庭や小規模な工房の伝統的な製法では、自然発酵や、前回の発酵物の一部を次の仕込みに加える方法が今も受…
公開日: 2026年10月06日 22:02
パレスチナの医学生と研修医は、セリアック病とグルテンフリー食の栄養をどこまで理解しているか
セリアック病は、小麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」をきっかけに免疫反応が起こり、小腸が傷つく慢性の病気です。治療の中心は、グルテンを含まない食事(グルテンフリー食)を生涯続けることです。ただし、腸での吸収が悪くなることで鉄、葉酸、ビタミンB12、ビタミンD、カルシウムなどが不足しやすく、さらに…
公開日: 2026年10月06日 21:38