研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
学校の食文化が「不健康な食べ物=楽しい」という思い込みを育てている可能性を論じた意見論文
この論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者が一つの仮説を提案する意見論文です。著者は、米国の学校の食をめぐる習慣が、意図しないまま子どもたちに「不健康な食べ物=楽しい」という直感を育てているかもしれない、と論じています。ここでいう直感とは、エネルギーが高く栄養の乏しい食べ物の方が、健康…
公開日: 2026年10月13日 05:29
インドネシアの小学生の食物繊維摂取量と、母親の食リテラシー・世帯の食料安全保障との関連
家庭で何を買い、どう調理し、子どもに何を食べさせるかを決めるうえで、母親は大きな役割を担っていることが多いとされます。この研究は、母親の「食リテラシー」が、世帯の食料安全保障や子どもの食事の質とどう関連しているかを調べたものです。食リテラシーとは、栄養に関する情報を手に入れ、理解し、日々の食事の選択…
公開日: 2026年10月13日 05:20
マドリードの子どもにおける家庭の食料不安と食事・体重の関係
「食料不安」とは、栄養的に十分で安全な食べ物を、社会的に受け入れられる方法で安定して手に入れることが難しい状態を指します。高所得国でも重要な社会・公衆衛生上の課題とされていますが、これまでの研究の多くは北米で行われ、ヨーロッパでの知見は限られていました。家庭の食料不安と子どもの過体重・肥満の関係につ…
公開日: 2026年10月13日 05:17
超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文
加工度の高い食品、いわゆる「超加工食品」をどう扱うかは、食事指導でも関心が高まっている話題です。今回紹介する論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者らが自らの考えを示す意見論文です。抄録によると、著者らは超加工食品に関する研究成果を、栄養士などが行う臨床の食事指導にどう生かすのが適切かを…
公開日: 2026年10月13日 05:10
無料のデジタル栄養プログラム「フル・プレート・リビング」利用者で、食事の質やBMIはどう変わったか
食事の改善は慢性疾患の予防に重要とされています。しかし診療の現場では時間や人手が限られ、栄養指導を十分に行えないことが少なくありません。研究チームが注目したのは、米国の非営利団体が提供する無料のオンライン栄養教育プログラム「フル・プレート・リビング(FPL)」です。FPLはカロリー計算や厳しい食事制…
公開日: 2026年10月12日 15:24
インドネシアのハラール食品研究はどう広がってきたか――論文データから全体像をたどる計量書誌分析
ハラール食品とは、イスラム教の教えに照らしてムスリムが口にしてよいとされる食べ物や飲み物のことです。原材料が許されたものかどうかだけでなく、どこから調達し、どう製造・保管・流通させたかまで含めて問われます。さらに近年は、安全で健康的、品質の良い食べ物であることを重視する「タイイブ」という考え方と結び…
公開日: 2026年10月12日 11:52
中国南部の中高年で20年間に食事パターンはどう変わったか:広東省の栄養調査4回分の分析と過体重・肥満との関連
中国では過去数十年で食生活が大きく変わり、同時に過体重や肥満の人も増えてきました。中年期以降は体の組成やエネルギー代謝が変わり、慢性疾患も重なりやすいため、体脂肪の蓄積による影響を受けやすい年代とされています。一方で、この年代の食事の組み合わせが長期間にどう移り変わり、それが肥満とどう関係しているか…
公開日: 2026年10月12日 11:42
大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究
食品の「栄養強化」とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を食品に加えることです。法律で義務づけられる強化もあり、甲状腺腫を防ぐためのヨウ素添加塩がその例です。一方、メーカーが製品の栄養価や商品としての魅力を高めるために自主的に栄養素を加えることもあり、これを「任意強化」と呼びます。ビタミン入りの朝食用…
公開日: 2026年10月12日 10:50
学齢期の子どもの栄養素摂取量と認知機能の関連:イスラエルのアラブ系児童を対象にした横断研究
子どもの脳は学齢期に入っても発達を続けます。そのため、この時期の食事が認知機能に関わる可能性が考えられてきました。しかし、これまでの研究の多くは「健康的な食事パターン」のような食生活全体を扱っており、どの栄養素が関わるのかは十分に分かっていません。たんぱく質や脂質などの主要栄養素、食物繊維、脂肪酸の…
公開日: 2026年10月12日 10:46
診断直後で未治療のADHDの子どもの食行動と食事内容を、年齢・性別をそろえた子どもと比べた研究
注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性が年齢に見合わない程度で続く、子どもに多い発達の特性です。こうした特性が食べ方や食べ物の選び方に関わる可能性は以前から指摘されてきましたが、これまでの研究結果は一致していませんでした。
公開日: 2026年10月12日 10:43
医学生の食習慣と体の検査値の関係を探る:寮生と自宅通学生の比較
若い時期に身につけた食習慣は、その後の長い健康や代謝の状態に影響すると考えられています。医学生は勉強の負担、不規則な生活、寮での暮らしなどから、食事を抜いたり偏った食事をとったりしやすいとされてきました。
公開日: 2026年10月12日 10:16
ニュージーランドの元オリンピック・コモンウェルスゲームズ代表選手は、高齢期に何を食べているのか
若い頃にトップレベルで競技をしていた人は、引退して高齢になったあとも食生活に恵まれているのでしょうか。この論文の研究チームは、オリンピックやコモンウェルスゲームズ(英連邦諸国を中心とする総合競技大会)にニュージーランド代表として出場した経験を持つ高齢の元選手を対象に、日々の食事から何をどれだけとって…
公開日: 2026年10月12日 10:10