研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食用アカパンカビの乾燥菌体に含まれるエルゴチオネインとスペルミジン:1ロットの分析結果と既存文献との比較 研究論文OpenAlexアメリカ

食用アカパンカビの乾燥菌体に含まれるエルゴチオネインとスペルミジン:1ロットの分析結果と既存文献との比較

アカパンカビ(Neurospora crassa)は、実験生物としてよく知られるカビの一種です。著者によると、アジアやアフリカでは発酵食品を通じて何世代にもわたり食べられてきました。現在は、液体の中で培養した菌糸体(カビの糸状の体)をまるごと乾燥させた食品素材としても生産されています。食品としての議…

公開日: 2026年10月13日 05:54

ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価 研究論文OpenAlexインド

ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価

学生や働く人の多くが、一日中スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使っています。著者は、こうした長時間の画面使用が目の疲れ、集中力の低下、頭の疲れにつながっていると述べています。そのうえで、自然由来で安全性が高く健康によいと考えられることから、ニュートラシューティカル(健康維持を目的とした食品…

公開日: 2026年10月12日 23:35

ワイン製造で出る副産物を資源として生かすための総説:成分、環境に配慮した抽出技術、産業利用 研究論文OpenAlexレバノン

ワイン製造で出る副産物を資源として生かすための総説:成分、環境に配慮した抽出技術、産業利用

ブドウは世界で広く栽培される果物で、その多くがワインになります。総説によると、2025年の世界のワイン生産量は2億2800万〜2億3500万ヘクトリットルと推定されています。一方で、ワイン1リットルあたり約0.3〜0.5キログラムの副産物が出るとされます。主なものは、搾りかす(果皮・種子・果肉の残り…

公開日: 2026年10月12日 11:19

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆 研究論文OpenAlexポーランド

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆

肥満、2型糖尿病、心血管疾患、骨粗しょう症、一部のがんなどは「文明病」とも呼ばれ、現代的な生活様式と深く結びついた、感染によらない病気です。著者らは先行研究を引用し、こうした病気が世界の早期死亡の大きな割合を占めること、身体活動の不足や加工食品・塩・砂糖・動物性脂肪に偏り食物繊維やビタミン・ミネラル…

公開日: 2026年10月12日 11:12

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説 研究論文OpenAlexペルー

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説

ザクロを加工すると、果皮、果実内部の薄い膜、種子、搾りかすが大量に出ます。著者らによれば、これらにはポリフェノール、食物繊維、ペクチン、種子由来の脂肪酸であるプニカ酸などが残っており、食品の機能を高める素材として役立つ可能性があります。

公開日: 2026年10月12日 11:01

規格外ブラックベリーに超音波を当てると成分はどう変わるか:処理時間ごとの変化を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

規格外ブラックベリーに超音波を当てると成分はどう変わるか:処理時間ごとの変化を調べた研究

ブラックベリーは食物繊維やビタミン、ポリフェノールなどの植物由来成分を含む果実として評価されています。一方で傷みやすく、収穫から保管、小売までの過程で生産量のおよそ30%が失われると見積もられています。見た目や大きさ、硬さなどの品質基準を満たさず、市場でほとんど受け入れられない果実は「規格外ブラック…

公開日: 2026年10月12日 10:54

マイタケの生理活性研究はどう発展してきたか:約600本の論文から見た世界の研究動向 研究論文OpenAlexフィリピン

マイタケの生理活性研究はどう発展してきたか:約600本の論文から見た世界の研究動向

マイタケ(学名グリフォラ・フロンドサ)は食用きのこであると同時に、薬用きのことしても研究されてきました。多糖類、なかでもβグルカンと呼ばれる成分をはじめ、さまざまな成分が含まれています。これまでに、免疫の働きの調節、抗酸化、抗腫瘍、抗菌、代謝への作用といった生理活性との関連が調べられてきました。

公開日: 2026年10月11日 05:23

若年成人の「カフェイン依存」の自己認識は、心の健康や生活習慣とどう関連するか 研究論文OpenAlex韓国

若年成人の「カフェイン依存」の自己認識は、心の健康や生活習慣とどう関連するか

カフェインは世界で最も広く摂取されている精神刺激物質で、若い世代では眠気覚ましや集中のためにコーヒーやエナジードリンクを利用する人が少なくありません。一方で、若年成人のうつや不安の増加が公衆衛生上の課題となるなか、カフェインへの依存と心の状態や日々の生活との関わりについては、これまでうつ・不安だけ、…

公開日: 2026年10月10日 22:30

お茶と心臓・代謝の健康に関する臨床試験をまとめた総説 研究論文OpenAlexアメリカ

お茶と心臓・代謝の健康に関する臨床試験をまとめた総説

お茶は世界で最もよく飲まれている飲み物の一つで、多くの文化で日常の飲料として、また伝統的な薬として使われてきました。近年は、健康に役立つ成分を含む「機能性食品」としてお茶に関心を寄せる人が増えています。背景には、心臓や血管の病気、肥満、2型糖尿病など、生活習慣と関わりの深い「心血管代謝系」の危険因子…

公開日: 2026年10月10日 22:10

卵白を分解したペプチドは朝の顔のむくみ感を和らげるか:健康な成人を対象とした比較試験 研究論文OpenAlex

卵白を分解したペプチドは朝の顔のむくみ感を和らげるか:健康な成人を対象とした比較試験

朝起きたときに顔がむくんでいると感じる人は少なくありません。著者らによると、こうした朝の顔のむくみは、眠っている間に体が横になることで体内の水分が顔や首の方へ移り、リンパの流れも弱まることで起こる、一時的で局所的なむくみです。起床後には自然に引いていきますが、重さや不快感が気分を下げ、日々の生活の質…

公開日: 2026年10月10日 22:07

黒大豆の種皮は胆汁酸とどれだけ結びつくか:黄大豆との比較とポリフェノールの役割 研究論文OpenAlex

黒大豆の種皮は胆汁酸とどれだけ結びつくか:黄大豆との比較とポリフェノールの役割

胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られ、脂肪の消化を助けたあと、多くは腸から再吸収されて肝臓へ戻ります。食物成分が腸内で胆汁酸と結びつき便とともに排出されると、肝臓は失われた分を補うためにコレステロールから新しい胆汁酸を作ります。このため、胆汁酸と結びつく性質(胆汁酸結合能)は、コレステロールの代謝…

公開日: 2026年10月10日 22:00

焙煎が進むにつれてコーヒーの成分と香りはどう変わるか――雲南産アラビカ種を8段階で追跡した研究 研究論文OpenAlex中国

焙煎が進むにつれてコーヒーの成分と香りはどう変わるか――雲南産アラビカ種を8段階で追跡した研究

コーヒーの香りは、産地や品種、加工方法、抽出条件などの影響を受けます。中でも焙煎の度合いは、最終的な香りを決める大きな要因です。生豆には焙煎コーヒー特有の心地よい香りがほとんどありません。焙煎中の加熱で起こるさまざまな化学反応によって、香りに関わる成分が生まれ、変化し、分解されていきます。

公開日: 2026年10月09日 20:04