研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

共食いに悩む巨大ナマズの赤ちゃん、何を食べさせれば育つのか——スタインダクネリドン属の仔魚飼育を探る研究 研究論文OpenAlexブラジル

共食いに悩む巨大ナマズの赤ちゃん、何を食べさせれば育つのか——スタインダクネリドン属の仔魚飼育を探る研究

川で育つ大型ナマズの仲間には、ふ化してまもない時期に仲間同士で食べ合ってしまう「共食い」に悩まされる種がいます。養殖の現場では、この共食いによって仔魚(ふ化直後の稚魚)の生存率が大きく下がってしまうことが課題になっているそうです。今回紹介する論文は、南米に生息するスタインダクネリドン属(Steind…

公開日: 2026年08月08日 18:29

オリーブオイル搾油後の廃棄物から、イチゴを乾燥に強くする素材が見つかる 研究論文OpenAlexイラン

オリーブオイル搾油後の廃棄物から、イチゴを乾燥に強くする素材が見つかる

オリーブオイルを搾ったあとには、種子や搾りかす、葉といった大量の副産物が残ります。これらは廃棄されることが多い一方で、近年は農業資材として再利用する研究が進んでいます。今回紹介する研究では、こうしたオリーブオイル搾油廃棄物からタンパク質加水分解物(タンパク質を酵素で分解して得られる成分、PH)を作り…

公開日: 2026年08月08日 15:28

モクズガニのエサ、雑魚の代わりに何が使える? 5種類の飼料で比較した研究 研究論文OpenAlex中国

モクズガニのエサ、雑魚の代わりに何が使える? 5種類の飼料で比較した研究

中華料理の高級食材として知られるチュウゴクモクズガニ(上海蟹とも呼ばれる)。その養殖では、エサとして「雑魚(トラッシュフィッシュ)」と呼ばれる未利用の小型魚が広く使われてきました。しかし雑魚は漁獲量や資源の持続性に課題があるため、代わりとなるエサを探す研究が進められています。今回紹介する論文は、雑魚…

公開日: 2026年08月08日 13:35

乳牛のタンパク質給与量を減らすと何が変わる? 泌乳中期のホルスタイン種で検証 研究論文OpenAlexタイ

乳牛のタンパク質給与量を減らすと何が変わる? 泌乳中期のホルスタイン種で検証

牛乳は私たちの食卓に欠かせない食品ですが、その生産を支える乳牛の餌にはどれくらいのタンパク質が必要なのでしょうか。乳牛の飼料には大豆粕などタンパク質源となる原料が使われますが、タンパク質の給与量を減らすことができれば、飼料コストの削減や、家畜からの窒素排出を抑えることにもつながる可能性があります。一…

公開日: 2026年08月08日 13:28

ラクダのコブは特別な脂肪? 部位ごとの脂肪組織を比較した研究 研究論文OpenAlex中国

ラクダのコブは特別な脂肪? 部位ごとの脂肪組織を比較した研究

フタコブラクダの背中にある「コブ」は、砂漠のような乾燥地帯で生きる動物の象徴的な特徴として知られています。コブの中身は主に脂肪組織であることが知られていますが、体の他の部位にある脂肪と比べて、どのような違いがあるのかは、実はまだよくわかっていない部分が多いテーマです。今回紹介する研究では、ジュンガル…

公開日: 2026年08月08日 12:27

カキ養殖業で働く女性たち—米国北東部の現場から見えてきた課題 研究論文DOAJアメリカ

カキ養殖業で働く女性たち—米国北東部の現場から見えてきた課題

牡蠣(カキ)養殖と聞くと、多くの人は海の上での力仕事を思い浮かべるかもしれません。実はこの分野には近年、女性の生産者が増えており、業界に多様な視点や新しいアイデアをもたらしていると考えられています。しかし、そこで実際にどのような人たちが働き、どんな課題に直面しているのかについては、これまで基礎的なデ…

公開日: 2026年08月06日 22:27

ベニバナ種子のアルカリ前処理で搾油効率アップ?条件を数理的に最適化した研究 研究論文OpenAlexカザフスタン

ベニバナ種子のアルカリ前処理で搾油効率アップ?条件を数理的に最適化した研究

サラダ油やヘルシーオイルの原料として知られるベニバナ(紅花)の種子。実はこの種、殻が硬く密なつくりをしているため、そのまま圧搾しても油をしっかり搾り出すのが難しいという課題があります。伝統的な搾油方法では効率が上がりにくく、油を搾る前に種子をどう「下ごしらえ」するかが、生産全体の効率を左右する重要な…

公開日: 2026年08月06日 00:36

オーストラリアはなぜ水産物大国なのに輸入に頼るのか——輸入が生産国に及ぼす影響を考える 研究論文OpenAlexオーストラリア

オーストラリアはなぜ水産物大国なのに輸入に頼るのか——輸入が生産国に及ぼす影響を考える

世界的に水産物の消費量はこの60年ほどで大きく増え、現在では人が摂取するタンパク質の約20%を魚介類が占めているとされています。海に囲まれ、広大な漁業水域と発達した養殖業を持つ国というと、水産物を自給自足できていそうなイメージがあります。ところが今回紹介する論文では、そうしたイメージとは裏腹な「パラ…

公開日: 2026年08月06日 00:35

酸化した魚油による肝臓ダメージ、大豆由来成分ゲニステインで軽減の可能性 ヒラメ類での研究 研究論文OpenAlex中国

酸化した魚油による肝臓ダメージ、大豆由来成分ゲニステインで軽減の可能性 ヒラメ類での研究

養殖魚のエサには魚油が使われますが、保存や加工の過程で油が酸化してしまうことがあります。酸化した油は活性酸素を生み出しやすく、魚の体にとって負担になると考えられています。今回紹介する研究は、大豆などに含まれる植物由来の成分「ゲニステイン」を魚のエサに加えることで、酸化した魚油による肝臓への影響を和ら…

公開日: 2026年08月06日 00:29

ソルガム入りパンとイチゴ風味の発酵乳ソースを組み合わせた新レシピ、栄養成分と好まれる配合を調査 研究論文DOAJインドネシア

ソルガム入りパンとイチゴ風味の発酵乳ソースを組み合わせた新レシピ、栄養成分と好まれる配合を調査

パンの原料といえば小麦粉を思い浮かべる方が多いと思いますが、世界の穀物生産量でトウモロコシ・コメ・大麦に次いで5番目に重要とされる穀物に「ソルガム(モロコシ)」があります。ソルガムの粒はたんぱく質含有量が4.4%から21.1%と幅があり、平均は11.4%とされています。また、ほかの穀物と比べて粒が硬…

公開日: 2026年08月05日 09:26

ワケギ(Allium fistulosum L.)に含まれる機能性成分とは?国内外の研究をまとめたスコーピングレビュー 研究論文OpenAlex韓国

ワケギ(Allium fistulosum L.)に含まれる機能性成分とは?国内外の研究をまとめたスコーピングレビュー

ネギ属の植物といえばニンニク(Allium sativum L.)の健康効果に関する研究が広く知られていますが、東アジアの食文化に古くから根付いてきた「ワケギ」(Allium fistulosum L.)については、比較的研究が少ないままだといいます。韓国の伝統医学書『東医宝鑑(トンイボガム)』には…

公開日: 2026年08月04日 23:27

花椒(四川山椒)の風味を長持ちさせる新しい保存法とは? 窒素×LED光×冷蔵の併用効果を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

花椒(四川山椒)の風味を長持ちさせる新しい保存法とは? 窒素×LED光×冷蔵の併用効果を調べた研究

花椒(かしょう、四川山椒)は、独特のしびれる辛さで知られる香辛料です。この痺れ成分「OH-α-サンショオール」や、ポリフェノール、フラボノイドといった成分は、収穫後の保存中にどうしても失われやすく、香りや風味の劣化につながることが課題とされてきました。化学的な保存料を使わずにこうした品質低下をどう抑…

公開日: 2026年08月03日 02:34