研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
「ヘザーはちみつ」は本物か? ギリシャ市販はちみつを花粉・成分・抗菌力から調べた研究
スーパーで「ヘザーはちみつ」「オレンジはちみつ」「モミはちみつ」といったラベルを見かけても、それが本当にその花や木に由来する蜜なのか、消費者が確かめる手立てはほとんどありません。ギリシャ・パトラス大学の研究チームは、実際に市場に流通している市販はちみつを買い集め、花粉の顕微鏡分析から成分の化学分析、…
公開日: 2026年08月31日 21:26
クチナシの実をコンブチャの発酵原料に――苦味の強い漢方素材から機能性飲料はできるか
クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis)は中国南部を原産とするアカネ科の常緑低木で、その果実は「山梔子(サンシシ)」として2000年以上にわたり中国の伝統医学で使われてきました。イリドイド配糖体(主にゲニポシド)やクロシン、フラボノイド、ポリフェノール、有機酸、多糖類など多様…
公開日: 2026年08月31日 21:25
有機肥料と化学肥料の組み合わせでココナッツの収量は本当に増えるのか、バングラデシュでの2年間の栽培試験
ココナッツ(Cocos nucifera)は熱帯・亜熱帯地域の農業を支える多年生の高価値作物で、実だけでなく油・水・繊維まで幅広く利用されています。ただし1本の木が何年にもわたって実をつけ続けるため、土壌の養分は消耗しやすく、化学肥料だけに頼る従来の栽培では土壌中の有用微生物が減ったり、土の保水力が…
公開日: 2026年08月31日 20:32
モンスーン期の土池でブラックタイガーエビを養殖すると何が起きるか——体長と体重の関係から探る
エビ養殖の現場では、育てたエビがどれだけ順調に育っているかを日々知ることが経営の要になります。インド・グジャラート州の商業養殖場で行われたこの研究は、雨季(モンスーン期)に土池で育てられたブラックタイガーエビ(Penaeus monodon)を対象に、体の長さと重さの関係、そして「肥満度(コンディシ…
公開日: 2026年08月31日 20:25
乳酸菌は水耕栽培レタスの生育と栄養価を高めるか——3菌株の比較研究
野菜づくりの世界では近年、化学肥料に頼りすぎずに収量や品質を高める手段として「微生物バイオスティミュラント」への関心が高まっています。植物の根に有用な微生物を与えることで、栄養の吸収やストレス耐性を助けようという発想です。これまでこの分野では根圏微生物(PGPR)と呼ばれるBacillus属やPse…
公開日: 2026年08月31日 19:36
タイガーナッツミルクの栄養は低温殺菌でどう変わる? コートジボワールの研究から
近年、豆乳やアーモンドミルクなど植物性ミルクの人気が世界的に高まっています。乳糖不耐症や牛乳アレルギーを避けたい人の選択肢としてだけでなく、ヴィーガン志向の広がりも背景にあります。今回紹介する研究は、そうした植物性ミルクの中でもあまり知られていない「タイガーナッツミルク」を取り上げたものです。コート…
公開日: 2026年08月31日 19:32
水産加工の副産物、安全性は? 内臓や煮汁の生物毒素・重金属を調べた研究
魚を三枚におろした後のアラや内臓、ムール貝の割れた身、イカやタコの茹で汁。水産加工の現場では、こうした副産物が大量に発生しています。近年は資源の有効活用として、これらを飼料や肥料、さらには食品原料へ再利用する動きが広がっていますが、その安全性を検証した研究は多くありませんでした。背景には、こうした非…
公開日: 2026年08月31日 18:39
赤身肉・加工肉を控える食事と死亡リスク:約100万人を27年追跡した研究から
牛肉やハム、ソーセージといった赤身肉・加工肉の摂取を控えるべきだという指導は多くの食事ガイドラインに登場します。では、鶏肉や魚だけを食べる「白身肉のみ」の食事や、肉を一切食べない「ベジタリアン」の食事は、実際に死亡リスクの低さと関連しているのでしょうか。アメリカがん協会(American Cance…
公開日: 2026年08月31日 18:38
七面鳥の卵、品種によってタンパク質やアミノ酸の量に違い バングラデシュの研究
鶏卵に比べると馴染みが薄いものの、七面鳥の卵は粒が大きく、タンパク質や脂質、微量栄養素が豊富な食材として注目されています。バングラデシュでは近年、栄養価の高い家禽製品への需要の高まりを背景に、七面鳥の飼育が新しい選択肢として関心を集めているといいます。ただし、高温多湿な熱帯環境で育てた場合に、品種に…
公開日: 2026年08月31日 18:32
ジャガイモの新芽(マイクログリーン)に抗酸化成分はどれくらい?トルコの研究チームが基礎データを測定
ジャガイモといえば土の中で育つ「イモ」を食べる作物というイメージが強いですが、種イモから出たばかりの若い芽(マイクログリーン)を食用として活用できないかという研究が報告されました。マイクログリーンとは、発芽してごく初期の段階で収穫する野菜の新芽のことで、ブロッコリーやバジル、ラディッシュなど様々な植…
公開日: 2026年08月31日 18:28
米のとぎ汁とパニールから作る「単細胞タンパク質」、乳酸菌が生む成分は原料でどう変わるか
培養肉や昆虫食と並んで、微生物を使ってタンパク質をつくる「単細胞タンパク質(シングルセルプロテイン、SCP)」が、持続可能な代替タンパク源として注目されています。酵母や細菌などの微生物を培養し、その菌体そのものをタンパク源として利用する発想です。今回インドのGITAM School of Scien…
公開日: 2026年08月31日 17:30
ジベレリン処理でクルミの熟すタイミングを遅らせる ― 仁の脂肪酸組成にも変化
クルミは収穫時期が短く、天候不順などで一斉に熟してしまうと収穫や品質管理が難しくなることが知られています。収穫のタイミングを人為的にコントロールできれば、収穫作業に余裕を持たせたり、実の品質を保ちやすくしたりできる可能性があります。今回紹介する研究は、植物ホルモンの一種であるジベレリン(GA3)をク…
公開日: 2026年08月31日 17:27