研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

血液中の亜鉛濃度と食事からの亜鉛摂取量は一致しないことが多い——慢性疾患をもつ子ども・若者を対象にした二次解析 研究論文OpenAlexスペイン

血液中の亜鉛濃度と食事からの亜鉛摂取量は一致しないことが多い——慢性疾患をもつ子ども・若者を対象にした二次解析

亜鉛は、成長や発達、免疫のはたらきなどに関わる必須の微量元素です。亜鉛の状態を調べる方法としては、血液(血清)中の亜鉛濃度を測る方法と、食事から摂れている亜鉛の量を記録する方法があります。しかし研究チームは、以前の自分たちの研究で、食事からの亜鉛摂取が基準を下回っていても血清亜鉛濃度は基準の範囲に収…

公開日: 2026年10月02日 21:58

カルシウムと複合微量栄養素サプリメントを同時に飲んでよいか——ブルキナファソとパキスタンで進む臨床試験の計画 研究論文OpenAlexブルキナファソ

カルシウムと複合微量栄養素サプリメントを同時に飲んでよいか——ブルキナファソとパキスタンで進む臨床試験の計画

低中所得国の多くでは、妊娠可能年齢の女性の食事に不足する微量栄養素が多く、妊娠中は胎児の成長に伴う需要の増加によって不足がさらに強まると著者らは説明しています。WHOは妊娠中に鉄と葉酸のサプリメント(IFA)を毎日摂取することを推奨していますが、近年は15種類の微量栄養素を含む「複合微量栄養素サプリ…

公開日: 2026年10月02日 07:17

大腿骨近位部骨折手術後の経過と、術前のビタミンD・虚弱(フレイル)との関係を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

大腿骨近位部骨折手術後の経過と、術前のビタミンD・虚弱(フレイル)との関係を調べた研究

高齢になると、転倒などの軽い外力でも股関節近くの骨が折れることがあります。こうした骨折は「脆弱性骨折」と呼ばれ、手術後の合併症が生活の質や回復に大きく影響します。

公開日: 2026年10月01日 21:41

就学前児のむし歯 ― 食習慣・歯みがきと屋外活動の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

就学前児のむし歯 ― 食習慣・歯みがきと屋外活動の関係を調べた研究

幼児期のむし歯(乳歯のむし歯)は、子どもの成長や栄養、生活の質に影響する身近な健康問題です。原因としては、甘い食べ物や飲み物を頻繁にとること、歯みがきが不十分なことといった行動面の要因がよく知られています。一方で、同じような生活習慣でもむし歯の有無や程度に差が出ることがあり、著者らは他に守りとして働…

公開日: 2026年10月01日 09:13

インドネシアの地域在住高齢者における食事パターン・水分摂取と高血圧の関連を調べた横断研究 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアの地域在住高齢者における食事パターン・水分摂取と高血圧の関連を調べた横断研究

高血圧は世界的に多くみられる慢性疾患で、高齢者では特に大きな公衆衛生上の課題になっています。著者らは、世界保健機関(WHO)の報告として、高血圧は世界で30〜80歳のおよそ12億8000万人に影響し、特に低・中所得国で早世の主要な原因になっていると述べています。インドネシアでも高齢人口の増加とともに…

公開日: 2026年10月01日 09:05

小麦の栄養価を高める研究の現状——品質を決める遺伝の仕組みと育種の進展 研究論文OpenAlexインド

小麦の栄養価を高める研究の現状——品質を決める遺伝の仕組みと育種の進展

小麦は世界で最も広く栽培される穀物の一つで、著者らによれば世界人口の3分の1以上にとってエネルギーとタンパク質の主要な供給源となっています。しかし論文は、小麦粒に含まれる鉄や亜鉛などの微量栄養素の濃度が食事上の必要量を満たすには不十分な場合が多いと指摘します。カロリーは足りていても必要なミネラルやビ…

公開日: 2026年10月01日 08:48

入院中の子どもの栄養状態とビタミンD濃度に明確な対応は見られず──インドネシア・マカッサルの単施設調査 研究論文OpenAlexインドネシア

入院中の子どもの栄養状態とビタミンD濃度に明確な対応は見られず──インドネシア・マカッサルの単施設調査

低中所得国では、幼い子どもの栄養不良が、ビタミンDなどの微量栄養素の不足と重なって起こることが少なくありません。ただし、著者らによれば、入院を必要とするほど体調を崩した子どもについて、体格の測定値から判定される急性の栄養不良が、血液中のビタミンD濃度と足並みをそろえて低下しているのかどうかは、はっき…

公開日: 2026年10月01日 08:34

若年性特発性関節炎の子どもにおけるビタミンDの摂取状況と血中濃度を調べた研究 研究論文OpenAlexウクライナ

若年性特発性関節炎の子どもにおけるビタミンDの摂取状況と血中濃度を調べた研究

若年性特発性関節炎(JIA)は、16歳未満で発症し6週間以上続く関節の炎症をまとめた病気の総称で、子どもの慢性リウマチ性疾患のなかで最も多いものの一つです。著者らによれば、発症の仕組みには遺伝的な素因や環境要因、感染などのきっかけ、免疫の調節の乱れが関わると考えられていますが、原因は最終的には解明さ…

公開日: 2026年09月30日 19:55

葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理 研究論文OpenAlex中国

葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理

2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と、インスリン分泌の低下によって起こる慢性の代謝疾患です。著者らによれば、病気の初期には筋肉・脂肪組織・肝臓でインスリンの感受性が下がり、血糖を下げる働きが鈍ります。それを補うために膵臓が過剰にインスリンを出す状態が続き、やがて腎症・網膜症…

公開日: 2026年09月30日 13:42

母親の食事と代謝の乱れは、胎児期のビタミンD調節にどう関わるか——総説が示す研究の現状 研究論文OpenAlexアメリカ

母親の食事と代謝の乱れは、胎児期のビタミンD調節にどう関わるか——総説が示す研究の現状

この論文は、Texas State大学の研究者ら(Rachel Rousseau、Chin May Teoh、Gar Yee Koh)による総説(レビュー論文)です。新しい実験を行ったものではなく、これまでに発表された研究を集めて整理し、どこまでが分かっていて、どこが未解明なのかを示すことを目的とし…

公開日: 2026年09月30日 04:37

子どもと青少年の分岐鎖アミノ酸の摂取量と貧血との関連を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

子どもと青少年の分岐鎖アミノ酸の摂取量と貧血との関連を調べた研究

貧血は世界的に重要な健康課題であり、特に子どもと青少年では原因が一つに限られず、複数の要因が関わるとされています。研究チームは、食事からとるアミノ酸と貧血との関係についての知見がまだ乏しい点に着目しました。

公開日: 2026年09月30日 04:14

ドジョウの体内でセレンに関わる遺伝子はどう働くか――餌のセレン量と与える期間の組み合わせを分析した研究 研究論文Europe PMC中国

ドジョウの体内でセレンに関わる遺伝子はどう働くか――餌のセレン量と与える期間の組み合わせを分析した研究

セレンは魚にとって欠かせない微量元素です。体内に取り込まれたセレンは「セレンタンパク質」と呼ばれる物質に組み込まれ、細胞を傷つける過酸化物を取り除いて膜の構造を守る働きをします。ただし研究チームによれば、セレンの効き方はいわゆるU字型で、足りなければ代謝の乱れや免疫の低下を招き、多すぎれば毒性が現れ…

公開日: 2026年09月29日 11:38