研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

アーモンドを原料にした発酵飲料「ラクトゼン」の開発と品質評価 研究論文OpenAlexロシア

アーモンドを原料にした発酵飲料「ラクトゼン」の開発と品質評価

ヨーグルトやケフィアのような発酵乳製品は、乳酸菌を含む飲料として広く親しまれています。しかし、菜食主義の人、乳糖不耐症の人、乳たんぱく質にアレルギーのある人には利用しにくいという課題があります。著者らは、植物を原料にした発酵飲料の市場には、伝統的な発酵乳製品と風味が異なるものや、乳酸菌などの有用な微…

公開日: 2026年10月13日 04:59

腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事 研究論文OpenAlexイギリス

腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事

この記事は、新しい実験結果を報告する論文ではありません。腸と脳の関係についての生物医学研究を、一般の読者にも分かりやすく伝えることを目的とした科学解説記事です。抄録によると、著者は研究の進展を紹介しながら、認知機能の健康にどのような意味を持つのかについて、根拠に基づいた偏りのない見方を保つことを目指…

公開日: 2026年10月13日 04:52

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり 研究論文OpenAlexカナダ

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり

チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…

公開日: 2026年10月13日 04:43

マヨルカ島の15歳を対象に、栄養素の摂取量と歯ぐきの健康状態の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

マヨルカ島の15歳を対象に、栄養素の摂取量と歯ぐきの健康状態の関係を調べた研究

思春期は体が急速に成長し、必要な栄養が増える時期です。一方で、この時期には食事の質が下がりやすく、精製された炭水化物、甘い飲み物、超加工食品が多く、栄養の密度が低い食事になりがちだと指摘されています。著者らは、こうした食事が歯ぐきの炎症に関わる可能性に注目しました。

公開日: 2026年10月12日 10:34

植物性発酵食品はメタボリックシンドロームの危険因子に影響するか:ブタを用いた研究計画 研究論文OpenAlexアイルランド

植物性発酵食品はメタボリックシンドロームの危険因子に影響するか:ブタを用いた研究計画

メタボリックシンドロームは、2型糖尿病や心筋梗塞・脳卒中などの起こりやすさに関わる危険因子が重なった状態を指します。研究計画によると、世界で約15億4000万人の成人が該当すると推定されています。遺伝的な要因も関わりますが、運動不足や偏った食事といった生活習慣が発症に大きく関わると考えられています。

公開日: 2026年10月12日 07:01

食品加工は腸内細菌と代謝の健康にどう関わるのか:人と実験の研究を比べて整理したレビュー 研究論文OpenAlexイギリス

食品加工は腸内細菌と代謝の健康にどう関わるのか:人と実験の研究を比べて整理したレビュー

食品加工は、安全性や保存性を高め、食べやすく消化しやすくします。一方で、食品の構造(食品マトリックス)を変えたり、腸内細菌がエサにできる成分を減らしたり、添加物や加熱で生じる物質を加えたりもします。著者らは、こうした変化が腸内細菌叢と代謝の健康にどう関わるのかを、批判的レビューとして整理しました。

公開日: 2026年10月12日 06:13

妊娠・授乳期に食べる伝統的なアフリカの発酵食品が、子どもの脳のグリア細胞とストレス耐性に関わる可能性を論じた仮説論文 研究論文OpenAlexナイジェリア

妊娠・授乳期に食べる伝統的なアフリカの発酵食品が、子どもの脳のグリア細胞とストレス耐性に関わる可能性を論じた仮説論文

脳には神経細胞のほかに、それを支え、免疫や炎症を調節する「グリア細胞」があります。代表的なものが、脳内の免疫を担うミクログリアと、神経細胞の代謝や血液脳関門(血液中の物質が脳へ入るのを制限する仕組み)の維持を担うアストロサイトです。論文によると、これらの細胞は妊娠後期から出生後まもない時期(周産期)…

公開日: 2026年10月12日 05:41

拒食症の栄養回復期に腸内細菌叢と消化器症状をどう捉えるかを整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexギリシャ

拒食症の栄養回復期に腸内細菌叢と消化器症状をどう捉えるかを整理した文献レビュー

神経性やせ症(拒食症)は、食事の極端な制限、体重増加への強い恐れ、体型のとらえ方のゆがみを特徴とする精神疾患です。生涯有病率は女性で最大4%、男性で0.3%と推定されています。長く続くエネルギー不足は、ホルモン、消化管の動き、免疫、体組成、代謝など全身に影響します。そのため治療では、体重を戻すことに…

公開日: 2026年10月12日 05:22

コンブチャの微生物共同体「SCOBY」を、茶以外の食品の発酵に使う研究をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexドイツ

コンブチャの微生物共同体「SCOBY」を、茶以外の食品の発酵に使う研究をまとめたレビュー

コンブチャは、甘くした茶を発酵させて作る伝統的な飲料です。発酵を担うのは、細菌と酵母が一緒に暮らす微生物の集まりで、SCOBY(細菌と酵母の共生培養)と呼ばれます。微生物は、発酵液の中と、液面にできるセルロースを多く含む膜の両方にすみ分けています。酵母は砂糖を分解してエタノールをつくり、酢酸菌がその…

公開日: 2026年10月12日 05:19

腸内細菌と心臓をつなぐ「腸–心臓軸」:微生物がつくる物質、地中海食と伝統的トルコ食、個別化医療をまとめた総説 研究論文OpenAlexトルコ

腸内細菌と心臓をつなぐ「腸–心臓軸」:微生物がつくる物質、地中海食と伝統的トルコ食、個別化医療をまとめた総説

心臓や血管の病気(心血管疾患)は、予防や治療が進んだ今も世界の死因の第一位で、年間およそ1790万人が亡くなっていると著者らは紹介しています。近年、その背景にある仕組みの一つとして注目されているのが「腸–心臓軸」という考え方です。腸にすむ膨大な数の微生物(腸内細菌叢)が、代謝や免疫、血管の状態の維持…

公開日: 2026年10月12日 05:16

潰瘍性大腸炎を「代謝の切り替え」から捉え直す総説:食事・腸の細胞・腸内細菌のつながり 研究論文OpenAlex中国

潰瘍性大腸炎を「代謝の切り替え」から捉え直す総説:食事・腸の細胞・腸内細菌のつながり

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気で、原因はまだ分かっていません。著者らによると、欧米で多い病気とされてきましたが、近年は東アジアの新興工業国でも患者が急速に増えています。発症には、生まれつきの体質(遺伝的な感受性)と環境要因の両方が関わると考えられています。

公開日: 2026年10月12日 04:47

32の腸内細菌培養を同時に進める大腸モデル「HUGS」の開発と検証 研究論文OpenAlexデンマーク

32の腸内細菌培養を同時に進める大腸モデル「HUGS」の開発と検証

ヒトの腸には膨大な数の微生物がすみ、食物繊維を分解して酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸をつくっています。こうした腸内細菌の働きを人や動物を使わずに調べる方法として、腸の環境を試験管の中で再現する「in vitro腸モデル」が使われてきました。

公開日: 2026年10月12日 04:38