研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

インドの魚類生産と水産物輸出、20年余りのデータで見えた成長と不安定さ 研究論文OpenAlexインド

インドの魚類生産と水産物輸出、20年余りのデータで見えた成長と不安定さ

魚は世界的に需要が伸び続けている食品のひとつです。インドは長い海岸線と広大な排他的経済水域、さらに河川や貯水池、池、湿地といった内水面資源にも恵まれ、世界有数の水産大国とされています。今回紹介する研究は、2000年度から2024年度までの約25年間にわたる魚類生産量と水産物輸出のデータを統計的に分析…

公開日: 2026年09月08日 05:01

おいしいお米はなぜおいしいのか 良食味品種と多収品種を比べた成分・代謝物調査 研究論文OpenAlex中国

おいしいお米はなぜおいしいのか 良食味品種と多収品種を比べた成分・代謝物調査

白いご飯の「おいしさ」は、香り、粘り、硬さ、甘みなど複数の感覚が重なり合って生まれます。では、その違いはお米の成分レベルでどこまで説明できるのでしょうか。中国の研究チームが、食味の異なる代表的な稲品種を選び、理化学的な特性とメタボロミクス(代謝物の網羅解析)を組み合わせて比較した研究が、フロンティア…

公開日: 2026年09月08日 04:59

水に溶けないラウリン酸を『乳化』して黄色ブドウ球菌に効かせる仕組みとは 研究論文OpenAlex中国

水に溶けないラウリン酸を『乳化』して黄色ブドウ球菌に効かせる仕組みとは

ヤシ油や乳製品に多く含まれる中鎖脂肪酸「ラウリン酸」は、食中毒の代表的な原因菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に対して強い抗菌作用を持つことが知られています。しかし水にほとんど溶けず、常温で結晶化しやすいという性質があり、食品への応用は簡単ではありませんでした。中国…

公開日: 2026年09月08日 04:57

南黄海と東シナ海に暮らす3種のガザミ、それぞれ違う「好みの海」を大規模トロール調査で解明 研究論文OpenAlex中国

南黄海と東シナ海に暮らす3種のガザミ、それぞれ違う「好みの海」を大規模トロール調査で解明

中国の沿岸漁業では、ガザミ属(Charybdis属)の遊泳ガニが小規模漁業者にとって重要な漁獲対象になっています。今回紹介する研究は、南黄海と東シナ海に生息する近縁の3種、フタホシイシガニ(Charybdis bimaculata)、イボイソガニに近いCharybdis japonica(和名の記載…

公開日: 2026年09月08日 04:56

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

捨てられるドラゴンフルーツの茎、粉にすると使えるかもしれない――乾燥方法と収穫時期を比べた研究

ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は果実を収穫した後、サボテンの仲間らしい平たい茎(茎節、クラドードと呼ばれる部分)が大量に残ります。この茎は普段は廃棄されることが多い部位ですが、粉末に加工して機能性のある食品原料として活用できないかを調べたのが今回の研究です。研究にはUniversidad Tecnoló…

公開日: 2026年09月08日 04:54

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

魚と野菜を同時に育てる「アクアポニックス」、野菜の生育を画像とデータで追跡した研究

都市部で食料を持続的に生産する方法として、魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた「アクアポニックス」という農法が注目されています。魚の排せつ物を微生物が分解して植物の栄養にし、その水を浄化して魚のもとに戻すという循環の仕組みですが、栄養バランスや水質、微生物の管理…

公開日: 2026年09月08日 04:46

無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験 研究論文OpenAlexインドネシア

無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験

グミといえば砂糖の甘みが欠かせないお菓子ですが、もし果物そのものの甘さだけで作れたら、砂糖の摂取量を気にする人にとって新しい選択肢になるかもしれません。今回紹介する研究は、中東などで広く食べられているナツメヤシ(デーツ)を使い、砂糖を一切加えずにグミを作るという試みを扱っています。ナツメヤシは栄養価…

公開日: 2026年09月08日 03:28

農業の近代化は食料安全保障をどう支えるのか、インドを事例に考える研究 研究論文OpenAlexインド

農業の近代化は食料安全保障をどう支えるのか、インドを事例に考える研究

世界の人口増加や気候変動、資源の劣化、食生活の変化が進むなかで、農業をどのように変えていけば食料の安定供給を保てるのかは、多くの国にとって重要な課題です。今回紹介する研究は、開発途上国の経済を支える基盤である農業に着目し、伝統的な自給的農業から、技術を活用し市場志向で持続可能性を意識した農業システム…

公開日: 2026年09月08日 01:31

パンのアクリルアミドを減らす鍵は発酵種?乳酸菌と酵母の組み合わせを調べた研究 研究論文DOAJ中国

パンのアクリルアミドを減らす鍵は発酵種?乳酸菌と酵母の組み合わせを調べた研究

こんがり焼き上げたパンの香ばしさは、糖とアミノ酸が加熱によって反応する『メイラード反応』によって生まれます。ところがこの反応の副産物として、アクリルアミドという物質がわずかに生成されることが知られています。加熱調理された食品全般で生じるこの物質をできるだけ減らす方法は、食品科学の分野で長く研究されて…

公開日: 2026年09月07日 16:29

コメと小麦とトウモロコシ、収量が伸びる一方で栄養成分はどう変わったのか 中国の45年間のデータから 研究論文DOAJ中国

コメと小麦とトウモロコシ、収量が伸びる一方で栄養成分はどう変わったのか 中国の45年間のデータから

コメ、小麦、トウモロコシは中国における三大主食であり、人々のエネルギーと栄養素の重要な供給源となっています。この45年ほどの間、品種改良や栽培管理の進歩によって収量は大きく伸びてきましたが、その一方で穀物に含まれる栄養成分そのものがどう変化してきたのかは、これまであまり詳しく調べられていませんでした…

公開日: 2026年09月07日 16:24

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析 研究論文OpenAlexタイ

モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析

モリンガ(Moringa oleifera)は葉だけでなく種子も栄養価の高い食材として注目されていますが、種子粉末を食品原料として活用する際には大きな壁があります。種子に多く含まれるグルコシノレートという成分が、強い苦味の原因になっているのです。この苦味を抑えつつ栄養価の高い粉末として利用できないか…

公開日: 2026年09月07日 07:23

野菜工場のバジルは「量」と「質」を両立できるのか 水耕栽培と土耕栽培を比べた研究 研究論文OpenAlexスイス

野菜工場のバジルは「量」と「質」を両立できるのか 水耕栽培と土耕栽培を比べた研究

植物工場のように光や温度、養分をすべて管理しながら作物を育てる方式は、都市化や気候変動、農地不足への対応策として注目されています。なかでも高密度の垂直農場(バジルなどの葉物を何段にも積み重ねて育てる屋内農場)は、限られた面積で多くの収穫を得られる一方、成長を速めすぎると香りや風味のもとになる成分が薄…

公開日: 2026年09月07日 06:36