研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説 研究論文OpenAlexオーストラリア

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説

私たちの腸には多種多様な細菌がすみついており、その集まりは「腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)」と呼ばれます。著者らによると、腸内細菌叢は健康や病気に関わることが確立されており、しかも食事によって変化させることができます。そのため、腸内細菌叢に働きかける食事療法は、治療法の候補として位置づけられつ…

公開日: 2026年10月16日 05:07

出産直後の女性における食事からの栄養摂取と歯周の状態、出産時期の関係を探った研究 研究論文OpenAlexドイツ

出産直後の女性における食事からの栄養摂取と歯周の状態、出産時期の関係を探った研究

妊娠中は、からだのホルモンや代謝、免疫の働きが大きく変わり、いくつかの栄養素の必要量が増えます。国際的な指針も妊娠中の十分な栄養摂取を重視していますが、ふだんの食事だけで妊娠期向けの基準値に届くのは簡単ではないとされています。

公開日: 2026年10月15日 21:57

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験 研究論文DOAJ中国

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験

糖尿病、肥満、脳卒中、心臓病などをまとめた「心代謝疾患」は、世界で慢性疾患による病気や死亡の主な原因です。その予防と管理では食事の工夫が基本とされています。ただし食習慣は地域ごとに大きく違うため、その土地の食生活になじむ食品を見つけることが課題になっています。

公開日: 2026年10月15日 16:54

腸と脳はどのように「会話」しているのか:栄養学と神経科学の接点を整理した解説論文 研究論文OpenAlexウズベキスタン

腸と脳はどのように「会話」しているのか:栄養学と神経科学の接点を整理した解説論文

緊張するとお腹がそわそわする、悪い知らせを聞くと胃がきゅっと締めつけられる。こうした感覚は昔から比喩として語られてきました。この論文は、腸と脳が実際に互いに情報をやり取りしているという考え方を、一般の読者にも分かる形で整理した解説です。著者らが新たな実験を行ったものではなく、神経消化器病学や腸内細菌…

公開日: 2026年10月15日 07:48

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み 研究論文DOAJハンガリー

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み

牛乳のたんぱく質は代表的な食物アレルゲンのひとつで、乳糖が体質に合わない人もいます。そこで、酵素でたんぱく質を分解したり乳糖を分解したりして、こうした人にも食べやすい乳製品をつくる研究が進められています。ただし著者らは以前の研究で、たんぱく質を酵素で分解してから乳酸菌で発酵させると、発酵乳製品の抗酸…

公開日: 2026年10月14日 23:25

発酵マコモタケの風味はどのように生まれるのか――香り成分と微生物の移り変わりを追った研究 研究論文DOAJ中国

発酵マコモタケの風味はどのように生まれるのか――香り成分と微生物の移り変わりを追った研究

マコモタケ(英語でwater bamboo shoot)を発酵させた食品は、発酵が進むにつれて味や香りが変わっていきます。研究チームは、その変化の過程で風味のもとになる成分と、発酵を担う微生物の集団がどのように移り変わるのかを明らかにすることを目指しました。

公開日: 2026年10月14日 14:23

プレバイオティクス食物繊維と腸内細菌、短鎖脂肪酸の関係を整理した総説 研究論文OpenAlex韓国

プレバイオティクス食物繊維と腸内細菌、短鎖脂肪酸の関係を整理した総説

腸内細菌は、体の代謝や免疫、腸の働きに深く関わることが知られています。腸内細菌は、小腸で消化されずに大腸へ届いた食べ物の成分を発酵させ、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を作ります。主なものは酢酸、プロピオン酸、酪酸の三つです。これらは腸の粘膜のバリア機能や炎症の調節、糖や脂質の代謝、腸と脳の情報のやり取りに…

公開日: 2026年10月14日 05:29

紅茶・緑茶以外の植物の浸出液でコンブチャはつくれるか――4種の植物素材を比較した研究 研究論文OpenAlexベルギー

紅茶・緑茶以外の植物の浸出液でコンブチャはつくれるか――4種の植物素材を比較した研究

コンブチャは、砂糖を加えた茶(チャノキの葉からつくる紅茶や緑茶)を、細菌と酵母が共生する培養物で発酵させてつくる飲料です。近年は、茶以外の植物を原料にしたコンブチャ風飲料への関心が高まっており、原料によって性質や試験管内で測定される生理活性の特徴が異なる飲料が生まれる可能性があります。

公開日: 2026年10月14日 05:11

プロバイオティクスの利用と心の状態・物忘れ・おなかの症状の関係を地域の成人で調べた横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

プロバイオティクスの利用と心の状態・物忘れ・おなかの症状の関係を地域の成人で調べた横断研究

腸と脳は神経やホルモンなどを通じて互いに影響し合っていると考えられており、この結びつきは「腸脳相関」と呼ばれます。研究チームはこの考え方を背景に、プロバイオティクスの利用が気分、認知、消化器の状態とどう関係しているかを調べました。プロバイオティクスとは、適切な量をとったときに健康上の利益をもたらす生…

公開日: 2026年10月14日 04:48

過敏性腸症候群で腸内細菌に働きかける治療を症状のタイプで選べるか:現時点の根拠と限界を整理したミニレビュー 研究論文DOAJチュニジア

過敏性腸症候群で腸内細菌に働きかける治療を症状のタイプで選べるか:現時点の根拠と限界を整理したミニレビュー

過敏性腸症候群(IBS)は、排便に関係した腹痛が繰り返し起こり、便の回数や形が変わる病気です。診断は、適切な診察と検査で他の器質的な病気が除かれたうえで行われます。下痢が目立つ人、便秘が目立つ人、両方が混ざる人がいるほか、おなかの張りや痛みなど、どの症状がつらいかも人によって違います。感染性腸炎の後…

公開日: 2026年10月13日 18:25

原料小麦の表面にいる微生物は、白酒づくりのスターター「大曲」の微生物と香りにどう関わるか 研究論文OpenAlex中国

原料小麦の表面にいる微生物は、白酒づくりのスターター「大曲」の微生物と香りにどう関わるか

中国の蒸留酒・白酒(バイジウ)づくりでは、「大曲(ダーチュー)」と呼ばれるスターターが使われます。大曲は小麦を砕いて水を加え、ブロック状に固めて発酵させたもので、中にすむ多様な微生物とその酵素が、でんぷんの糖化やアルコール発酵、香りの形成に重要な役割を果たします。研究チームが扱ったのは、発酵中に中心…

公開日: 2026年10月13日 07:06

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexブラジル

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究

腸内細菌叢は代謝や免疫、神経の働きに関わり、食事の成分を分解してさまざまな物質をつくり出します。発酵食品は、発酵で生じた成分や微生物を通じて腸内細菌叢に働きかける可能性があるとして注目されています。コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養体(SCOBY)で発酵させた…

公開日: 2026年10月13日 05:08