研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
インドの発酵食品と健康の関係とは?伝統食に関する研究レビューを紹介
キムチや味噌、納豆など、発酵食品が体に良いという話は日本でもよく耳にします。実は世界に目を向けると、発酵食品は1万年以上も前から人類の食生活に深く根付いてきた存在だといいます。今回紹介する論文は、そうした発酵食品の中でも、これまであまり注目されてこなかった「インドの伝統的な発酵食品」に焦点を当てたレ…
公開日: 2026年07月01日 10:32
頭頸部がん患者向け経腸栄養剤、飲みきりタイプでも粉末タイプと同等の効果か 少人数試験の結果
のどや口、鼻など「頭頸部」にがんができた患者さんは、腫瘍そのものの影響や、手術・放射線治療・化学療法による副作用、体内の炎症などが原因で、食事が十分にとれなくなることが少なくありません。報告によっては、こうした患者さんの2割から7割にも栄養不足がみられるとされています。口から十分な栄養をとれない場合…
公開日: 2026年07月01日 10:32
オリーブ葉エキスは不安症状や炎症に影響するか?過体重の女性を対象にした予備的臨床試験
不安を感じやすいことと、体重が増えやすいこと。この二つは一見別々の問題に見えますが、実は体の中で「慢性的な軽い炎症」という共通の土台でつながっている可能性が指摘されています。こうした背景から、抗酸化作用や抗炎症作用を持つとされるポリフェノールを含む植物由来成分に注目が集まっており、その一つがオリーブ…
公開日: 2026年07月01日 10:31
オクラ摂取は血圧や脂質、炎症にどう影響する? 2型糖尿病患者らを対象としたメタ解析
オクラ(Abelmoschus esculentus)は、食物繊維やフラボノイド、抗酸化物質を豊富に含む伝統的な野菜として知られています。血糖コントロールや脂質代謝、炎症を改善する可能性が指摘されてきましたが、これまでの臨床研究の結果は一貫していませんでした。今回、前糖尿病、2型糖尿病、糖尿病性腎症…
公開日: 2026年07月01日 10:31
腸内細菌のバランス異常と慢性腎臓病――「炎症老化」をつなぐ鍵とは
年齢を重ねると体のあちこちで小さな炎症がくすぶるようになる――こうした現象は「炎症老化(インフラメイジング)」と呼ばれ、さまざまな慢性疾患との関わりが注目されています。慢性腎臓病(CKD)もその一つで、腎臓の機能が徐々に低下していく過程には、体内の慢性的な炎症が深く関わっていると考えられています。近…
公開日: 2026年07月01日 10:29
捨てられていた葉が、発酵でよみがえる
農家の畑の隅に、収穫のあとも使われずに残る葉がある。台湾在来の植物「アカザ(Chenopodium formosanum)」の葉もそのひとつだ。果実や種子が注目される一方で、葉は農業副産物として長らく見向きもされてこなかった。ところが2026年6月に発表された研究が、この「使われない葉」がコンブチャ…
公開日: 2026年06月26日 01:47
発酵タケノコから見つかった乳酸菌、マウスの腸バリアと免疫バランスを整えた可能性——中国・浙江省の研究
漬物やヨーグルトなど、世界各地の発酵食品には多様な微生物が棲みついており、そこから新しい健康機能を持つ菌が見つかることがあります。今回紹介する研究では、中国・浙江省で伝統的に作られてきた発酵タケノコに着目し、そこに含まれる乳酸菌を分離・評価する試みが行われました。研究を行ったのは、金華職業技術学院附…
公開日: 2026年06月26日 01:47
ビタミンCと心臓——50歳・高血圧で変わる研究の景色
ビタミンCは体に良い——そう聞いて異論を唱える人は少ないはずです。コラーゲンの合成に必要な水溶性ビタミンとして、日本人の食事摂取基準でも摂取が推奨されています。ところが、「50歳以上・高血圧がある」という条件に絞ると、研究上の景色がやや違って見えてくる——そんな報告が2026年6月に発表されました。…
公開日: 2026年06月24日 17:16
夏バテの入り口は腸にある――βグルカン研究が示す新たな視点
夏の体調不良は、単なる「暑さで食欲が落ちた」では説明しきれない場合があります。最新の研究が指し示すのは、熱ストレスが腸の壁そのものを傷つけ、そこから全身へ炎症が波及するという連鎖です。そしてその連鎖を食品由来の成分が断ち切れるかもしれない――そんな可能性を示した研究が、2026年6月に栄養学の国際誌…
公開日: 2026年06月24日 16:34
ケフィアがパン種になる——8時間で起きる発酵の変化
ヨーグルトや乳飲料として親しまれているケフィアが、パンの発酵に使われるとしたら——そんな「乳の発酵文化と穀物の発酵文化の出会い」を検証した研究が、2026年6月にヨーロピアン・フード・リサーチ・アンド・テクノロジー誌に発表されました。乳を発酵させるために育てられてきた微生物が、小麦やライ麦の生地の中…
公開日: 2026年06月24日 16:05
皮ごと食べると変わる?ぶどうとブルーベリーの新研究
果物の皮を剥く、その一手間が、実は栄養の観点から見ると「何かを手放している」行為かもしれない——そんな視点を提供する研究が2026年6月、栄養学誌ニュートリエンツに発表されました。
公開日: 2026年06月22日 16:54
ヌクレオチドと腸・免疫——25年・710論文が示す誠実な答え
細胞が分裂するたびに、体は設計図のコピーを作る。その材料の一つが「ヌクレオチド」と呼ばれる成分です。DNAやRNAを構成する基本単位であり、腸の粘膜や免疫細胞のように入れ替わりの速い組織では特に需要が高いとされます。体内でも合成されますが、食事からも取り込まれる——そうした「体の外から補う」ヌクレオ…
公開日: 2026年06月21日 22:11