研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
お茶でニンニクのにおいをやわらげる――香り成分の変化を調べた研究
ニンニクは料理に深みを与える食材として広く使われていますが、その強い刺激的なにおいは扱いにくさの原因にもなります。研究チームによれば、このにおいは、ニンニクの組織が壊れたときに酵素のはたらきで生じるアリシンや、そこから変化してできる硫黄を含む揮発性の成分(空気中に飛び散りやすい成分)に主に由来します…
公開日: 2026年09月15日 22:29
「植物性の食事」という自己申告と実際の食習慣、生活習慣、心の健康の関係を調べた研究
植物性の食事(ベジタリアンやビーガンなどの食事)と心の健康との関係については、これまでの研究結果が一致していません。研究チームは、その理由の一つとして、「自分はベジタリアンだ」といった食事の自己認識(食のアイデンティティ)が、必ずしも実際に日頃食べているものと一致していない可能性を挙げています。また…
公開日: 2026年09月15日 18:43
ジュース搾りかすに残る成分を調べる——リンゴ・プラム・ニンジン・ビーツの搾汁残渣を食品素材として評価した研究
果汁・野菜ジュースを製造すると、果肉や皮などの固形分が「ポマース(搾りかす、搾汁残渣)」として大量に残ります。著者らによれば、リンゴ(品種ジョナサン)、ビーツ、ニンジン、プラムのポマースは、ポーランド、ドイツ、スペイン、ルーマニアといった生産国を中心に、ヨーロッパのジュース加工業から生じる主要な副産…
公開日: 2026年09月15日 18:36
ドリアンの皮から抗酸化成分を取り出す — 超音波前処理を組み合わせた抽出条件の最適化とビスケットへの応用
ドリアンは独特の風味から「果物の王様」と呼ばれ、中国、タイ、日本、香港、カナダ、オーストラリアなど多くの国で消費されています。しかし論文によれば、果皮は果実全体の重量の60〜75%を占め、大量の廃棄物になります。著者らは、インドネシアで2022年に約191,906トンのドリアン果皮廃棄物が生じたとの…
公開日: 2026年09月15日 12:25
高地放牧ヤクの泌乳に補助飼料への添加物はどう働くか——N-カルバミルグルタミン酸の用量別効果を調べた研究
チベット高原の牧畜民にとって、ヤクの乳は食料と収入を支える重要な資源です。論文によれば、ヤクの乳は乳牛(ホルスタイン)の乳と比べてタンパク質や脂肪の含有量が高く、バターやチーズなどの伝統的な乳製品は、ビタミンや微量栄養素の供給源として日常の食生活に欠かせないものとされています。
公開日: 2026年09月15日 08:25
スイートバジル油のナノ粒子を採卵鶏の飼料に添加した研究
採卵鶏の生産現場では、暑さや飼育密度、病原体などのストレスが体内の酸化バランスや腸の状態を乱し、産卵成績の低下につながることが課題とされています。そこで植物由来の成分を飼料に加える試みが行われてきましたが、こうした成分は消化管の中で壊れやすく、腸まで届きにくいという弱点がありました。
公開日: 2026年09月15日 08:20
イタリアとスウェーデンの「バイオ地区」は農村の活力をどう支えるのか
農村地域では人口流出や高齢化、商店や公共サービスの縮小といった課題が各地で進んでいます。こうした状況に対し、地域の内側から発展の力を引き出す取り組みの一つとして注目されてきたのが「バイオ地区(bio-district、オーガニック地区とも呼ばれます)」です。これは、有機農業を軸に、生産者・自治体・市…
公開日: 2026年09月15日 08:16
ハイビスカス抽出物を加えたミード(蜂蜜酒)の性質を調べた研究
ミードは蜂蜜を水で薄めた液を酵母で発酵させてつくる、世界でも古い部類に入る醸造酒です。近年はクラフト飲料市場の広がりを背景に、あらためて商業的・科学的な関心を集めています。研究チームは、こうした流れの中で植物由来の素材を加えて飲料の品質を高める手法に注目しました。
公開日: 2026年09月15日 07:52
キヌアの精白度がゲルの性質をどう変えるか
キヌアは穀物のように利用される種子で、外側をぬか(ふすま)層が覆っています。このぬか層をどの程度削り取るか(精白度)によって、キヌアを加熱してつくるゲル、つまりゼリー状の食品素材の性質がどう変わるのかは、十分に整理されていませんでした。
公開日: 2026年09月15日 06:40
バラ科果実の色はどう決まるのか — アントシアニン合成の分子メカニズムを整理した総説
リンゴ、ナシ、モモ、イチゴ、オウトウ(スイートチェリー)、キイチゴ類といったバラ科の果物は、世界的に経済価値の高い果樹作物です。論文の著者らは、果実の色が見た目の品質を左右する重要な形質であり、赤や紫、青みがかった黒といった鮮やかで均一な色合いは、消費者に熟度や味、栄養価の高さを連想させ、市場での評…
公開日: 2026年09月15日 05:48
北欧の食事ガイドラインにフィンランドの成人はどれだけ沿っているか——全国調査データの再分析
食生活全体の質は、人々の健康を左右する大きな要因の一つとされています。各国・各地域では、科学的根拠にもとづいて「どの食品をどれくらい食べるとよいか」を示す食品ベースの食事ガイドラインが定められており、集団の実際の食べ方をこの目安と照らし合わせることは、リスクの高い集団を見つけ、栄養政策や行動変容の働…
公開日: 2026年09月15日 05:41
オオデマリの葉から見つかった5種類の新しいイリドイド化合物とその抗酸化性
イリドイドは、植物などに広く存在する二環性のモノテルペン類で、シクロペンタ[c]ピラン骨格という共通の基本構造をもつ化合物群です。近年、抗菌・抗ウイルス・抗炎症・抗酸化といった働きが報告され、注目が集まっている成分だと論文は説明しています。
公開日: 2026年09月15日 05:17