研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
イリドイド配糖体モノトロペインは腸から吸収されにくい?エステル化でも変わらず——腸管モデルでの検討
クコの実やスイカズラなど一部の植物に含まれる「イリドイド配糖体」という成分の一種、モノトロペイン。植物由来の化学物質(フィトケミカル)にはさまざまな生理活性が報告されていますが、実際に体内でどのくらい吸収されるのかは、まだよくわかっていない部分が多いといいます。今回紹介する研究では、モノトロペインと…
公開日: 2026年08月02日 01:36
桑の実の食物繊維、抽出法の違いが腸と肝臓への働きかけを左右する? マウス実験で比較した研究を紹介
桑の実(マルベリー)には、食物繊維の一種である「多糖類(ポリサッカライド)」が含まれており、健康素材として研究が進められています。ただし同じ桑の実由来の多糖類でも、どのような方法で抽出するかによって、その構造や体への働きかけ方が変わる可能性があります。今回紹介する研究では、「酵素・超音波併用抽出」と…
公開日: 2026年08月02日 01:34
ブラッククミンと発芽ソラマメ粉でパンを強化する試み——栄養と食味のバランスを探る研究
毎日の食卓に欠かせないパンは、主に精製小麦粉から作られており、手軽でおいしい一方、タンパク質やミネラル、食物繊維といった栄養素は必ずしも豊富ではありません。そこで注目されているのが、他の食材を粉に加えて栄養価を高める「強化パン」という考え方です。今回紹介する研究では、発芽させたソラマメの粉と、香辛料…
公開日: 2026年08月02日 01:34
赤ちゃんの大きさは誰に似る?妊娠後期の両親の体格と胎児の発育をめぐる調査
おなかの赤ちゃんの育ち方は、母親の体格に大きく左右されると考えられてきました。母親の子宮内環境が赤ちゃんの出生体重を左右する重要な要因であることはよく知られています。一方で、父親の体格(BMI)と赤ちゃんの出生体重との間にも関係があるという報告があるものの、父親側の体の特徴が胎児の発育にどう関わって…
公開日: 2026年08月02日 01:33
高齢の骨折患者、退院時の『やわらか食』とリハビリ後の日常生活動作に関連 ― 単施設の後ろ向き研究
骨折などで入院した高齢の患者さんが、急性期病院を退院するときにどのような食事形態だったかは、その後の回復にどう関わってくるのでしょうか。飲み込みの力が落ちている人向けに調整された「嚥下調整食」、いわゆる「やわらか食」や「きざみ食」などを食べていた場合、リハビリテーションの経過に何か違いが見られるのか…
公開日: 2026年08月02日 01:32
放射線業務従事者の食事と健康リスク:野菜・茶・果物の摂取と赤身肉の関係を調べた中国の横断研究
レントゲンやCT検査など、医療現場で放射線を扱う仕事に従事する人たちは、日常的に低線量の放射線にさらされる環境で働いています。こうした職業性の慢性的な放射線曝露が、働く人たちの健康にどのような影響を及ぼしうるのか、そしてふだんの食生活がその健康状態と関係しているのかは、これまであまり詳しく調べられて…
公開日: 2026年08月02日 01:32
口腔・腸内の細菌バランスと関節リウマチ―マイクロバイオータ研究の最前線
関節リウマチ(RA)は、関節に痛みや腫れを引き起こす自己免疫疾患として知られています。発症には遺伝的な要因に加え、環境要因が関わるとされていますが、近年とくに注目されているのが「マイクロバイオータ」、つまり私たちの口や腸に棲む微生物の集まりです。今回紹介する総説論文は、口腔と腸内のマイクロバイオータ…
公開日: 2026年08月02日 01:31
冷え性と血管の健康、α-リノレン酸の摂取で何が変わる? 健康な日本人成人を対象にした研究
冬場に手足の冷えを感じやすい「冷え性」は、多くの人にとって身近な悩みです。冷えには血管の反応、つまり寒さにさらされたときに皮膚の血流がどう変化するかが関わっていると考えられています。また、血管の内側を覆う「血管内皮」の働き(血管内皮機能)は、全身の血管の健康状態を示す指標として知られています。今回紹…
公開日: 2026年08月02日 01:30
タンザニアの果物・野菜政策はなぜ後回しにされるのか——政治経済分析から見えた課題
果物や野菜をもっと食べることが健康的な食生活につながる、という話は広く知られています。しかし「わかっているのに実現しない」ことは食の世界でよくあります。とりわけ低・中所得国では、果物や野菜の摂取量が少ないにもかかわらず、政策の中でこの分野が優先されにくいという問題が指摘されてきました。今回紹介する研…
公開日: 2026年08月02日 01:29
米食文化と血糖コントロール—アジアの2型糖尿病患者はなぜ食事療法が難しいのか
2型糖尿病の治療において、食事管理は中心的な柱の一つとされています。しかし実際には、医療者が示す「望ましい食事」と、患者が日々の暮らしの中で実践する食事のあいだには、しばしば大きなギャップが存在します。特にアジアの国々では、主食である米への強い思い入れや、家族関係、職場の慣習といった社会文化的な背景…
公開日: 2026年08月02日 01:27
タイの大規模健康調査に見る「多疾患併存」のパターン分け:年齢・性別・肥満・喫煙・食習慣・都市農村差との関連
健康診断で複数の生活習慣病を同時に指摘される人は少なくありません。高血圧に加えて糖尿病や脂質異常症も抱える、といったケースです。こうした「複数の慢性疾患を同時に持つ状態」は「多疾患併存(マルチモビディティ)」と呼ばれ、高齢化が進む社会では公衆衛生上の重要な課題とされています。どの病気とどの病気が組み…
公開日: 2026年08月01日 07:27
妊娠糖尿病と腸内細菌叢の関係とは? メカニズムから介入研究まで最新レビュー
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病(GDM)」は、母子双方の健康に影響しうる代表的な妊娠合併症のひとつとして知られています。近年、この妊娠糖尿病と「腸内細菌叢」との関わりに注目した研究が世界的に増えており、今回紹介するのは、これまでの研究成果を整理した総説(レビュー)論文です。腸の中にすむ無数の細…
公開日: 2026年08月01日 02:31