研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊婦の食事は地域で違う?母体・胎盤・胎児の脂肪酸をクロアチアで調査
妊娠中に何を食べるかは、おなかの赤ちゃんの発育や神経の発達に関わる大切な要素のひとつとされています。なかでも「脂肪の質」、とくにDHAやEPAといったn-3系脂肪酸、アラキドン酸(AA)などのn-6系脂肪酸のバランスは、母体から胎盤を経て胎児へと受け渡される重要な栄養情報です。ただし、住んでいる地域…
公開日: 2026年08月08日 13:34
生鮮果実の表面から多剤耐性の腸球菌を検出、研究報告
果物は日々の食生活の中で、ビタミンやミネラルなどの栄養素を摂るために欠かせない食品です。しかし、その表面には目に見えない微生物が付着していることがあり、なかには健康に影響を及ぼしうる細菌が含まれる可能性も指摘されています。今回紹介する研究は、市販されている生鮮果実の表面から、抗生物質が効きにくい「多…
公開日: 2026年08月08日 13:33
タンザニアの小学校給食プログラム、実施状況と食事の質への影響を調査
学校で提供される給食は、成長期の子どもたちの栄養状態を支える重要な役割を担うと考えられています。特に発展途上国では、家庭の食事だけでは栄養が偏りがちな子どもたちにとって、学校給食が食生活を補う手段として期待されています。今回紹介するのは、タンザニアのキサラウェ県において、学校給食プログラムが実際にど…
公開日: 2026年08月08日 13:32
モジュレーター治療時代の小児嚢胞性線維症、体組成と肺機能の関係を探るパイロット研究
嚢胞性線維症(CF)は、肺や消化器に粘り気の強い分泌物がたまりやすくなる遺伝性の病気です。近年、CFの原因となる遺伝子の働きを直接補う「高効果モジュレーター治療(HEMT)」が登場し、患者さんの体重増加や肥満の割合が増えていることが知られるようになりました。栄養状態の改善は喜ばしい変化である一方、体…
公開日: 2026年08月08日 13:31
がん治療における栄養サポートを中医学の知恵で個別化する試み
がん治療を受ける患者さんの中には、食欲が落ちたり体重が減ったりして、体力が弱ってしまう人が少なくありません。こうした低栄養や「悪液質」と呼ばれる状態は、治療の副作用への耐性を下げたり、手術後の合併症を増やしたり、生活の質や生存にも影響しうる重要な問題として知られています。そのため近年、栄養療法はがん…
公開日: 2026年08月08日 13:30
乳牛のタンパク質給与量を減らすと何が変わる? 泌乳中期のホルスタイン種で検証
牛乳は私たちの食卓に欠かせない食品ですが、その生産を支える乳牛の餌にはどれくらいのタンパク質が必要なのでしょうか。乳牛の飼料には大豆粕などタンパク質源となる原料が使われますが、タンパク質の給与量を減らすことができれば、飼料コストの削減や、家畜からの窒素排出を抑えることにもつながる可能性があります。一…
公開日: 2026年08月08日 13:28
ラクダのコブは特別な脂肪? 部位ごとの脂肪組織を比較した研究
フタコブラクダの背中にある「コブ」は、砂漠のような乾燥地帯で生きる動物の象徴的な特徴として知られています。コブの中身は主に脂肪組織であることが知られていますが、体の他の部位にある脂肪と比べて、どのような違いがあるのかは、実はまだよくわかっていない部分が多いテーマです。今回紹介する研究では、ジュンガル…
公開日: 2026年08月08日 12:27
YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介
食事の内容を記録し、摂取カロリーを把握することは、生活習慣病の管理や健康的な食生活を続けるうえで基本となる取り組みとされています。しかし実際には、食べたものを自分で入力したり、カロリー表と照らし合わせたりする作業は手間がかかり、記録漏れや誤差も生じやすいという課題があります。こうした「食事記録の面倒…
公開日: 2026年08月07日 09:26
肺がん免疫療法の効き目、腸内細菌がカギを握る?——現時点でわかっていることの整理
近年、非小細胞肺癌(肺がんの主要なタイプの一つ)の治療では「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる薬が使われるようになりました。これは、体がもともと持っている免疫の力を引き出してがん細胞を攻撃させる治療法です。ただし、この薬がよく効く人もいれば、効果が続かなくなる人、あるいは免疫が過剰に働いて副作用…
公開日: 2026年08月07日 04:28
腸内細菌のバランス異常と炎症性腸疾患―その関わりと治療研究の最前線
お腹の中には、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と呼ばれる無数の微生物が暮らしています。これらは消化を助けるだけでなく、腸の壁を健康に保ったり、免疫の働きを調整したりと、私たちの体調に幅広く関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、この腸内細菌叢が「炎症性腸疾患(IBD)」という慢性の腸…
公開日: 2026年08月07日 02:28
高排出者の腸内細菌に着目、マイクロプラスチックの体外排出を助ける可能性を持つ乳酸菌が報告される
私たちが日々口にする食品には、目に見えないほど微小なプラスチック粒子「マイクロプラスチック」が含まれていることがあるとされ、その安全性への関心が高まっています。マイクロプラスチックは体内に取り込まれたあと、どのように排出されるのか、あるいはどうすれば効率よく体外に排出できるのかについては、これまで十…
公開日: 2026年08月07日 01:32
竹繊維は消化されにくいのに腸内細菌を活性化する? 消化と発酵を調べた研究
近年、食品にはさまざまな「食物繊維」が使われるようになっています。野菜や穀物由来のものだけでなく、竹の繊維も持続可能な食品原料として注目され、食品への配合が広がりつつあります。しかし、竹繊維が実際に人の消化管でどのように扱われ、腸内細菌にどう働きかけるのかは、これまで十分に調べられていませんでした。…
公開日: 2026年08月07日 01:31