研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

コートジボワール産ナツメ(Ziziphus mauritiana)果実の栄養・植物化学成分を初めて調べた研究 研究論文OpenAlexコートジボワール

コートジボワール産ナツメ(Ziziphus mauritiana)果実の栄養・植物化学成分を初めて調べた研究

ナツメの一種であるZiziphus mauritiana Lam.(クロウメモドキ科)は、西アフリカのサバンナに広く分布するとげのある常緑の果樹です。乾燥や痩せた土壌、高温に強いため、乾燥・半乾燥地域の農林複合システムで重要な役割を果たしており、マリやブルキナファソでは収穫の端境期に人々の食料と収入…

公開日: 2026年09月25日 21:04

小麦のカビ毒デオキシニバレノールを携帯型ラマン分光と機械学習で素早く見分ける試み 研究論文OpenAlexケニア

小麦のカビ毒デオキシニバレノールを携帯型ラマン分光と機械学習で素早く見分ける試み

赤かび病(Fusarium Head Blight)は小麦の重要な病害で、収量を減らすだけでなく、デオキシニバレノール(DON)と呼ばれるカビ毒(マイコトキシン)による汚染を引き起こします。論文の著者らによれば、DONは小麦で最も広く見られる汚染物質のひとつで、急性の胃腸障害や免疫機能の低下、家畜の…

公開日: 2026年09月25日 20:17

海藻由来の素材にMXeneナノシートを加えた食品包装フィルムの研究 研究論文OpenAlexバングラデシュ

海藻由来の素材にMXeneナノシートを加えた食品包装フィルムの研究

食品を包む材料には、破れにくさ、水分を通しにくいこと、内容物の劣化を抑える働きなど、複数の性能が同時に求められます。この研究で著者らが取り組んだのは、海藻から得られる多糖であるアルギン酸を基材とし、そこにTi3C2Txという組成の「MXene」と呼ばれるナノシート状の材料を混ぜ合わせることで、こうし…

公開日: 2026年09月25日 18:55

乾燥方法の違いが二種の在来葉菜の栄養成分と植物化学成分に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

乾燥方法の違いが二種の在来葉菜の栄養成分と植物化学成分に与える影響を調べた研究

葉物野菜はたんぱく質や炭水化物、ミネラル、食物繊維のほか、体によい働きが期待される植物由来の成分を含み、食と栄養の安定に貢献する食材です。ナイジェリアをはじめアフリカ各地では、地域に自生する在来の葉菜が食用にも伝統的な薬用にも使われてきました。ただし、こうした野菜は収穫できる季節が限られるうえ、採り…

公開日: 2026年09月25日 18:26

白色LED照明がランブータンの貯蔵中の品質保持に与えた影響──インドネシアの研究チームによる報告 研究論文OpenAlexインドネシア

白色LED照明がランブータンの貯蔵中の品質保持に与えた影響──インドネシアの研究チームによる報告

ランブータン(Nephelium lappaceum L.)は、インドネシアをはじめ東南アジアで広く栽培される熱帯果実で、主に生鮮のまま流通します。しかし収穫後の劣化が非常に速く、論文は先行研究を引きながら、常温では収穫後わずか1〜2日ほどしか商品価値を保てないと述べています。ランブータンは「非クラ…

公開日: 2026年09月25日 18:20

マイクロ波乾燥と低圧アルゴン冷プラズマを組み合わせた詰め物パスタ(マントゥ)の加工に関する研究 研究論文OpenAlexトルコ

マイクロ波乾燥と低圧アルゴン冷プラズマを組み合わせた詰め物パスタ(マントゥ)の加工に関する研究

トルコの伝統食品であるマントゥは、小麦粉の生地で牛ひき肉や大豆たんぱく、玉ねぎ、香辛料などの具材を包んだ小さな包み状のパスタです。常温で流通させるには水分を12%未満まで下げる乾燥が必要ですが、従来の熱風乾燥は高温に長くさらすため、脂質の安定性や色、戻したときの品質に悪影響が出ることがあると著者らは…

公開日: 2026年09月25日 15:24

ホエーとカボチャ粉末を使った機能性デザートの特性を調べた研究 研究論文OpenAlexカザフスタン

ホエーとカボチャ粉末を使った機能性デザートの特性を調べた研究

チーズなどの製造過程で大量に生じるホエー(乳清)は、かつては廃棄物として扱われてきましたが、乳たんぱく質や乳糖、ビタミン、ミネラルを含む有用な原料です。研究チームは、このホエーを副産物として有効活用しながら、植物由来の材料だけで安定した食感をつくる乳デザートの開発が十分に進んでいない点を課題として取…

公開日: 2026年09月25日 14:54

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexヨルダン

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究

レンズマメから取り出したたんぱく質(レンズマメたんぱく質)は、水に溶けにくく、加熱に弱く、泡立ちにくいといった課題があると報告されてきました。論文の著者らは、その原因として、たんぱく質が丸く固く縮まった構造をとりやすく、粒子同士が集まって塊(凝集体)になりやすいこと、またポリフェノールやフィチン酸と…

公開日: 2026年09月25日 09:17

魚肉ソーセージの脂質酸化と包装方法 ― 真空包装と包装フィルムの違いを調べた実験 研究論文OpenAlexインドネシア

魚肉ソーセージの脂質酸化と包装方法 ― 真空包装と包装フィルムの違いを調べた実験

魚を原料にした加工品は、保存している間に脂質(あぶら)が空気中の酸素と反応して劣化していきます。これを脂質酸化と呼び、風味の低下や品質の劣化につながります。特に、カワカマス科の淡水魚であるスネークヘッド(学名 Channa striata、インドネシアなどで食用にされる魚)は不飽和脂肪酸を含み、酸化…

公開日: 2026年09月25日 08:48

乾燥温度を変えて調べた、ペクチンを含む植物副産物の飼料利用に向けた加工条件 研究論文OpenAlexウズベキスタン

乾燥温度を変えて調べた、ペクチンを含む植物副産物の飼料利用に向けた加工条件

野菜や作物を加工すると、搾りかすや茎、花といった食用にならない部分が大量に残ります。著者らは、こうした植物由来の副産物をうまく活用することが、農業廃棄物を減らしながら、家畜の飼料づくりに使える機能性成分の新しい供給源を得る有望な道になると位置づけています。

公開日: 2026年09月25日 08:43

ケツルアズキ(ブラックグラム)の4つの形態を比べる — 皮と割りの違いが栄養成分と抗栄養因子に与える影響 研究論文OpenAlexインド

ケツルアズキ(ブラックグラム)の4つの形態を比べる — 皮と割りの違いが栄養成分と抗栄養因子に与える影響

ケツルアズキ(学名 Vigna mungo、日本ではウラド豆やブラックグラムとも呼ばれます)は、インド亜大陸を中心に広く食べられている豆類です。研究チームによれば、インドは世界生産量の約7割を占める最大の生産国かつ消費国であり、この豆はインドの食生活において穀類の約3倍にあたるおよそ26%のたんぱく…

公開日: 2026年09月25日 08:31

食物繊維とは何か——現代の栄養学で重視される理由 研究論文OpenAlexイタリア

食物繊維とは何か——現代の栄養学で重視される理由

この論文は、食物繊維を現代の栄養学における最も重要な主題の一つとして取り上げ、その定義と、なぜ今日それほど重視されるのかを整理して説明しています。著者らは、食物繊維が食事の質、腸の健康、代謝面での予防を結びつける存在であると位置づけています。

公開日: 2026年09月25日 07:54