研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
消化を助ける成分を加えたチョコレートの開発と評価――試験管内実験とコンピュータ解析による検討
おなかの調子を整える成分を、日常的に口にしやすい形で届けられないか。研究チームが取り組んだのは、カカオに食物繊維や薬用植物の粉末、天然由来の緩下成分(便通を促す成分)などを組み合わせた「消化を助けるチョコレート」の開発です。
公開日: 2026年09月28日 20:28
カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討
チョコレートやココアの原料となるカカオは、世界の熱帯産地で年間およそ500万トン(乾燥豆換算)が生産される重要な商品作物です。その加工過程では大量の残渣が生じ、なかでもカカオ豆を覆う外皮(カカオ豆殻)は果実全体の重量の約10〜20%を占めると報告されています。この殻には糖質やタンパク質、脂質に加え、…
公開日: 2026年09月28日 19:33
青カビチーズ・海塩・タキシフォリンを使った生ハム風ドライソーセージの配合検討と品質・安全性の評価
ドライソーセージ(乾燥熟成させた非加熱のソーセージ)は消費者に人気の高い食肉加工品です。研究チームは、こうした製品の生物学的価値(タンパク質としての栄養的な質)を高めることが現在の課題だと述べています。
公開日: 2026年09月28日 17:26
氷結点直前の温度で貯蔵すると、スモモ系果実の品質と香り成分の変化が抑えられる
アプリコットプラム(Prunus domestica × armeniaca、供試品種は‘Konglongdan’)は、鮮やかな果皮色とさくさくした食感、甘酸っぱい味わい、特徴的な香りをもつ核果類です。一方で収穫後の傷みが早く、変色や軟化、水分の減少、酸味の低下、風味の変化が短期間で進むことが知られ…
公開日: 2026年09月28日 16:55
甘いサクランボが早く柔らかくなる理由——果実の細胞壁分解を促す転写因子PavDREB2Aの働き
セイヨウミザクラ(Prunus avium、スイートチェリー)の果実は、収穫後に軟化しやすいことが知られています。柔らかくなった果実は品質が落ち、長距離輸送や貯蔵が難しくなるため、生産現場では経済的な損失につながります。
公開日: 2026年09月28日 16:51
バナナの葉を長持ちさせる収穫後処理の研究 ― 環境に優しい食品包装材としての活用に向けて
バナナの葉は、南インドをはじめとする地域で使い捨ての皿や食品を包む材料として古くから使われてきました。表面が広く、しなやかで、天然のろう質の膜に覆われているため、料理を盛りつけたり包んだりするのに向いています。使い捨てプラスチックによる環境汚染への懸念が高まるなか、生分解性のある代替材料としてあらた…
公開日: 2026年09月28日 10:15
ぶどう種子の粉をトルコの伝統麺「エリシテ」に混ぜると何が変わるか
トルコで広く親しまれている麺「エリシテ」は、小麦粉、卵、塩、水を混ぜて固めの生地をつくり、薄く延ばして短く切り、乾燥させた保存のきく食品です。味にくせがなく作り方も単純で日持ちするため、栄養面を強化する土台として向いていると研究チームは述べています。
公開日: 2026年09月28日 08:53
氷蔵中のコスタリカ産ウミヘビ類「コスタル・コンガー」切り身の鮮度変化を多角的に調べた研究
魚は死後まもなく、においや食感、見た目が変わっていきます。こうした変化の速さは魚種によって違うため、流通や販売の現場では「氷で冷やしたまま何日くらい食べられる状態が保たれるのか」を魚ごとに把握することが重要になります。ところが、大規模な漁業の対象になっていない魚、つまり地元で消費されるだけの魚につい…
公開日: 2026年09月28日 06:48
温度が籾の吸水にどう影響するか — ワイブルモデルによる吸水速度と熱力学の解析
米を加工する工程では、籾に水を吸わせる「吸水(浸漬)」が欠かせない作業として位置づけられています。著者らは、この吸水が米粒の品質、搗精(とうせい、玄米から糠層を削って白米にする工程)の歩留まり、そして最終用途としての特性に影響すると述べています。
公開日: 2026年09月28日 06:32
キャロブ種子のタンパク質分解物とペクチンで包んだアマニ油 ― 酸化を抑えながら消化のされ方は保つ
アマニ油は多価不飽和脂肪酸を多く含みますが、その一方で酸素と反応して劣化しやすい(酸化しやすい)性質があります。そこで油を微小な粒子の中に閉じ込める「マイクロカプセル化」という方法が使われますが、包む材料によって、酸化のしにくさや、食べたあとで油が消化されるかどうかが変わり得ます。
公開日: 2026年09月28日 05:35
ゴマたんぱく質の性質を変える新手法——高圧均質化とpH調整の組み合わせ
ゴマの種子からたんぱく質を取り出した素材(ゴマたんぱく質分離物、論文ではSMPIと表記)を、食品の原料としてより使いやすくするにはどうすればよいか。研究チームは、その性質を変える手段として「高圧均質化」という処理に注目し、これをpHの調整と組み合わせる方法を検討しました。
公開日: 2026年09月28日 05:24
人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案
食事のガイドラインは、各国の食料政策や学校などでの教育、さらには食料システム全体のあり方にまで影響を与えています。論文の著者らは、近年のガイドライン作成をめぐる論争に加えて、食事と関わりの深い慢性疾患の負担が増していること、そして環境への負荷が高まっていることを挙げ、人の健康と地球環境の双方に沿った…
公開日: 2026年09月28日 05:00