研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スリーブ状胃切除術後に体重が再び増えた患者で、3種類の食事調査法の結果はどの程度一致するか
肥満に対する減量・代謝手術の中で、胃を細長く切り取って小さくする「スリーブ状胃切除術」は、世界で最も多く行われている術式です。一方で、長期的には手術後にいったん減った体重が再び増える患者が比較的多いことも報告されています。術後のケアでは、患者が実際に何をどれだけ食べているかを把握することが重要です。
公開日: 2026年10月14日 05:23
肝硬変の栄養リスクを血液検査値とGDF15で評価する予測モデルの開発
肝硬変の患者では低栄養がよく見られ、感染症、生活の質の低下、死亡率の上昇などの好ましくない経過と関連することが知られています。低栄養は、食事量の減少、全身の炎症、代謝の乱れ、筋肉量の減少などが複雑に絡み合って生じると考えられています。
公開日: 2026年10月13日 14:40
インクレチン関連薬による肥満治療中の食事と栄養をどう支えるか:ポーランド栄養学会の専門家声明
肥満治療では近年、「インクレチン関連薬」と呼ばれる薬が使われるようになりました。インクレチンは食事をとると腸から出るホルモンの総称です。これらの薬はそのうちのGLP-1や、GIPとGLP-1の両方に働きかけて、食欲を抑え満腹感を高めます。著者らが紹介する臨床試験では、肥満や体重に関連する合併症を伴う…
公開日: 2026年10月13日 06:52
中学生のエネルギー・たんぱく質摂取量、身体活動と栄養状態の関係:インドネシア・スラカルタの中学校での調査
思春期は、子どもから大人へ移り変わる時期です。急な身長の伸びや筋肉量の増加が起こるため、エネルギーや栄養素の必要量が増えます。一方、ファストフードや甘い飲み物をよくとる、食事を抜くといった食習慣の変化に、体を動かす量の少なさが重なると、取り込むエネルギーと使うエネルギーの釣り合いが崩れます。その結果…
公開日: 2026年10月13日 06:29
機能性食品は痛風にどう関わるのか――尿酸と炎症をめぐる研究を整理したレビュー
痛風性関節炎は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続き、尿酸が「尿酸ナトリウム」という結晶になって関節などにたまることで起こる炎症性の病気です。尿酸値を下げる薬や炎症を抑える薬は効果がある一方、副作用、薬を続けにくいこと、発作の再発といった課題が残っていると著者らは述べています。
公開日: 2026年10月13日 05:13
加熱加工食品にできた蛍光性AGEsを減らす乳酸菌株の探索と評価
終末糖化産物(AGEs)は、食品を加熱したときに糖とたんぱく質が反応してできる安定な化合物です。焼き菓子やローストした食品に多く含まれ、とくに加熱加工した乳製品や肉製品で多いとされています。論文は背景として、AGEsを多く含む食事を長く続けることが、2型糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患のリスク上昇と…
公開日: 2026年10月12日 09:56
10代の不健康な間食と過体重・肥満の関係を整理した文献レビュー
ここ20年ほどで、10代の食生活は大きく変わりました。砂糖、塩分、脂肪が多いのにビタミンやミネラルが少ない高カロリーの間食が身近になり、過体重や肥満の増加が多くの国で公衆衛生上の課題になっています。論文の序論では、世界保健機関(WHO)の記録として、2022年に5〜19歳の子どもと若者のうち3億90…
公開日: 2026年10月12日 09:41
メキシコの先住民セリの子どもを対象とした文化適応型の生活習慣プログラムと、その前後での行動の変化
メキシコ北部に暮らす先住民セリ(コムカアック)の人々は、かつて漁や狩猟、採集を中心とする移動生活を送っていました。定住後は伝統的な食事が変わり、加工食品や超加工食品が多く取り入れられるようになり、身体活動も減ってきたと報告されています。研究チームによると、セリの子どもには幼いころから体重過多が多く見…
公開日: 2026年10月12日 06:06
ガーナの市場で働く女性の肥満に関わる要因を調べた横断研究
肥満は世界的な公衆衛生上の課題で、サハラ以南のアフリカでも都市部を中心に増えています。著者らは、市場で商売をする女性を特に肥満のリスクが高い集団と位置づけています。長時間座って販売を続けること、運動の機会が限られること、食事の時間が不規則になりやすいこと、仕事のストレスが大きいことなどが理由です。そ…
公開日: 2026年10月11日 08:25
食べ物は体内のGLP-1分泌にどう働きかけるのか:栄養と腸内細菌の経路を整理した総説
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとると腸から分泌されるホルモンです。血糖値が高いときにインスリンの分泌を促し、胃から腸へ食べ物が送られる速さを緩やかにし、食欲を抑える働きがあることが、これまでの研究で示されてきました。このように食後のインスリン分泌を助ける腸のホルモンは「インクレチン…
公開日: 2026年10月11日 06:03
食事からのポリフェノール摂取と脂肪性肝疾患の肝線維化スコアの関連を調べた研究
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、肥満や糖尿病などの代謝の乱れを背景に肝臓に脂肪がたまる病気です。著者らによれば、世界で肝硬変の主な原因になっています。この病気で特に重要なのが、肝臓が硬くなる「線維化」の進み具合です。著者らは、線維化を肝臓関連の死亡を最も強く予測する指標として位置づけて…
公開日: 2026年10月10日 22:37
食事のナトリウム密度と、指標で推定した脂肪肝の可能性との関連:韓国成人約1万4千人の全国調査データから
肝臓に脂肪がたまる脂肪肝は、世界の成人の約35%にみられるとされる、公衆衛生上の大きな課題です。韓国でも、いわゆる非アルコール性脂肪性肝疾患の有病率は約30%と推定されています。脂肪肝は、単純な脂肪の蓄積から炎症、線維化、肝硬変、肝がんへと進むことがあります。
公開日: 2026年10月09日 01:37