研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
チリ産インゲンマメ2品種の浸漬水に含まれるフェノール化合物と抗酸化能の分析
乾燥したインゲンマメは、調理の前に水に浸けて戻すのが一般的です。このとき豆に含まれる水溶性の成分の一部は水へ移りますが、浸けた水はふつう捨てられます。研究チームは、この浸漬水に植物由来の「フェノール化合物」がどの程度、どのような形で含まれているかを調べました。フェノール化合物は、ポリフェノールなどを…
公開日: 2026年10月19日 08:15
甘茶の原料「アマチャ」の葉に含まれる4成分と葉の抽出物について、抗酸化作用と褐変を起こす酵素への作用を比べた研究
アマチャ(Hydrangea macrophylla serrata)は日本と朝鮮半島に自生するアジサイの仲間です。その葉は、甘い茶「甘茶」の原料として古くから使われてきました。甘茶の甘みのもとはフィロズルチンという成分で、砂糖のおよそ400〜800倍の甘さがあるとされています。葉にはほかにも、ポリ…
公開日: 2026年10月19日 07:32
抹茶飲料の酸化・抗酸化の測定値は、フレーバーや溶かす液体、温度でどう違うか
抹茶は、茶葉を細かく挽いた粉末を湯に溶かし、葉ごと口にする飲み物です。最近は水で点てるだけでなく、牛乳や植物性ミルクで作る抹茶ラテや、果物などの風味を加えたフレーバー抹茶としても広く飲まれています。一方で、こうした作り方の違いが、抹茶飲料の抗酸化性・酸化性の測定値にどう表れるのかは、はっきりしていま…
公開日: 2026年10月19日 06:40
カリン由来プロアントシアニジンの重合度による耐熱性の違いと、模擬揚げ系でのヘテロサイクリックアミン生成抑制
肉などのタンパク質が豊富な食品を高温で加熱すると、ヘテロサイクリックアミン(HCA)と呼ばれる化合物ができることがあります。HCAは遺伝子に変異を起こす作用や発がん性をもつ物質群とされ、揚げ物などに含まれる量をどう抑えるかが課題になっています。これまでの研究では、ポリフェノールなどの抗酸化物質や植物…
公開日: 2026年10月19日 06:21
緑色のスサビノリ変異株「Y-G001」の生育・色素・うま味成分を調べた研究
海苔の原料となる紅藻スサビノリ(学名 Neopyropia yezoensis)は、中国・日本・韓国で広く養殖されています。中国では、収穫した藻体を洗って刻み、乾燥させて紙状の板海苔にします。板海苔は色・つや・形・風味で等級が決まり、その等級が価格を左右します。中国ではこれまで、成長が速く収量の多い…
公開日: 2026年10月19日 05:01
緑茶の成分と乳がんの関係をめぐる研究を整理した総説
緑茶、紅茶、ウーロン茶は、どれもチャノキ(学名カメリア・シネンシス)の葉から作られます。チャノキの葉には、ポリフェノールと総称される植物由来の成分が豊富に含まれています。この総説で著者らは、チャノキ、とくに緑茶が乳がんの予防や治療の補助に役立つ可能性について、これまでの研究成果をまとめ、評価すること…
公開日: 2026年10月18日 07:43
伝統的な加熱調理法は濃緑色葉物野菜のフェノール類と抗酸化能をどう変えるか
ホウレンソウなどの濃い緑色の葉物野菜には、ポリフェノール(フェノール類)やフラボノイドといった植物由来の成分が多く含まれています。ただ、野菜の多くは加熱して食べられます。調理によってこれらの成分がどれだけ残り、どれだけ減るのかについて、これまでの研究結果は野菜の種類や実験条件によってまちまちでした。
公開日: 2026年10月18日 04:48
高温高圧蒸し処理の回数でアメリカニンジンの成分と抗酸化活性はどう変わるか
アメリカニンジン(西洋人参)には、ジンセノシドと呼ばれるサポニンの一群のほか、ポリフェノールやフラボノイドなどの成分が含まれています。生の根にはRb1やReといった「主要ジンセノシド」が多く、Rg3やRg5などの「希少ジンセノシド」はわずかしか含まれません。蒸すなどの加熱処理を行うと、主要ジンセノシ…
公開日: 2026年10月17日 22:22
寒冷地向けソルガムの部位ごとの抗酸化成分は、加熱調理でどう変わるか
ソルガム(モロコシ)は、世界で広く栽培される穀物の一つです。グルテンを含まない穀物として、また植物由来の機能性成分を含む穀物として関心を集めています。ただし、温帯地域での利用はまだ限られています。この研究で研究チームが扱ったのは、オランダの育種計画で寒い気候向けに開発された4つの遺伝的系統(HD7、…
公開日: 2026年10月17日 22:15
東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究
アグロフォレストリーとは、樹木や複数の作物を意図的に組み合わせて育て、森林に近い生態的なはたらきを保ちながら生産を行う農業のやり方です。ブラジル東部アマゾンでは、この方法でアサイーやカカオといった在来の果実が栽培されています。
公開日: 2026年10月17日 22:10
黒コショウ抽出物ピペリンはサプリメントに必要か 「吸収促進」をうたう配合の根拠を問う日本からの論考
サプリメントのラベルでは「吸収が高まる」「体内利用率が向上」といった表現が増えています。その根拠として多く使われているのが、黒コショウ抽出物とその主成分であるピペリンです。ピペリンは、一緒にとった成分の体内利用を高める「バイオエンハンサー」として販売されています。代表例はウコンの成分クルクミンとの組…
公開日: 2026年10月17日 19:46
ペクチン分解酵素を使ったもろみ処理はアロニアとハスカップの果汁をどう変えるか
アロニアとハスカップは、アントシアニンなどのポリフェノールを多く含むベリーです。渋みや苦みが強かったり日持ちが短かったりするため、生食より果汁に加工して利用されることが多い果実です。ただし果汁を搾るときには、ポリフェノールの多くが果皮や細胞壁の中に残り、果汁へ十分に移らないことが知られています。
公開日: 2026年10月17日 19:27