研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

収穫前の葉面散布と天然コーティングでウチワサボテン果実の鮮度を保つ試み 研究論文OpenAlexエジプト

収穫前の葉面散布と天然コーティングでウチワサボテン果実の鮮度を保つ試み

ウチワサボテン(Opuntia ficus-indica L. Mill.)の果実は、いわゆるプリックリーペア(和名のひとつはウチワサボテンの果実)として知られています。著者らによれば、この果実は非常に傷みやすく、収穫後の急速な劣化によって貯蔵できる期間が短く、商業的な流通も大きく制限されてしまいま…

公開日: 2026年10月04日 04:58

外食・中食で「国産食材」はどれくらい重視されるか——日本の消費者調査から 研究論文OpenAlex

外食・中食で「国産食材」はどれくらい重視されるか——日本の消費者調査から

共働き世帯の増加や時間的な余裕の減少などを背景に、家庭で調理する食事から、持ち帰り弁当やおにぎり、総菜といった「中食」、そして「外食」へと食生活の重心が移ってきました。著者らは、2020年時点で中食が家計の食料支出の13.8%、外食が20.6%を占め、合わせて食費全体の3分の1を超えると指摘していま…

公開日: 2026年10月04日 01:37

タイオバの葉抽出物を加えたデンプンの乾燥挙動と機能性を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

タイオバの葉抽出物を加えたデンプンの乾燥挙動と機能性を調べた研究

タイオバ(Xanthosoba sagittifolium、学名表記はXanthosoma sagittifolium)は中南米の熱帯地域に自生する植物で、「非慣行食用植物」に分類されます。地下の塊茎(ちかけい、地中の茎が養分をためて太くなった部分)はデンプンの供給源となり、葉にはタンパク質や食物繊…

公開日: 2026年10月04日 00:45

ヒヨコマメたんぱく質に緑豆の皮由来食物繊維を結合させる――乳化を安定させる加工法の研究 研究論文OpenAlex中国

ヒヨコマメたんぱく質に緑豆の皮由来食物繊維を結合させる――乳化を安定させる加工法の研究

植物由来のたんぱく質は、持続可能性と多様な機能性から動物性たんぱく質の代替素材として注目されています。著者らによれば、ヒヨコマメは世界で三番目に広く栽培されているマメ科作物で、たんぱく質含量は14.9〜24.6%とされます。そこから取り出したヒヨコマメたんぱく質分離物(CPI)はアミノ酸組成のバラン…

公開日: 2026年10月04日 00:02

クローブ蒸留水をマルマロ由来フィルムの溶媒に使う――食品包装材の新しい作り方 研究論文OpenAlexスペイン

クローブ蒸留水をマルマロ由来フィルムの溶媒に使う――食品包装材の新しい作り方

植物から精油(エッセンシャルオイル)を取り出すとき、水蒸気蒸留という方法が使われます。このとき油の層とは別に、水の層が残ります。これが「ハイドロゾル(芳香蒸留水)」です。水に溶けやすい香り成分がわずかに溶け込んだ液体で、精油成分の濃度は一般にごく低いとされています。研究チームは、精油そのものは食品に…

公開日: 2026年10月03日 08:16

マングローブ果実粉と緑豆粉を用いたクッキーの栄養成分を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

マングローブ果実粉と緑豆粉を用いたクッキーの栄養成分を調べた研究

食物繊維を十分にとることは、肥満の予防に役立つと考えられています。研究チームは、食物繊維を多く含む食材として、マングローブ果実粉(食物繊維23.43%)と緑豆粉(同7.28%)に着目しました。これらを原料にしたクッキーは、肥満予防を意識した間食の選択肢になりうるという見通しから、研究が組まれています…

公開日: 2026年10月03日 07:33

バナナの花を食材として見直す:部位ごとの栄養と機能性を分析した研究 研究論文OpenAlexインド

バナナの花を食材として見直す:部位ごとの栄養と機能性を分析した研究

バナナの花(バナナブロッサム)は、バナナ栽培の過程で生じる農業資源のひとつですが、著者らによれば十分に活用されていません。この研究チームは、バナナの花が植物由来の機能性食品素材として使える可能性に着目し、その成分と性質を調べました。

公開日: 2026年10月03日 07:03

より健康的な即席麺をつくるには——配合・加工・製品開発の研究を整理した総説 研究論文OpenAlexパキスタン

より健康的な即席麺をつくるには——配合・加工・製品開発の研究を整理した総説

即席麺は、安価で手早く調理でき、味の好みに合わせやすいことから世界中で広く食べられています。保存期間が比較的長く、都市化や生活様式の変化、不規則な食事時間とともに消費が広がってきました。

公開日: 2026年10月03日 06:32

アルミ容器にステンレス鋼の層をかぶせると、トマト製品の品質はどう変わるか 研究論文OpenAlexルーマニア

アルミ容器にステンレス鋼の層をかぶせると、トマト製品の品質はどう変わるか

トマトジュースやトマトペースト、トマトピューレは酸が強く、食塩も含まれます。こうした中身は、アルミニウム製の容器の表面を守っている酸化皮膜を少しずつ傷め、アルミニウムのイオンが食品側へ溶け出す原因になります。溶け出した金属は金属的な味や褐色化につながるため、食品を入れる容器の素材選びは品質保持の課題…

公開日: 2026年10月03日 06:17

穀物の品質・安全性をハイパースペクトル画像で測る——6種の主要穀物にわたる研究動向の整理 研究論文OpenAlex中国

穀物の品質・安全性をハイパースペクトル画像で測る——6種の主要穀物にわたる研究動向の整理

トウモロコシ、コメ、コムギ、オオムギ、ソルガム、キビといった穀物は、世界のカロリー摂取の約半分を支えており、人の食事と家畜の飼料の両方の基盤になっています。論文によれば、穀物の国際取引は年間およそ4億9000万トンに達し、育種から収穫受け入れ、保管、加工、輸出までの各段階で、迅速で信頼できる品質評価…

公開日: 2026年10月02日 21:52

魚ゼラチンとカルボキシメチルセルロースに「ペルシャガム」を加えた食べられるフィルムの性質を調べた研究 研究論文OpenAlexイラン

魚ゼラチンとカルボキシメチルセルロースに「ペルシャガム」を加えた食べられるフィルムの性質を調べた研究

プラスチック廃棄物の蓄積が世界的な課題となる中、再生可能な原料からつくられる生分解性フィルムや食べられる(可食)フィルムが代替包装材として注目されています。著者らは、魚ゼラチン(FG)とカルボキシメチルセルロース(CMC)という2種類の天然素材を組み合わせたフィルムを基礎に、そこへ「ペルシャガム」(…

公開日: 2026年10月02日 15:48

魚の加工残さと緑茶から取り出した成分で、魚バーガーの日持ちを調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

魚の加工残さと緑茶から取り出した成分で、魚バーガーの日持ちを調べた研究

魚は良質なたんぱく質や必須ミネラル、ビタミンを含む食品で、アジ科のマアジ(大西洋アジ、ポルトガルでは「カラパウ」と呼ばれる)はオメガ3系多価不飽和脂肪酸にも富んでいます。ただし、著者らによれば、この脂質の豊かさは同時に弱点でもあります。脂質が酸化しやすく、日持ちが短くなるのです。水分活性(食品中で微…

公開日: 2026年10月02日 07:45