研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊娠7か月の伝統儀礼「ペトンポア」を栄養・健康教育の場に活かす試み——インドネシア・北ブトン県の質的研究
インドネシアでは、子どもの身長が年齢に対して低くとどまる「スタンティング(stunting)」が、保健政策の優先課題として残っていると研究チームは述べています。スタンティングは身体の成長だけでなく認知発達にも長期的に影響し、ひいては人材の質にも関わる問題だとされます。
公開日: 2026年10月02日 08:09
「安全」と「体によい」は別物 ― 米FDAが食品の栄養的な利点を規制しない理由を論じた論文
米国の食品医薬品局(FDA)は、食品が直接的な害をもたらすかどうかは規制する一方で、その食品に栄養上の利点があるかどうかは規制していません。この論文は、なぜそうした線引きが生まれたのかを検討したものです。
公開日: 2026年10月02日 07:57
肥満・代謝外科手術の後に残る「過食の症状」——ブラジルの横断研究が報告した食事・体組成・生活の質との関連
肥満・代謝外科手術(いわゆる減量手術。胃を小さくするスリーブ状胃切除や、胃と小腸をつなぎ替えるルーワイ胃バイパスなど)は、重度の肥満に対して最も効果の大きい治療と位置づけられています。ただし著者らは、術後に良好な状態が長く続くかどうかは手術の方法だけで決まるのではなく、食習慣や行動の変化が続くこと、…
公開日: 2026年10月02日 06:54
ケトジェニック食で重度の高コレステロールが生じた3症例の報告 — 家族性高コレステロール血症との見分け
家族性高コレステロール血症(FH)は、遺伝的な要因でLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール、以下LDL-C)が著しく高くなる病気で、若いうちから動脈硬化による心臓や血管の病気が起こりやすくなります。そのため、臨床的・検査的にFHが疑われる場合には、遺伝子検査や早期のコレステロール低下治療を…
公開日: 2026年10月02日 06:26
心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析
すでに心臓や血管の病気を経験した人にとって、超加工食品を多く食べる食生活が死亡リスクにどう関わるのかは、はっきりしていませんでした。超加工食品とは、工業的な加工を重ねてつくられた食品を指す分類で、この研究では食品を加工の程度で分けるNova分類という仕組みにもとづいて特定されています。
公開日: 2026年10月02日 06:16
図書館は食料不安にどう向き合っているか——米国の公共図書館・大学図書館を対象とした調査
米国の公共図書館と大学図書館は、本の貸し出しという枠を超えて、地域で起きている食料不安(必要な食べ物を十分に得られない状態)への対応に関わっているとされます。著者らはこの状況を実態として把握することを目的に、既存の研究文献の整理と、図書館で働く人々を対象とした独自の調査を組み合わせました。
公開日: 2026年10月01日 22:44
1975年の日本の食事は何が違ったのか——日本の食生活と健康長寿をめぐる論考
日本は世界でも最高水準の平均寿命をもつ国として知られています。その理由として日本の食生活が挙げられることが多く、国際的な関心も集めてきました。著者らは、この長寿が主に生活水準の向上と医療の進歩によってもたらされたものであると述べた上で、食事が果たした役割についても検討しています。
公開日: 2026年10月01日 22:00
超加工食品・加糖飲料の広告接触をめぐる社会経済・人種民族間の不平等を調べる系統的レビューの計画
著者らは、健康の「商業的決定要因」に注目しています。これは、企業の販売活動や市場の仕組みが人々の健康状態を左右するという考え方です。論文の背景説明によれば、超加工食品(工業的な加工を重ねて作られた食品)や加糖飲料(砂糖などで甘味をつけた飲料)の販売促進は、非感染性疾患を広げるうえで重要な役割を果たし…
公開日: 2026年10月01日 19:52
地域の食文化への親しみと食事の質との関連を調べた研究
私たちが日々何を食べるかは、その土地の食文化と切り離せません。しかし研究チームは、こうした地域の料理文化が食の好みや調理の仕方、日常の食事内容をどのように形づくるのかについては、これまで十分に検討されてこなかったと指摘しています。
公開日: 2026年10月01日 19:36
学齢期の子どもにおけるファストフード摂取と過体重・肥満の関連を調べた横断研究
子どもの過体重と肥満は重要な公衆衛生上の課題であり、ファストフードを頻繁に食べるといった食行動が体重の増えすぎに関わっている可能性が指摘されています。研究チームは、イラク・ニネヴェ県モスルのアル・シムーク中等学校に通う学齢期の子どもを対象に、ファストフードの摂取と過体重・肥満との関連を調べることを目…
公開日: 2026年10月01日 11:44
発酵させたブロッコリーが高脂肪・高果糖食マウスの代謝と筋肉に与えた影響
脂肪が過剰にたまる一方で筋肉が減っていく状態は、代謝の不調を考えるうえで重要な問題として知られています。研究チームは、乳酸菌の一種であるラクチプランチバチルス・プランタルムでブロッコリーを発酵させた素材(以下、発酵ブロッコリー)に注目し、これを与えることで代謝や筋肉の状態がどう変わるのかを調べました…
公開日: 2026年10月01日 10:05
伝統市場で売られる生麺とホルムアルデヒドをめぐる調査 ― 販売者の知識と検査結果
研究チームは、インドネシア・パレンバン市の伝統市場で販売されている生麺(ミー・バサ)について、販売者がホルマリンの混入に関してどのような知識を持っているかを明らかにすることを目的に調査を行いました。
公開日: 2026年10月01日 09:33