研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究

カスタードパウダーは、とうもろこしでんぷんを主体に香料やミネラル・ビタミンを加えた粉末食品で、熱湯を注いで手軽に調製できるため、熱帯地域の多くの国では朝食や離乳食として広く使われています。著者らは、この親しみやすく調理が容易な食品を、栄養素を届ける「器」として活用できる点に着目しました。

公開日: 2026年09月30日 08:30

地中海地域で育てたフィンガーライム2品種とフォーストライムの品質を多角的に調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

地中海地域で育てたフィンガーライム2品種とフォーストライムの品質を多角的に調べた研究

フィンガーライム(Citrus australasica)はオーストラリア原産のかんきつで、指のような形の果実の中に色鮮やかな「さのう」(果汁を含む粒)が詰まっています。粒がはじける食感から「シトラスキャビア」と呼ばれ、料理の飾りや風味づけに使われる高付加価値の作物として、近年ヨーロッパやアジアなど…

公開日: 2026年09月30日 07:20

ロバの乳は粉末にしても働きを保つのか——生乳と噴霧乾燥乳を比べた動物実験 研究論文OpenAlexルーマニア

ロバの乳は粉末にしても働きを保つのか——生乳と噴霧乾燥乳を比べた動物実験

ロバの乳は、脂肪とカゼイン(乳に含まれるたんぱく質の一種)が少なく、乳糖が多いなど、人の母乳に似た成分の組み合わせを持つとされます。リゾチーム(細菌の細胞壁を分解する働きを持つたんぱく質)などの生理活性成分を含み、免疫に関わる働きが注目されてきました。しかし著者らは、実際に食品素材として使うには大き…

公開日: 2026年09月30日 07:02

トルコ・メルシン産の蜂産品5種を化学成分と生物活性の両面から分析した研究 研究論文OpenAlexトルコ

トルコ・メルシン産の蜂産品5種を化学成分と生物活性の両面から分析した研究

ハチミツ、花粉(ビーポーレン)、プロポリス、ローヤルゼリー、ビーブレッド(ペルガ)といった蜂産品は、古くから食用や伝統的な用途で使われてきました。研究チームによれば、これらに含まれる成分やはたらきは、ミツバチが集めた植物の種類や地域の気候、加工・保存の条件によって変わることが知られています。

公開日: 2026年09月30日 06:51

ビートカーリートップウイルス感染で植物の細胞内はどう変わるか――4種の作物を電子顕微鏡で比べた研究 研究論文OpenAlexヨルダン

ビートカーリートップウイルス感染で植物の細胞内はどう変わるか――4種の作物を電子顕微鏡で比べた研究

ビートカーリートップウイルス(BCTV)は、ジェミニウイルス科クルトウイルス属に属する一本鎖DNAウイルスで、ビートヨコバイ(Circulifer tennellus)によって媒介され、世界各地に分布しています。論文によれば、このウイルスは宿主となる植物の範囲が非常に広く、テンサイ、トウガラシ、トマ…

公開日: 2026年09月30日 06:08

韓国南岸の海面いけすでコショウダイ類「イサキ」の越冬性能を評価した研究 研究論文OpenAlex韓国

韓国南岸の海面いけすでコショウダイ類「イサキ」の越冬性能を評価した研究

地球温暖化にともなう海水温の上昇は、養殖業にとって切実な問題になっています。論文によれば、韓国の沿岸海域の海面水温は1968年から2024年までの長期的な傾向として約1.58℃上昇し、これは世界平均(0.74℃)の約2.1倍にあたります。著者らは、2024年には韓国南岸で28℃を超える水温が9月下旬…

公開日: 2026年09月30日 05:45

塩類・アルカリ性水域で育てたソウギョは何が変わるのか——中国3地域の水質タイプを比べた研究 研究論文OpenAlex中国

塩類・アルカリ性水域で育てたソウギョは何が変わるのか——中国3地域の水質タイプを比べた研究

中国には約360万ヘクタールの塩類・アルカリ土壌(塩害・アルカリ害を受けた土地)があり、利用可能な国土面積の5%にあたると論文は述べています。地下水の水位が浅く塩分濃度が高いこと、ナトリウム・塩化物・炭酸イオンなどが多く蓄積していることから、その多くは通常の農業に使えないままになっています。こうした…

公開日: 2026年09月30日 05:41

黄海北部・遼寧省沿岸のキツネメバル(Sebastes schlegelii)の成長と資源状態を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

黄海北部・遼寧省沿岸のキツネメバル(Sebastes schlegelii)の成長と資源状態を調べた研究

キツネメバル(学名 Sebastes schlegelii、中国では「黒魚」とも呼ばれる)は、岩礁域に生息する冷温帯性の底生魚で、成長が比較的速く、味も良いため経済的価値の高い魚種です。中国・遼寧省沿岸の黄海北部には島が多く、この魚にとって好適な生息場所となっています。しかし著者らは、近年の過剰漁獲…

公開日: 2026年09月30日 05:30

魚の健康を支える「見えないバランス」——プレバイオティクスとプロバイオティクスに関する総説 研究論文OpenAlexルーマニア

魚の健康を支える「見えないバランス」——プレバイオティクスとプロバイオティクスに関する総説

世界の水産養殖は食料供給で大きな役割を担っており、著者らによれば2024年には養殖された水生動物の生産量が1億トンを超えました。需要の高まりを受けて、この分野には生産量を増やすだけでなく、効率的で持続可能な仕組みを目指すことが求められています。

公開日: 2026年09月30日 05:25

コオロギのタンパク質を酵素で分解した素材は、ウズラの腸内細菌のバランスを変えるか 研究論文OpenAlexインドネシア

コオロギのタンパク質を酵素で分解した素材は、ウズラの腸内細菌のバランスを変えるか

家畜の飼育では、病気の治療だけでなく成長促進の目的でも抗生物質が広く使われてきました。研究チームは、その使いすぎが畜産物への残留や薬剤耐性(抗生物質が効きにくい細菌が増えること)につながり、世界的な健康上の問題になっていると指摘しています。論文では、世界保健機関が2014年に薬剤耐性を世界の健康上の…

公開日: 2026年09月30日 05:16

ハワイ固有種「ママキ」の葉に含まれる成分を調べた研究 ― 抗酸化作用と血管細胞での炎症反応 研究論文OpenAlexアメリカ

ハワイ固有種「ママキ」の葉に含まれる成分を調べた研究 ― 抗酸化作用と血管細胞での炎症反応

ママキ(学名 Pipturus albidus)は、ハワイ諸島にだけ自生するイラクサ科の低木です。葉を湯に浸してハーブティーとして飲む習慣が古くからあり、ストレスや不安をやわらげる、アレルギーに用いる、血圧やコレステロールを整えるといった伝統的な用途が記録されてきました。しかし研究チームによれば、こ…

公開日: 2026年09月30日 04:42

食用サボテン(ウチワサボテン)の茎に含まれる成分は、コルヒチン処理と生育段階でどう変わるか 研究論文Europe PMCタイ

食用サボテン(ウチワサボテン)の茎に含まれる成分は、コルヒチン処理と生育段階でどう変わるか

ウチワサボテン(Opuntia ficus-indica)は、乾燥した環境でもよく育つ植物で、その平たい茎(クラドード、茎節)は食用にされています。著者らによれば、この茎節にはポリフェノール(植物がつくる抗酸化性の化合物の総称)やフラボノイド(ポリフェノールの一群)が比較的多く含まれ、食材としての機…

公開日: 2026年09月29日 13:41