研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

蒸気で加圧して割る?豆の抗酸化成分を引き出す加工法の比較研究 研究論文Europe PMCカナダ

蒸気で加圧して割る?豆の抗酸化成分を引き出す加工法の比較研究

豆類には、体内の酸化ストレスに関わるとされるポリフェノール(フェノール成分)が含まれていますが、その多くは豆の細胞壁などに結合した状態で存在し、そのままでは体内での利用や抽出がしにくいとされています。今回紹介する研究は、この『結合型』のフェノール成分を加工によって取り出しやすくできるかどうかを調べた…

公開日: 2026年09月09日 13:24

いちご・パイナップル・生姜の搾りかすを粉末化して植物性バーガーに ― 食品副産物活用の研究 研究論文Europe PMCブラジル

いちご・パイナップル・生姜の搾りかすを粉末化して植物性バーガーに ― 食品副産物活用の研究

ジュースを作る過程では、果肉や皮などの搾りかすが大量に発生します。これらは栄養価が高いにもかかわらず、多くが廃棄されているのが現状です。ブラジル・南リオグランデ連邦大学の研究グループは、いちご・パイナップル・生姜のジュース搾りかすを粉末に加工し、植物性バーガーの材料として活用できるかを調べた研究をジ…

公開日: 2026年09月09日 12:25

細菌セルロースと銀・酸化亜鉛のフィルムでタンジェリンを長持ちさせる研究 研究論文Europe PMCベトナム

細菌セルロースと銀・酸化亜鉛のフィルムでタンジェリンを長持ちさせる研究

果物や野菜をプラスチックで包む代わりに、微生物が作る天然素材で作った包装フィルムを使えないか——そんな発想から生まれた研究が報告されました。今回紹介するのは、細菌が作り出す「細菌セルロース(BC)」とポリビニルアルコール(PVA)という素材を組み合わせ、さらに銀と酸化亜鉛のナノ粒子を加えて作った新し…

公開日: 2026年09月04日 19:27

水不足でも育つクラスタービーンへ シリコンナノ粒子とジャスモン酸処理の効果を調べた研究 研究論文Europe PMCイラク

水不足でも育つクラスタービーンへ シリコンナノ粒子とジャスモン酸処理の効果を調べた研究

クラスタービーン(Cyamopsis tetragonoloba L.)は、種子から抽出される多糖類ガラクトマンナンの原料として工業的に栽培されることが多い植物です。しかし若いさやは野菜としても食べられており、乾燥地帯や半乾燥地帯での野菜用クラスタービーン栽培の重要性が高まっているといいます。その一…

公開日: 2026年09月04日 19:26

食物繊維は免疫療法の効きめを後押しするか がん患者を対象にした研究のまとめ 研究論文Europe PMCブラジル

食物繊維は免疫療法の効きめを後押しするか がん患者を対象にした研究のまとめ

がん治療の選択肢として、免疫の力を利用して腫瘍を攻撃する『免疫療法』が広がっています。近年、この治療の効果には腸内細菌の状態が関わっているのではないかという報告が増えており、腸内細菌に影響を与える身近な要素として食物繊維の摂取が注目されるようになりました。今回紹介するのは、がん患者における食物繊維摂…

公開日: 2026年09月04日 19:25

捨てられるメロンの皮を機能性食材に――酵素処理で食物繊維クッキーの血糖応答を改善する試み 研究論文Europe PMCベトナム

捨てられるメロンの皮を機能性食材に――酵素処理で食物繊維クッキーの血糖応答を改善する試み

世界の糖尿病人口は2024年時点で成人の約11.1%にあたる5億8900万人と推計され、2050年には8億5300万人に達すると予測されています。食後の血糖値上昇はこうした代謝異常の主要な要因のひとつとされ、食物繊維の摂取が血糖応答の緩和に役立つと考えられていますが、多くの集団で摂取量は推奨水準に届…

公開日: 2026年09月04日 19:24

発芽キノアの成分が肥満マウスの記憶力低下を和らげた仕組み ― 腸内細菌が鍵に 研究論文Europe PMC中国

発芽キノアの成分が肥満マウスの記憶力低下を和らげた仕組み ― 腸内細菌が鍵に

肥満は体形や代謝の問題にとどまらず、学習や記憶といった認知機能の低下にも関わることが知られています。中国・西北農林科技大学などの研究グループが、アドバンスト・サイエンス誌に2026年7月掲載予定の論文で、発芽させたキノア(キヌア)を食べさせたマウスで、高脂肪食による認知機能の低下が和らいだと報告しま…

公開日: 2026年09月04日 15:28

青からピンクへ色が変わる試薬で、カキの『元気さ』を手軽に測る 研究論文Europe PMCアメリカ

青からピンクへ色が変わる試薬で、カキの『元気さ』を手軽に測る

カキの養殖では、高水温や低酸素といった環境ストレスに強い個体を見分けることが、将来の安定生産を左右する課題になっています。そのための手がかりのひとつが「代謝率」、つまり生き物がどれだけ活発にエネルギーを使っているかという指標です。ただし従来の測定方法は密閉した容器で酸素消費量を測る呼吸測定などが中心…

公開日: 2026年09月04日 15:26

ブラジル・カアチンガ地域の伝統的コアーリョチーズ、微生物の多様性をDNA解析で調べる 研究論文Europe PMCブラジル

ブラジル・カアチンガ地域の伝統的コアーリョチーズ、微生物の多様性をDNA解析で調べる

ブラジル北東部リオ・グランデ・ド・ノルテ州のセリド地方は、乾燥した半乾燥地帯「カアチンガ」に属し、家族経営の酪農と伝統チーズづくりが地域の暮らしを支えてきました。なかでも「コアーリョチーズ」は、生乳にレンネット(凝乳酵素)を加えて固める伝統製法で作られる名物チーズです。ただし作り手によって原料や処理…

公開日: 2026年09月04日 11:28

コーンめんの弱点をキノコ多糖で補う——霊芝由来の成分を使った加工品質と機能性の改善研究 研究論文Europe PMC中国

コーンめんの弱点をキノコ多糖で補う——霊芝由来の成分を使った加工品質と機能性の改善研究

とうもろこしを主原料とする「コーンめん」は、独特の風味や食物繊維・ビタミン・ミネラルの豊富さから人気がある一方で、加工時に切れやすく、茹でると煮崩れしやすいという弱点を抱えています。小麦粉のめんはグルテンというたんぱく質網目が生地を支えますが、とうもろこし粉にはグルテンがほとんど含まれず、でんぷんだ…

公開日: 2026年09月04日 11:27

アメリカミズアブのタンパク質で3Dプリント食品を作る:ブドウ種子アントシアニンが鍵になるという研究 研究論文Europe PMCオーストラリア

アメリカミズアブのタンパク質で3Dプリント食品を作る:ブドウ種子アントシアニンが鍵になるという研究

昆虫を食料資源として活用する動きが世界的に広がっていますが、見た目や匂いへの抵抗感(フードネオフォビア)が普及の壁になっています。この壁を越える手段として近年注目されているのが、昆虫由来の原料を3Dプリンターで見慣れた形に成形してしまうという発想です。今回紹介する研究は、アメリカミズアブ(Herme…

公開日: 2026年09月04日 11:26

電子レンジで大豆を膨化させると味噌の旨味が増す? 構造変化から探る研究 研究論文Europe PMC中国

電子レンジで大豆を膨化させると味噌の旨味が増す? 構造変化から探る研究

味噌は中国や日本をはじめ東アジアで古くから使われてきた発酵調味料で、その価値を決めるのはコクのある旨味です。旨味のもとになるのは、発酵の過程で大豆タンパク質が分解されてできるアミノ酸や小さなペプチド(アミノ酸が数個つながったもの)ですが、天然の大豆タンパク質は構造が密なため、酵素が入り込みにくく、分…

公開日: 2026年09月04日 11:24