研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発 研究論文OpenAlexインドネシア

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発

インドネシアでは学齢期の子どもの栄養不足が課題として残っており、著者らは2023年のインドネシア保健調査に基づき、5〜12歳でやせの割合が11%、低身長の割合が18.7%と報告されている状況を研究の出発点としています。成長を支える栄養素のひとつがたんぱく質であり、2019年の栄養必要量では7〜9歳の…

公開日: 2026年10月02日 22:24

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー

ブチア(Butia)は南アメリカ南部に自生するヤシ科の植物で、著者らによれば約20〜25種が主にブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンに分布しています。果実は直径3〜4センチほどの卵形から球形で、やや酸味のある繊維質の果肉を持ち、地域の人々によって伝統的に生食や加工に用いられてきました。

公開日: 2026年10月02日 21:35

ヨーロッパ27カ国で「健康的で持続可能な食生活」を妨げるもの・支えるものを調べる大規模調査の計画 研究論文OpenAlexイタリア

ヨーロッパ27カ国で「健康的で持続可能な食生活」を妨げるもの・支えるものを調べる大規模調査の計画

私たちが食べるものは、自分の健康だけでなく地球環境にも関わっています。論文の著者らは、ヨーロッパの現在のフードシステム(食料の生産から流通、消費までの一連の仕組み)が、人の健康と環境の両方を損なう方向に働いていると指摘しています。原著が引用する数字では、フードシステムは世界の温室効果ガス排出の26%…

公開日: 2026年10月02日 19:31

アジュワナツメヤシと妊娠前の女性の健康——文献レビューによる生物学的作用の整理 研究論文OpenAlexインドネシア

アジュワナツメヤシと妊娠前の女性の健康——文献レビューによる生物学的作用の整理

妊娠前(プレコンセプション)の時期は、妊娠を計画する女性が体の状態を整える期間にあたります。著者らは、この時期の準備が妊娠合併症や母体死亡のリスクを下げるうえで重要だと認識されているにもかかわらず、研究の多くは妊娠中や産後の介入に向けられており、妊娠前の予防的・健康増進的な取り組みは十分な注目を受け…

公開日: 2026年10月02日 14:07

カボチャの葉面散布とホウ素 ― 収量・油質と果実内発芽をめぐる報告 研究論文OpenAlexイラン

カボチャの葉面散布とホウ素 ― 収量・油質と果実内発芽をめぐる報告

シュタイリッシュ油カボチャ(Cucurbita pepo subsp. pepo var. styriaca)は、果実ではなく種子を目的に栽培される植物です。論文によれば、その種子は油分が42〜54%に達し、オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸、植物ステロール、トコフェロールを多く含み、搾られ…

公開日: 2026年10月02日 10:11

果実の甘さはどう決まるのか——肉質果実における可溶性糖の輸送と代謝に関する総説 研究論文OpenAlex中国

果実の甘さはどう決まるのか——肉質果実における可溶性糖の輸送と代謝に関する総説

イチゴやリンゴ、トマト、ブドウのように水分の多い果肉をもつ果実(肉質果実)の甘さは、果実の中にどのような糖がどれだけ溜まるかで決まります。著者らは、糖はエネルギー源や体の材料であるだけでなく、遺伝子の働きやホルモンのバランス、ストレスへの対応を左右する「シグナル分子」としても機能すると述べています。…

公開日: 2026年10月02日 10:07

物理化学的な測定値と機械学習で「百花蜜」を見分ける試み 研究論文OpenAlexトルコ

物理化学的な測定値と機械学習で「百花蜜」を見分ける試み

ハチミツには、クリやラベンダーなど特定の植物の蜜を主とする「単花蜜(モノフローラル)」と、複数の植物の蜜が混ざった「百花蜜(マルチフローラル)」があります。どちらに分類されるかは品質評価や表示、流通の透明性にかかわるため、信頼できる判別方法が求められてきました。

公開日: 2026年10月02日 09:29

乾燥ストレス下のメマツヨイグサに対するジャスモン酸散布の効果を調べた研究 研究論文OpenAlexイラク

乾燥ストレス下のメマツヨイグサに対するジャスモン酸散布の効果を調べた研究

メマツヨイグサ(Oenothera biennis L.)は、種子から採れる油や薬用成分で知られる作物です。しかし乾燥地・半乾燥地では水不足によって生産が制限されやすく、乾燥への強さを高めることが課題になっています。

公開日: 2026年10月02日 09:24

養殖期間が養殖船で育てたキグチ(大黄魚)の身の質をどう変えるか——代謝物の解析から 研究論文OpenAlex中国

養殖期間が養殖船で育てたキグチ(大黄魚)の身の質をどう変えるか——代謝物の解析から

中国の海面養殖で中心的な魚種であるキグチ(大黄魚、Larimichthys crocea)は、身の歯ごたえや風味といった食べたときの品質が消費者の評価を大きく左右します。従来の沿岸いけす養殖では、過密な飼育や水環境の管理のしにくさから、脂が乗りすぎる、肉の構造がゆるくなる、風味が落ちるといった問題が…

公開日: 2026年10月02日 09:14

ニホンウズラの初期成長期におけるリジン必要量——飼料タンパク質水準との関係を用量反応モデルで検討 研究論文OpenAlexイラン

ニホンウズラの初期成長期におけるリジン必要量——飼料タンパク質水準との関係を用量反応モデルで検討

家禽の飼料設計は、かつてのように粗タンパク質の総量だけを指標とする方法から、アミノ酸のバランスを重視する方法へと移ってきました。その中で基準となるのがリジンというアミノ酸です。リジンはタンパク質を組み立てる材料であり、トウモロコシと大豆粕を主体とする一般的な家禽飼料では供給が不足しやすいアミノ酸のひ…

公開日: 2026年10月02日 08:37

イネの塩害に強い品種の遺伝子領域をたどる研究 ― 生殖成長期の耐塩性に関わる第6染色体の候補領域を絞り込む 研究論文OpenAlex

イネの塩害に強い品種の遺伝子領域をたどる研究 ― 生殖成長期の耐塩性に関わる第6染色体の候補領域を絞り込む

土壌の塩類集積(塩害)は、世界のイネ生産を妨げる大きな環境ストレスのひとつです。塩分が多い土壌では根が水を吸いにくくなり、ナトリウムや塩化物といった塩分の成分が植物の体内にたまって生育が落ちます。

公開日: 2026年10月02日 08:29

フィリピン・スピナッチ(Talinum fruticosum)を練り込んだ乾燥スナック「クロペック」の開発と評価 研究論文OpenAlexフィリピン

フィリピン・スピナッチ(Talinum fruticosum)を練り込んだ乾燥スナック「クロペック」の開発と評価

世界では栄養不足と過体重・肥満が同時に存在する「栄養の多重負荷」が広がっており、研究チームは論文の冒頭で、世界の子どもの約4分の1が低身長(発育阻害)であり、成人の3人に1人、子どもの10人に1人が過体重または肥満で、約9割の国が複数の栄養問題を抱えているという状況を紹介しています。こうした背景のも…

公開日: 2026年10月02日 07:23