研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

精製EPAとEPA/DHA配合製剤は冠動脈疾患で結果が異なる——臨床試験の比較を整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

精製EPAとEPA/DHA配合製剤は冠動脈疾患で結果が異なる——臨床試験の比較を整理した総説

冠動脈疾患(心臓に血液を送る冠動脈が狭くなる病気)は、世界の主要な死因・健康障害の一つであり続けています。スタチンと呼ばれる薬で「悪玉コレステロール」(LDLコレステロール)を目標値まで下げても、なお心血管の発作を起こす患者がいることから、LDLコレステロール以外を標的とする追加の治療法に関心が集ま…

公開日: 2026年09月24日 08:45

中国の蒸留酒「白酒(バイジュウ)」は世界最大の蒸留酒か──生産量と市場構造をめぐる研究 研究論文OpenAlexアメリカ

中国の蒸留酒「白酒(バイジュウ)」は世界最大の蒸留酒か──生産量と市場構造をめぐる研究

白酒は中国で生産され、そのほとんどが中国国内で消費される蒸留酒です。世界の蒸留酒生産のなかで大きな位置を占めるとされてきましたが、著者らによれば、生産量・消費量・市場構造といった基本的な経済的事実はほとんど解明されていません。中国国外で白酒を口にした経験を持つ人は少なく、宴席で小さなグラスを重ねる酒…

公開日: 2026年09月20日 07:00

間食とどう付き合うか——エネルギー密度、量、食感、包装から考える研究者の視点 研究論文OpenAlexアメリカ

間食とどう付き合うか——エネルギー密度、量、食感、包装から考える研究者の視点

食事と食事のあいだにとる間食は、欧米型の食生活では1日の摂取エネルギーの20%以上を占めると、この論文は指摘しています。しかも間食の多くは、エネルギー密度が高く、同時においしいものです。ここでいうエネルギー密度とは、食品100グラムあたりに含まれるカロリーの多さのことで、同じ重さでもカロリーが高い食…

公開日: 2026年09月18日 09:51

朝食のシリアルと牛乳は、子どもの栄養を費用効率よく届けられるか——米国の食事調査データを用いた分析 研究論文OpenAlexアメリカ

朝食のシリアルと牛乳は、子どもの栄養を費用効率よく届けられるか——米国の食事調査データを用いた分析

朝食で食べられている食品が、費用に見合ってどれだけの栄養素や全粒穀物を届けているのか——研究チームはこの点に注目しました。著者らによれば、米国で日常的に食べられている朝食用の食品について、全粒穀物や栄養素を届ける際の「費用効率」を比較したデータはこれまで限られていました。

公開日: 2026年09月17日 12:23

慢性腎臓病の「栄養の逆説」——食べても筋肉が戻らない仕組みを整理した展望論文 研究論文OpenAlexアメリカ

慢性腎臓病の「栄養の逆説」——食べても筋肉が戻らない仕組みを整理した展望論文

慢性腎臓病(CKD)が進行して末期腎不全に至ると、体のたんぱく質とエネルギーの蓄えが失われていく状態が起こります。これは「たんぱく質・エネルギー消耗(PEW)」と呼ばれ、論文によれば進行したCKDの患者の11〜54%に見られ、病気の悪化や死亡のリスクを強く予測する要因だとされています。

公開日: 2026年09月16日 05:45

果糖の摂取と若年発症の大腸がん——代謝・腸内細菌の観点から研究を整理した総説 研究論文OpenAlexアメリカ

果糖の摂取と若年発症の大腸がん——代謝・腸内細菌の観点から研究を整理した総説

50歳未満で見つかる大腸がん(若年発症大腸がん)が世界的に増えています。年齢や遺伝のように変えられない要因だけでは説明しにくいため、食生活のように後から変えられる要因が関わっているのではないか、という関心が高まっています。

公開日: 2026年09月15日 18:39

米国と韓国の大学生を比べた「食物依存」と「感情的摂食」の研究 研究論文OpenAlexアメリカ

米国と韓国の大学生を比べた「食物依存」と「感情的摂食」の研究

この研究が扱うのは、食べ方に関わる二つの心理的な考え方です。一つは「食物依存(フードアディクション)」で、食べる量を自分で制御できない、強い渇望が続く、悪い結果が分かっていても食べ続ける、といった、薬物やアルコールへの依存に似た特徴を食べ物に対して示す状態を指します。もう一つは「感情的摂食(エモーシ…

公開日: 2026年09月13日 23:43

オンライン食料品店の『スワップ提案』は健康的な買い物を後押しできるか、米国での実験結果 研究論文OpenAlexアメリカ

オンライン食料品店の『スワップ提案』は健康的な買い物を後押しできるか、米国での実験結果

オンラインでスーパーの買い物をしていると、「こちらの商品はいかがですか」といったおすすめ表示を目にすることがあります。こうした提案の仕組みを応用し、より健康的な商品や環境負荷の低い商品への「置き換え(スワップ)」を勧めたら、実際に人々の買い物の中身は変わるのでしょうか。米国スタンフォード大学医学部や…

公開日: 2026年09月10日 09:23

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究

住まいを失い、シェルターなどで生活する家族にとって、食料支援(フードパーセル)は日々の食事を支える重要な手段です。しかし、こうした緊急支援がどのような家庭で利用されやすく、また子どもの食生活とどう関わっているのかは、これまで十分に調べられてきませんでした。今回、フランスで実施された調査データをもとに…

公開日: 2026年09月10日 08:49

食生活で「炎症性老化」に対処できるか——高齢化社会をめぐる食事介入の研究レビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

食生活で「炎症性老化」に対処できるか——高齢化社会をめぐる食事介入の研究レビュー

年齢を重ねると、はっきりした病気の自覚症状がなくても、体の中では静かに炎症のレベルがじわじわと上がっていくことが知られています。この慢性的で軽度な全身性の炎症状態は「インフラメイジング(inflammaging)」と呼ばれ、心血管疾患や認知機能の低下、フレイル(心身の虚弱)といった高齢期の問題の背景…

公開日: 2026年09月08日 20:35

超加工食品や添加糖の摂取は膵臓がんリスクと関係するのか、既存研究を整理したレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

超加工食品や添加糖の摂取は膵臓がんリスクと関係するのか、既存研究を整理したレビュー

膵臓がんは主要ながんの中でも生存率が低いことで知られており、世界的に発症数が増加傾向にあるとされています。こうした背景から、日々の食事とがん発症の関係を明らかにすることは、予防につながる手がかりを探すうえで重要な課題とされてきました。今回紹介する研究は、特に超加工食品や添加糖の摂取に着目し、膵臓がん…

公開日: 2026年09月08日 19:48

2025-2030年版アメリカ食事ガイドラインを実践すると食費はいくらかかるのか 研究論文OpenAlexアメリカ

2025-2030年版アメリカ食事ガイドラインを実践すると食費はいくらかかるのか

アメリカでは5年ごとに国の「食事ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans)」が改定され、健康的な食生活の指針として広く参照されています。2025-2030年版では、加工度の低い栄養密度の高い食品が重視され、動物性たんぱく質や脂質が推奨される一方、糖類や精製穀物、…

公開日: 2026年09月05日 02:38