研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ヒラタケの副産物を超音波処理してグルテンフリークッキーに加えると栄養成分はどう変わるか 研究論文OpenAlexイタリア

ヒラタケの副産物を超音波処理してグルテンフリークッキーに加えると栄養成分はどう変わるか

小麦などに含まれるたんぱく質「グルテン」を避けるグルテンフリー食品の需要が広がっています。セリアック病の人にとって、グルテンを除いた食事は現在唯一の有効な治療法とされています。一方で論文によれば、市販のグルテンフリー焼き菓子は、食物繊維やたんぱく質、ミネラル、生理活性をもつ成分が少なく、糖分やカロリ…

公開日: 2026年10月20日 22:13

3種類のアブラナ科スプラウト抽出物を比較し、腸の炎症と上皮バリアへの作用を細胞実験で調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

3種類のアブラナ科スプラウト抽出物を比較し、腸の炎症と上皮バリアへの作用を細胞実験で調べた研究

ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜は、抗酸化や抗炎症などの作用との関連が報告されてきました。その作用を担う成分と考えられているのが、グルコシノレートと呼ばれる硫黄を含む化合物とポリフェノールで、発芽したばかりのスプラウトに多く含まれます。代表的なグルコシノレートであるグルコラファニンは、体内…

公開日: 2026年10月19日 10:26

お茶・牛乳・米飲料で仕込んだコンブチャ――素材と種菌の違いが発酵にもたらす変化 研究論文DOAJイタリア

お茶・牛乳・米飲料で仕込んだコンブチャ――素材と種菌の違いが発酵にもたらす変化

コンブチャは、細菌と酵母が共生する種菌「SCOBY(スコビー)」を使って紅茶を発酵させた飲料です。近年は紅茶以外の材料を使った発酵飲料への関心も高まっていますが、著者らによれば、紅茶以外を基質(発酵のもとになる材料)にした場合にどうなるかについての知見はまだ限られています。また、地域の異なるSCOB…

公開日: 2026年09月25日 05:59

イタリアの大学生におけるサプリメント利用の実態を調べた横断研究 研究論文OpenAlexイタリア

イタリアの大学生におけるサプリメント利用の実態を調べた横断研究

栄養補助食品(サプリメント)の利用は大学生の間で広がりつつあり、その情報源は大学などの公的機関ではない場合が多いと著者らは指摘しています。そこで研究チームは、EUの規制上の定義に沿ったサプリメントについて、これまでに一度でも使ったことがある人の割合(生涯経験率)、利用と結びつく行動面の要因、そして本…

公開日: 2026年09月17日 05:31

地中海食に含まれるカロテノイド:食品の構造から吸収、体内の指標までをたどる総説 研究論文OpenAlexイタリア

地中海食に含まれるカロテノイド:食品の構造から吸収、体内の指標までをたどる総説

この論文は、地中海食(Mediterranean Diet)という食事パターンに特徴的な植物性食品に多く含まれるカロテノイドを取り上げた総説です。地中海食は植物由来の食品を多くとる食事パターンで、生理活性をもつ栄養成分に富むとされ、カロテノイドもその一つとして位置づけられています。

公開日: 2026年09月15日 18:32

乾燥地に育つ草本リギウム・スパルツムのフェノール成分を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

乾燥地に育つ草本リギウム・スパルツムのフェノール成分を調べた研究

研究チームは、地中海地域の乾燥・半乾燥地に広く分布する多年生のイネ科植物リギウム・スパルツム(Lygeum spartum L.)を対象に、その化学成分と生物活性を調べました。この植物は砂質土壌を安定させて侵食や砂漠化を抑える生態学的な役割を担い、丈夫な繊維から飼料や編み細工にも使われてきましたが、…

公開日: 2026年09月15日 05:22

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

巨大な野生ニンジンは薬になるか? アルジェリア産Daucus carota subsp. maximusの成分と機能性を調べた研究

ニンジンといえば食卓でおなじみの野菜だが、その野生種の中には食用のニンジンとは姿形も性質も異なるものが存在する。今回紹介する研究が対象とした「Daucus carota subsp. maximus」は、セリ科に属する二年生植物で、アルジェリアに自生する野生ニンジン亜種の中でも最大級の大きさを持つと…

公開日: 2026年09月02日 09:38

体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究 研究論文OpenAlexイタリア

体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究

赤ワインや緑茶、大豆製品などに含まれる(ポリ)フェノールは、体内に入ると硫酸抱合という代謝反応を受けることが知られています。同じ食品を食べても人によって健康への影響の出方が違うことがありますが、その理由の一つとして代謝の個人差が関係しているのではないかと考えられてきました。しかし、その仕組みの詳細は…

公開日: 2026年08月31日 17:37

腸内細菌の個人差がポリフェノールの働き方を左右する?「メタボタイプ」という考え方 研究論文OpenAlexイタリア

腸内細菌の個人差がポリフェノールの働き方を左右する?「メタボタイプ」という考え方

お茶やベリー類、大豆製品などに含まれる「ポリフェノール」は、健康との関わりが注目されてきた植物由来の成分です。しかし同じ量のポリフェノールを摂取しても、体への影響には個人差があることが知られています。その理由の一つとして近年注目されているのが、腸内細菌によるポリフェノールの「代謝変換」です。今回紹介…

公開日: 2026年07月26日 02:30