研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
クロアチアの伝統料理の量を写真で見積もる成人向け「フードフォトアトラス」の作成と精度の検証
人が何をどれだけ食べたかを正確に把握することは、栄養と健康の関係を調べる研究や、栄養指導の場面で重要です。食事を毎回はかりで量るのが最も詳しい方法ですが、いつも実施できるわけではありません。そのため、前日に食べたものを聞き取る「24時間思い出し法」などの調査で、量の異なる料理の写真を見せ、自分が食べ…
公開日: 2026年10月09日 02:05
糖尿病の献立づくりを支援する「仕組みが見える」プログラムの試作と計算による評価
糖尿病の食事療法では、医学的・栄養学的な指針を日々の具体的な献立へ置き換える作業が必要になります。その際には臨床上のルールを一貫して適用しつつ、患者ごとに異なる治療法にも合わせなければならず、手作業では負担が大きくなります。
公開日: 2026年09月24日 22:29
地中海式食事と体組成の関係を再考する:2型糖尿病・高血圧患者を追った3年間の観察研究
地中海式食事は、野菜や果物、魚、オリーブオイルを中心とした食事パターンとして、心血管疾患のリスク管理に関わる領域で広く推奨されてきました。しかし実際の診療現場で、患者がどの程度この食事法を続けられているのか、また体組成や腎機能にどのような変化が起きるのかを長期にわたって追跡した研究は、これまで限られ…
公開日: 2026年09月02日 00:13
母乳中のDHA不足を報告 バルカン3カ国の授乳婦を対象とした調査
母乳は赤ちゃんにとって理想的な栄養源とされていますが、その成分は母親の食生活によって左右される部分があります。中でもドコサヘキサエン酸(DHA)は、赤ちゃんの脳や視覚の発達に関わる重要な脂肪酸の一つで、体内でほとんど作られないため、魚介類などの食事から摂る必要があるとされています。もし授乳中の女性が…
公開日: 2026年08月25日 22:37
妊婦の食事は地域で違う?母体・胎盤・胎児の脂肪酸をクロアチアで調査
妊娠中に何を食べるかは、おなかの赤ちゃんの発育や神経の発達に関わる大切な要素のひとつとされています。なかでも「脂肪の質」、とくにDHAやEPAといったn-3系脂肪酸、アラキドン酸(AA)などのn-6系脂肪酸のバランスは、母体から胎盤を経て胎児へと受け渡される重要な栄養情報です。ただし、住んでいる地域…
公開日: 2026年08月08日 13:34
薬と食卓の補い合い——地中海食と糖尿病治療の新しい見方
「薬を飲んでいるから、食事はそこまで気にしなくていい」——そう感じたことがある人は少なくないかもしれません。しかし2026年6月、医学誌バイオメディシンズに発表されたナラティブレビュー(複数の研究をまとめた概説論文)は、その前提に揺さぶりをかけます。地中海食は最新の糖尿病治療薬と「対立しない、むしろ…
公開日: 2026年06月18日 11:05