研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

歯科医療者は若者の『甘い飲み物』習慣を変えられるか——英国での聞き取り調査から 研究論文OpenAlexイギリス

歯科医療者は若者の『甘い飲み物』習慣を変えられるか——英国での聞き取り調査から

炭酸飲料やスポーツドリンク、フルーツドリンクなど、砂糖が添加された飲料(Sugar-Sweetened Beverages、SSB)は、むし歯や酸による歯の表面の損傷(酸蝕症)と関連することが知られています。それだけでなく、2型糖尿病や肥満といった全身の健康問題との関わりも指摘されています。英国では…

公開日: 2026年09月05日 19:32

健康なカタール人でも「健全型」の食事は体脂肪やインスリン値と関係している可能性――カタールバイオバンクの分析から 研究論文OpenAlexイギリス

健康なカタール人でも「健全型」の食事は体脂肪やインスリン値と関係している可能性――カタールバイオバンクの分析から

肥満や2型糖尿病、心血管疾患といった心代謝系の病気は、世界的に見ても死亡や障害の主要な原因のひとつとされています。中東の産油国カタールでも、成人女性の約46%、男性の約36%が肥満に該当し、2型糖尿病の割合は2021年時点で人口全体の約17%と推計されるなど、その負担は急速に増しています。カタールで…

公開日: 2026年09月05日 04:58

食品への信頼、コロナ禍でどう変わった?欧州13カ国・6年間の調査 研究論文OpenAlexイギリス

食品への信頼、コロナ禍でどう変わった?欧州13カ国・6年間の調査

私たちは食品を口にするとき、生産者や販売者、そして国の監督機関をどれくらい信頼しているだろうか。食への信頼は、表示の見方や食品選びの行動にも関わるといわれるテーマだが、その水準が年々どう推移しているのかは意外と知られていない。今回紹介するのは、欧州12カ国とイスラエルを対象に、2019年から2024…

公開日: 2026年09月04日 05:29

運動中に糖質の代わりに『ナイアシン』を摂ると何が変わる? 脂質代謝と食欲への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexイギリス

運動中に糖質の代わりに『ナイアシン』を摂ると何が変わる? 脂質代謝と食欲への影響を調べた研究

運動中にエネルギー源として脂肪をどれだけ使うか、糖質をどれだけ使うかは、運動後の体内の代謝やホルモンの動き、さらには『運動のあとお腹が空くかどうか』にまで関係していると考えられています。これまで、運動中に糖質を摂取すると血糖やインスリンが上がり、体脂肪の分解(脂肪分解)が抑えられることは知られていま…

公開日: 2026年09月04日 04:52

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性 研究論文OpenAlexイギリス

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性

飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…

公開日: 2026年09月04日 04:48

タンパク質摂取とBMIの関係、中国の長期調査から見えたこと 研究論文OpenAlexイギリス

タンパク質摂取とBMIの関係、中国の長期調査から見えたこと

肉や卵、大豆製品などタンパク質を多く含む食品は、ダイエットや体重管理の文脈でしばしば話題になります。しかし「タンパク質を多く摂ると体重にどう影響するのか」という問いは、実は一筋縄ではいきません。人によって普段からタンパク質を多く摂る傾向がある場合と、ある時期だけ一時的に摂取量が増減する場合とでは、体…

公開日: 2026年09月04日 01:29

サケの筋肉細胞を長期間培養できる新たな細胞株、胚から樹立される 研究論文OpenAlexイギリス

サケの筋肉細胞を長期間培養できる新たな細胞株、胚から樹立される

魚の切り身は成長するにつれて筋肉が大きくなるだけでなく、新しい筋線維も一生を通じて作られ続けるという、哺乳類とは異なる成長様式を持っています。この仕組みを支えているのが、筋肉のもとになる前駆細胞(筋前駆細胞)です。しかし大西洋サケ(Salmo salar)のような養殖上重要な魚種では、長期間安定して…

公開日: 2026年09月03日 08:31

腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説 研究論文OpenAlexイギリス

腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説

抗生物質を使った後に起こる下痢の中でも、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は再発を繰り返しやすいことで知られています。腸内細菌のバランスが崩れることが再発の大きな要因とされていますが、その仕組みの中で近年注目されているのが「胆汁酸」という物質です。ルーマニアのグリゴレ・T・ポパ医科…

公開日: 2026年09月03日 07:33

地中海食は喫煙による「見た目の老化速度」を和らげるか——エピジェネティック時計を使った横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

地中海食は喫煙による「見た目の老化速度」を和らげるか——エピジェネティック時計を使った横断研究

年齢の割に体が老けている、あるいは若々しい——こうした「生物学的な老化の進み具合」を血液のDNAメチル化パターンから推定する手法が「エピジェネティック時計」です。近年はこの手法を使い、生活習慣が老化速度にどう影響するかを調べる研究が増えています。今回紹介する研究では、酸化ストレスの代表的な原因である…

公開日: 2026年08月31日 17:08

重症急性栄養不良から回復した子どものビタミンD状態を調査 ザンビア・ジンバブエでの横断研究 研究論文OpenAlexイギリス

重症急性栄養不良から回復した子どものビタミンD状態を調査 ザンビア・ジンバブエでの横断研究

栄養不足が深刻な状態、いわゆる重症急性栄養不良(SAM)から回復しつつある子どもたちは、感染症への抵抗力が弱まったり、発達に影響が出たりすることが知られています。その背景にビタミンDの不足が関わっているのかどうかは、これまではっきりしていませんでした。プロス・ワンに掲載予定の今回の研究は、アフリカ南…

公開日: 2026年08月31日 14:36

EU「RELISH」プロジェクト、料理レシピを通じて欧州の食文化遺産を伝える広報・活用計画を改訂 研究論文OpenAlexイギリス

EU「RELISH」プロジェクト、料理レシピを通じて欧州の食文化遺産を伝える広報・活用計画を改訂

料理のレシピは、単なる調理手順ではなく、地域の歴史や暮らしを伝える文化遺産としての側面を持っています。欧州連合(EU)が資金提供する研究プロジェクト「RELISH(Reframing European gastronomy Legacy through Innovation, Sustainabil…

公開日: 2026年08月31日 14:24

都市化するインドネシアの食卓:伝統食と加工食品はどう共存しているのか 研究論文OpenAlexイギリス

都市化するインドネシアの食卓:伝統食と加工食品はどう共存しているのか

経済発展が進む国々では、都市化とともに食のあり方が大きく変わり、それが心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)の増加とも関わっていると考えられています。ただし、こうした食システムの変化は一様でも一直線でもなく、近代化が進む食環境の中で伝統的な食習慣が残り続けている地域も少なくありません。今回紹介する研究…

公開日: 2026年08月29日 13:27