研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ゲノム編集スイカと農薬、欧州の消費者はどちらをより「リスク」と感じるのか
近年、遺伝子の一部を狙って書き換える「ゲノム編集」技術が作物育種にも使われるようになってきました。従来の遺伝子組換え(GMO)とは異なる手法として注目される一方、消費者がこうした新技術をどう受け止めるかは国や制度によって温度差があるとされています。今回紹介する研究は、スイカを題材に、ゲノム編集技術と…
公開日: 2026年08月16日 00:26
キャロブ粉で作るグルテンフリーパスタ ― ヒヨコマメ・テフ配合に加えて食感や機能性は変わるのか
小麦アレルギーやセリアック病などの理由でグルテンフリーの食生活を送る人にとって、パスタは「食感が物足りない」「栄養バランスが偏りがち」といった悩みがつきものです。グルテンを含まない材料だけでコシのある麺を作るのは技術的に難しく、風味や食べ応え、さらには健康面での付加価値をどう高めるかは、食品研究の分…
公開日: 2026年08月14日 06:32
植物性タンパク質の摂取量と死亡リスクの関連は? スペインの大規模追跡調査から
肉や魚、大豆や穀物などから摂取するタンパク質には、大きく分けて「動物性」と「植物性」があります。どちらも体をつくる大切な栄養素ですが、その由来によって健康への影響に違いがあるのかどうかは、近年関心を集めているテーマです。特に、比較的若い世代を長期間追跡し、しかも摂取量の変化を繰り返し測定した研究はま…
公開日: 2026年08月04日 00:29
米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究
お米は炊く前に研いだり、時には浸水させたりと、下ごしらえの過程がある食品です。こうした調理の工程が、もし米に残っている農薬の量を減らす効果を持っているとしたら――そんな視点から行われた研究が、学術誌「フード・アディティブス・アンド・コンタミナンツ パートA」に2026年07月に掲載予定です。農業や家…
公開日: 2026年07月27日 02:27
妊娠期・乳幼児期の超加工食品摂取と母子の健康:最新レビュー論文を紹介
コンビニやスーパーに並ぶスナック菓子、菓子パン、インスタント食品、清涼飲料水――こうした「超加工食品(Ultra-processed foods, UPF)」は、私たちの食卓にすっかり定着しています。忙しい毎日の中で手軽に食べられる一方、こうした食品の摂取が健康にどのような影響を与えるのかは、近年多…
公開日: 2026年07月17日 19:36
赤ブドウの搾りかすをヤギの飼料に混ぜると、乳の質はどう変わる? 新研究が報告
ワインづくりの過程では、ブドウを搾ったあとに大量の「果皮」が副産物として残ります。この赤ブドウ果皮には、ポリフェノールや食物繊維、糖分、脂質、トリテルペンといった生理活性成分が豊富に含まれていることが知られています。廃棄されがちなこの副産物を家畜の飼料として活用できれば、環境面でもコスト面でも持続可…
公開日: 2026年07月17日 01:32
赤色・紫色ローゼルの萼、乾燥方法と温度で色や抗酸化力の残り方はどう変わる?
ハイビスカスティーの原料として知られる「ローゼル(Hibiscus sabdariffa L.)」の萼(がく、花を支える部分)は、鮮やかな赤色や紫色をしており、アントシアニンをはじめとするさまざまなフィトケミカル(植物由来の機能性成分)を含むことで知られています。こうした食材を粉末に加工して長期保存…
公開日: 2026年07月12日 04:43
β-シトステロールとプロピオン酸の共結晶、ハムスターの食後脂質応答や肥満誘発食への適応に関する研究
植物由来の成分である「β-シトステロール」は、コレステロールに構造が似た植物ステロールの一種として知られています。ただし、体内での吸収されやすさ(バイオアベイラビリティ)には課題があるとされ、その効果を高める工夫が研究されてきました。今回紹介する研究では、β-シトステロールとプロピオン酸を組み合わせ…
公開日: 2026年07月04日 18:28
コーヒーかす「カスカラ」を発酵で活かす——コーヒーチェリーパルプの新たな活用法とは
コーヒー豆を作る過程では、実は豆の周りの果肉部分が大量に廃棄されています。この果肉部分は「コーヒーチェリーパルプ」や「カスカラ」と呼ばれ、コーヒー加工における主要な副産物です。近年、この廃棄物同然だった部分に、フェノール化合物(植物由来の抗酸化物質の一種)や食物繊維など、さまざまな生理活性成分が含ま…
公開日: 2026年07月01日 10:33
皮ごと食べると変わる?ぶどうとブルーベリーの新研究
果物の皮を剥く、その一手間が、実は栄養の観点から見ると「何かを手放している」行為かもしれない——そんな視点を提供する研究が2026年6月、栄養学誌ニュートリエンツに発表されました。
公開日: 2026年06月22日 16:54