研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究
アグロフォレストリーとは、樹木や複数の作物を意図的に組み合わせて育て、森林に近い生態的なはたらきを保ちながら生産を行う農業のやり方です。ブラジル東部アマゾンでは、この方法でアサイーやカカオといった在来の果実が栽培されています。
公開日: 2026年10月17日 22:10
ポリフェノール摂取量と体組成指標の関連を調べたブラジルの住民調査
肥満は脂肪組織が異常に、または過剰に蓄積した状態で、糖尿病や心血管疾患、高血圧などの慢性疾患の重要な危険因子とされています。体組成には遺伝や生活習慣などさまざまな要因が関わりますが、なかでも食事は中心的な役割を果たします。研究チームが注目したのは、果物や野菜に多く含まれる植物由来の化合物であるポリフ…
公開日: 2026年10月16日 22:47
ビール粕のポリフェノールを麹菌発酵と高温抽出で取り出し、脂質ナノ粒子に包む研究
ビールを造ると、麦芽を煮出した後の搾りかすである「ビール粕」が大量に出ます。著者らによると、ビール粕はビール製造で生じる廃棄物の85%を占め、ビール100リットルあたり約20キログラムの湿ったビール粕が発生します。多くは家畜の飼料に回されるか埋め立てられています。
公開日: 2026年10月14日 23:28
カアチンガのパッションフルーツ「パッシフローラ・シンシナタ」の副産物に関する研究知見をまとめたレビュー
持続可能な食料システムへの関心が高まるなか、食品の加工などで生じる副産物を、機能性のある食品素材や生理活性をもつ成分の供給源として活用する取り組みが注目されています。この論文は、ブラジルの半乾燥地域カアチンガに自生するパッションフルーツの一種、パッシフローラ・シンシナタ(Passiflora cin…
公開日: 2026年10月14日 08:04
アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性
果物を加工すると、果皮や種子、搾りかすといった残渣が大量に生まれます。研究チームは、こうした食品廃棄物にどのような生物活性があるかを評価することは、食品分野で使える有用成分(生物活性化合物)の供給源を見つけるうえで欠かせないと述べています。
公開日: 2026年09月28日 05:51
アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録
ブラジルのアマゾン地域には多数の樹木や草本が生育していますが、その多くは「食べられるのに、ほとんど知られていない植物」として利用が進んでいません。ブラジルではこうした植物を「非慣行食用植物(UFPs)」と呼びます。これは、人口の多くにとってなじみが薄い、あるいは十分に活用されていない食用植物を指す言…
公開日: 2026年09月27日 20:40
大豆ミールの成分は加工でどう変わるか――二次元液体クロマトグラフィーによる詳細な分析
大豆の摂取は、イソフラボンやソヤサポニンといった生理活性をもつ複数の成分の存在と関連づけて語られてきました。著者らは、食品加工がこうした成分の構成を大きく変えてしまう一方で、その変化は複雑であり、従来のクロマトグラフィー(混合物の成分を分離して調べる分析手法)では十分に捉えられないという課題を出発点…
公開日: 2026年09月25日 08:51
植物由来のエストロゲン様成分と発生期のばく露——種を超えた研究の総説
大豆などの植物には、動物の体内でエストロゲン(女性ホルモンの一種)に似たはたらきをする成分が含まれています。こうした成分は「フィトエストロゲン(植物エストロゲン)」と呼ばれ、細胞にあるエストロゲン受容体と結びつくことで、体の働きに変化を引き起こすことがあります。著者らは、この成分が体に及ぼす影響は、…
公開日: 2026年09月22日 06:11
ブルーベリー入りコンブチャの成分と腸への働きを調べた研究
研究チームは、ブルーベリーで風味づけしたコンブチャ(紅茶や緑茶に砂糖を加え、微生物の働きで発酵させた飲料)を新たに開発し、その機能性としてどのような性質を持つのか、また人の腸の健康にどう関わるのかを調べることを目的としました。
公開日: 2026年09月22日 04:47
ブラジルナッツから高タンパク質の「タンパク質分離物」をつくる——組成と機能性を調べた研究
植物由来のタンパク質は、増え続ける食料需要に応えながら、より持続可能な食料生産を支える選択肢として注目されています。著者らは、そうした素材の供給源としてアマゾンの生物多様性、なかでもブラジルナッツの木(Bertholletia excelsa)に着目しました。この木は地域経済で重要な役割を担い、その…
公開日: 2026年09月19日 22:26
ブラジル大西洋岸森林のキノコに含まれる微量元素は、消化のあとどれだけ溶け出すのか
キノコはタンパク質や炭水化物に加え、鉄や亜鉛といった微量元素を含む食材として注目されています。ただし研究チームは、食品に含まれる元素の「総量」を測っただけでは、実際にどれだけ体に利用されうるかは分からないと指摘します。消化の過程で食品のかたまりから溶け出し、吸収されうる状態になった割合を「バイオアク…
公開日: 2026年09月19日 06:14
アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究
食品に含まれる油脂は時間がたつと酸化して品質が落ちるため、これを遅らせる目的でBHT(ブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシアニソール)といった合成の酸化防止剤が広く使われてきました。一方で、合成保存料を長く摂り続けることへの懸念や、自然由来の原材料を好む消費者の志向を背景に、植物から…
公開日: 2026年09月19日 05:34