研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

アイスランドコンブ由来のバイオ肥料、エアロポニック栽培のインゲンマメにどう働く? 研究論文OpenAlexメキシコ

アイスランドコンブ由来のバイオ肥料、エアロポニック栽培のインゲンマメにどう働く?

近年、農業の現場では化学肥料に頼りすぎない栽培方法への関心が高まっています。その一つが、海藻を原料とした「バイオ肥料」の活用です。今回紹介する研究は、アスコフィルム・ノドサム(Ascophyllum nodosum)という海藻由来のバイオ肥料を、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris L…

公開日: 2026年07月23日 16:29

サペラ種ヤギの血液成分から見えてきた「乳をたくさん出せる体」の代謝の特徴とは 研究論文OpenAlexインドネシア

サペラ種ヤギの血液成分から見えてきた「乳をたくさん出せる体」の代謝の特徴とは

ヤギの乳は、チーズやヨーグルトなど世界各地の食文化を支える身近な畜産物のひとつです。同じ品種のヤギでも、乳をたくさん出せる個体とそうでない個体がいますが、その違いがどのような体内の代謝と結びついているのかは、まだよく分かっていない部分が多く残されています。今回紹介する研究は、サペラ種という乳用ヤギを…

公開日: 2026年07月23日 02:29

水田に堆肥液? 化学肥料の一部を『嫌気性消化液』に置き換える稲作実験 研究論文OpenAlex中国

水田に堆肥液? 化学肥料の一部を『嫌気性消化液』に置き換える稲作実験

コメは世界中で食べられている主食のひとつですが、その生産には多くの化学肥料が使われています。近年では、家畜のふん尿や生ごみなどを微生物によって分解する『嫌気性消化』というプロセスから出てくる液体(嫌気性消化液、ADE)を、肥料として再利用しようという動きが注目されています。廃棄物をうまく循環させなが…

公開日: 2026年07月23日 01:32

ライチ果樹園でミツバチはどこから花粉を集めているのか―DNAバーコーディングで探る採餌の時空間パターン 研究論文OpenAlexインド

ライチ果樹園でミツバチはどこから花粉を集めているのか―DNAバーコーディングで探る採餌の時空間パターン

甘くみずみずしい果物として知られるライチ。その花が咲く時期、果樹園ではセイヨウミツバチ(Apis mellifera)が忙しく花粉や蜜を集めています。ミツバチはライチの受粉を助ける重要な存在ですが、実際にどの花からどれくらいの花粉を集めているのか、そしてそれが果樹園の場所や時期によってどう変わるのか…

公開日: 2026年07月23日 01:30

牧草の種類でヤギ肉の味は変わる?バミューダグラスとライグラスを比較した研究 研究論文OpenAlex韓国

牧草の種類でヤギ肉の味は変わる?バミューダグラスとライグラスを比較した研究

ヤギ肉は世界的に見ると牛肉や豚肉に次いで多くの地域で食べられている食肉のひとつですが、「どんな牧草を食べさせて育てたか」によって肉の味わいがどう変わるのかは、意外と詳しく調べられていません。牧草の種類は家畜の栄養状態だけでなく、脂肪の質や香り成分にも影響すると考えられており、飼育方法と肉質の関係を科…

公開日: 2026年07月23日 00:29

「魚をたくさん食べる南アジア」で心血管代謝リスクが高いのはなぜか―論文紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

「魚をたくさん食べる南アジア」で心血管代謝リスクが高いのはなぜか―論文紹介

魚は心臓や血管の健康によいとされ、特に脂の多い魚を日常的に食べる沿岸地域の集団では、その恩恵が知られています。ところが南アジアでは、世界でも屈指の魚介類消費量を誇るにもかかわらず、欧州の集団であれば病気のリスクが上がるとされる体格指数(BMI)よりもかなり低い段階から、心血管代謝系(心臓病や糖尿病な…

公開日: 2026年07月21日 20:27

バングラデシュ産アボカドの栄養価を分析、脂肪酸やミネラル含有量に品種差 研究論文OpenAlexバングラデシュ

バングラデシュ産アボカドの栄養価を分析、脂肪酸やミネラル含有量に品種差

森のバター、とも呼ばれるアボカド(Persea americana)。世界的に需要が高まっている果物のひとつですが、実は栽培される品種によって栄養成分に差があることをご存じでしょうか。バングラデシュ農業研究ジャーナルに掲載予定の研究では、同国で栽培されているアボカドの複数の品種を対象に、栄養成分や脂…

公開日: 2026年07月21日 18:35

食料備蓄はどう設計すべきか? 中国・エチオピア・カタールの制度比較からみえてきたこと 研究論文OpenAlexカタール

食料備蓄はどう設計すべきか? 中国・エチオピア・カタールの制度比較からみえてきたこと

食料はいつも安定して手に入るとは限りません。異常気象や紛争、感染症の流行、国際市場の混乱など、予測しづらいリスクが世界中で食料システムを揺さぶっています。こうした「もしも」に備えて、多くの国が食料の一部を国家として蓄えておく「戦略的食料備蓄」という仕組みを持っています。今回紹介する論文は、この食料備…

公開日: 2026年07月21日 18:27

植物性食品の『買いたい』を左右するのは中身か、パッケージか?—消費者心理を探るパイロット研究 研究論文OpenAlex中国

植物性食品の『買いたい』を左右するのは中身か、パッケージか?—消費者心理を探るパイロット研究

健康や環境への意識の高まりから、植物由来の食品(プラントベースフード)を選ぶ人が増えてきたと言われています。しかし、消費者が実際にこうした食品を「買いたい」と思う気持ちや、それが日々の健康的な食習慣につながるかどうかは、どんな要因によって決まるのでしょうか。今回紹介するのは、この疑問を心理学的なモデ…

公開日: 2026年07月18日 17:49

水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される 研究論文OpenAlexバングラデシュ

水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される

スーパーでよく見かけるレタスやほうれん草などの葉物野菜は、土を使わず水と液体肥料(養液)だけで育てる「水耕栽培」でも生産されています。水耕栽培では土壌の代わりに養液が植物への栄養供給を担うため、養液の種類や濃度が野菜の育ち方や味・品質にどう影響するのかは、栽培の効率を考えるうえで気になるテーマです。…

公開日: 2026年07月17日 19:34

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析 研究論文OpenAlex中国

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析

魚の養殖では、細菌感染による病気の広がりが大きな課題になっています。中でもAeromonas hydrophila(エロモナス・ハイドロフィラ)という細菌は、養殖魚に腸炎を引き起こす代表的な病原体として知られており、水産物の安全性にも関わる存在です。これまで対策として抗生物質が使われてきましたが、耐…

公開日: 2026年07月17日 02:29

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント 研究論文OpenAlexインド

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント

インドの食卓に古くから親しまれてきながら、栄養面での研究があまり進んでいなかった野菜がある。ウリ科の「オオトゲウリ(Trichosanthes dioica Roxb.)」だ。緑色の細長い実をつけるこの野菜は、実は栄養価が高い可能性を秘めていながら、これまで「未利用(underutilized)」な…

公開日: 2026年07月17日 01:35