研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
セレンとビタミンEの飼料強化、和牛交雑種牛肉の酸化安定性に関わる指標を改善——ただし熟成による変化は飼料では左右されず
牛肉は屠殺後も時間をかけて『熟成』させることで、やわらかさや風味が増していくことが知られています。この熟成の過程では、筋肉中のタンパク質が分解されて食感が改善する一方で、酸化などの生化学的な変化も同時に進み、肉の品質や安定性に影響を与える可能性があると考えられています。今回紹介する研究では、飼料に抗…
公開日: 2026年07月10日 19:30
ナイジェリアのヤギ肉、重金属濃度と健康リスクを調査した研究
肉料理の材料として世界各地で親しまれているヤギ肉。しかし家畜が育つ環境によっては、土壌や飼料に含まれる重金属が体内に蓄積し、それを食べる人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、ナイジェリアで飼育される「在来種」と「北部種」という2種類のヤギ品種を対象に、その肉や内臓に含ま…
公開日: 2026年07月10日 18:35
妊娠中の高タンパク・低GI食、子のコレステロール値に関連か 9歳時点の追跡調査
妊娠中の食事が生まれてくる子どもの将来の健康にどう関わるのか、多くの研究者が関心を寄せてきました。特に、妊娠前に肥満傾向にある女性への食事介入が、子どもの体づくりや代謝にどのような影響を及ぼすのかは、栄養学の重要なテーマの一つです。今回紹介するのは、妊娠中の食事内容と子どもの脂質(コレステロールなど…
公開日: 2026年07月10日 18:34
モリンガ葉パウダーでサワードウパンは変わるか——抗酸化力と香りに注目した研究
モリンガ(Moringa oleifera)は、乾燥に強く栄養価の高い植物として近年注目されている木本植物です。その葉を乾燥させて粉末にしたものは、食品への機能性素材としての活用が世界各地で試みられています。今回紹介する研究では、シチリア島で栽培されたモリンガの葉から作られた粉末(MOLP)を、セモ…
公開日: 2026年07月10日 18:33
クロレラ・サプリメントは体重や血中脂質に影響するか?24研究をまとめたメタ分析
クロレラは淡水に生息する単細胞の緑藻で、栄養補助食品(サプリメント)として広く販売されています。「健康に良い」というイメージを持つ人も多い食品ですが、実際にどのような効果が科学的に確認されているのかは、個々の研究によって結果にばらつきがあり、はっきりしない部分もありました。今回紹介する論文は、これま…
公開日: 2026年07月10日 18:32
妊娠期の「コリン」と「ビタミンB群」、胎児の発育とどう関わる? 最新レビュー論文を紹介
妊娠中の食事といえば「葉酸を摂りましょう」という話はよく耳にします。しかし、葉酸以外にも、胎児の発育に関わるとされる栄養素が複数あることをご存じでしょうか。今回紹介する論文は、コリンやビタミンB群(B1、B2、B6、葉酸(B9)、B12)といった栄養素が、それぞれ単独ではなく互いに関連し合いながら胎…
公開日: 2026年07月10日 18:31
給食スタッフの『食リテラシー』は、自分自身の食事にどう関わるのか——トルコの大学食堂での調査から
学校や大学、病院などの給食施設は、多くの人に食事を提供するだけでなく、社会全体の食のあり方や持続可能性にも影響を与える存在だといわれます。こうした施設で働く調理スタッフや配膳・洗い場のスタッフは、日々「食」に関わる仕事をしていますが、では彼ら自身の食生活はどうなのでしょうか。そして、食に関する知識や…
公開日: 2026年07月10日 18:29
月経周期は食後血糖にどう影響する?夕食後に注目した若年女性の研究
女性の体は月経周期に伴って女性ホルモンの分泌パターンが大きく変化します。この変化が体温や食欲などに影響することはよく知られていますが、では「食事のあとの血糖値の上がり方」にも周期による違いがあるのでしょうか。今回紹介するのは、この疑問を若年女性を対象に調べた研究です。同じ内容の食事をとっても、月経周…
公開日: 2026年07月10日 18:28
小児の関節炎と腸内細菌の関係を探る:トルコの研究で見えてきた便中マイクロビオータの特徴
関節が腫れたり痛んだりする「若年性特発性関節炎(JIA)」は、子どもに起こる関節の病気の中でも代表的なものの一つです。近年、腸の中にすむ細菌たち、いわゆる「腸内マイクロビオータ」のバランスが、免疫のはたらきに影響を与え、さまざまな病気の背景に関わっているのではないかと注目されています。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 02:25
アフリカの主食タロイモ、生産量は世界一なのに研究では取り残されている?
タロイモ(サトイモ科、学名Colocasia esculenta)と聞いてピンとこない人も多いかもしれませんが、アフリカでは「ココヤム」とも呼ばれ、何百万もの人々の食料安全保障を支える重要な作物です。それにもかかわらず、研究の世界ではあまり注目されてこなかった「オーファンクロップ(見過ごされてきた作…
公開日: 2026年07月10日 01:25
サトウキビ由来の有機肥料で砂質土壌のナス栽培を改善できるか、圃場試験で検証
ナスやトマトなどの野菜づくりでは、土壌の肥沃度が収量や品質を大きく左右します。しかし、砂質土壌は保水力や養分保持力が乏しく、持続的な野菜生産にとって大きな制約となることが知られています。化学肥料に頼りすぎない形で、こうした砂質土壌を改良しながら収量や品質を高める方法はあるのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 00:28
サバクトビアブラムシではなくアブの幼虫を魚のエサに? ティラピア養殖でのBSFL活用を調べた研究
養殖業では魚を育てるためのエサとして、魚粉や魚油が広く使われています。しかしこれらは天然の魚を原料としているため、資源の持続可能性が課題になっているといわれています。近年、この代替として注目されているのが「アメリカミズアブ」というハエの仲間の幼虫(BSFL、Black Soldier Fly Lar…
公開日: 2026年07月09日 23:27